【MTG】Pauper版「赤白上陸」の紹介 「3ターン目に9点パンチ」赤系の王道ビートダウン【パウパー】

2021/06/05

デッキ紹介(パウパー)

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 殴って焼いて攻め潰す赤系のビートダウンが好きなカズヒコです、こんにちは。

今回は私がPauperを始めた時に最初に組んだ「赤白上陸」デッキを紹介したいと思います。

原案はMTGを再開した2010年頃(ゼンディカーブロック期)にスタンダードの大会動画をYoutubeで見て、ブン回った時の異常な強さに惚れたデッキです。

ちなみにその動画はこちら ↓


原案のデッキレシピは下記の動画のラスト(5分34秒辺り)に載っています ↓


主要パーツがほぼコモンで構成できるデッキなので

「Pauperで組んでも強いんじゃね?」

と思い組んでみたデッキですね。

昔愛用していた「赤緑速攻デッキ」と似た動きができる上に、クリーチャーの質の向上でより爆発力があるので私にとって理想的なデッキです。

Pauperのデッキとして見たことがないデッキですが、けっこう強いデッキなので赤系ビートダウンが好きならオススメですよ。

Pauper版「赤白上陸」のレシピ

土地(26枚)

8 平地
4 山
4 広漠なる変幻地
4 進化する未開地
4 ぐらつく峰
2 ナヤの全景

クリーチャー(20枚)

4 ステップのオオヤマネコ
4 板金鎧の土百足
4 戦隊の鷹
4 コーの空漁師
4 ギルドパクトの守護者

呪文(14枚)

4 稲妻
4 未達への旅
2 よろめきショック
 
4 冒険者の装具

サイドボード

色々あるので候補をいくつか・・・

・解呪
・忘却の輪
・天界のほとばしり
・弧状の稲妻
・真紅の見習い僧
・黒曜石の見習い僧
・虹色の断片
・大祖始の遺産

など・・・

カードの説明

広漠なる変幻地

「(T),広漠なる変幻地を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す」

という能力を持った土地です。

好きな基本土地をサーチしてタップ状態で場に出せる便利な土地です。

普通は色マナの安定に使う程度ですが、このデッキでは任意のタイミングで上陸を誘発させる強力な土地になります。

これ1枚で1ターンに2回上陸を誘発させられるおかげでこのデッキが成立していると言っても過言ではありません。

進化する未開地

「(T),進化する未開地を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す」

という能力を持った土地です。

「広漠なる変幻地」の同型再版です。

このカードのおかげでフェッチランド8枚体制になって上陸の安定感が上がっています。

ぐらつく峰

「ぐらつく峰はタップ状態で戦場に出る」

「ぐらつく峰が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+2/+0の修整を受ける」

「(T):(赤)を加える」

という能力を持った土地です。

場に出すだけでクリーチャーのパワーを2上げてくれます。

上陸を持たないクリーチャーも強化できるので前のめりなアグロにはオススメな1枚です。

ナヤの全景

「(T):(◇)を加える」

「(1),(T),ナヤの全景を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本山(Mountain)カード1枚か基本森(Forest)カード1枚か基本平地(Plains)カード1枚を探し、それをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す」

という能力を持った土地です。

アンタップインの無色ランドとして使えつつ、1マナ起動でフェッチランドとしても使える便利な土地です。

このデッキでは「毎ターン上陸ができるか」が大切なのでフェッチランドの追加として採用しました。

ステップのオオヤマネコ

コスト(白)の「0/1」「猫」で

「上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で場に出るたび、ステップのオオヤマネコはターン終了時まで+2/+2の修整を受ける」

という能力を持ったクリーチャーです。

このデッキの核となる1マナの上陸クリーチャーです。

広漠なる変幻地」のようなフェッチランドと組み合わせると2ターン目から「4/5」として殴っていける強力なアタッカーになります。

板金鎧の土百足

コスト(1)(赤)の「1/1」「昆虫」で

「先制攻撃」

「上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、板金鎧の土百足はターン終了時まで+2/+2の修整を受ける」

という能力を持ったクリーチャーです。

ステップのオオヤマネコ」と合わせて2大アタッカーになる2マナの上陸クリーチャーです。

「先制攻撃」を持っているのが強く、2回上陸を達成して「5/5」になるとほぼ殴り負けがない強力なアタッカーになります。

戦隊の鷹

コスト(1)(白)の「1/1」「鳥」で

「飛行」

「戦隊の鷹が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから《戦隊の鷹/Sqadron Hawk》という名前のカードを最大3枚まで探し、それらを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい」

という能力を持ったクリーチャーです。

場に出ると3枚の鷹を手札に加えられるので息切れ防止になります。

冒険者の装具」を装備して「飛行」持ちの上陸クリーチャーとして活躍します。

コーの空漁師

コスト(1)(白)の「2/3」「コー・兵士」で

「飛行」

「コーの空漁師が戦場に出たとき、あなたがコントロールするパーマネント1つをオーナーの手札に戻す」

という能力を持ったクリーチャーです。

場に出るとパーマネント1つを手札に戻すデメリット能力持ちですが、このデッキでは土地を戻して上陸をする助けになるのでメリットとして使えます。

ぐらつく峰」を再利用する動きが強いですね。

ギルドパクトの守護者

コスト(3)(白)の「2/3」「スピリット」で

「プロテクション(単色)」

という能力を持ったクリーチャーです。

単色の呪文が多いPauper界では対処が難しい4マナクリーチャーです。

単色デッキでは防御することができず、これに「冒険者の装具」を装備して一気に上陸して殴り勝つこともあります。

安定した強さがあり、これが場に出ると戦況が変わることもある強力なクリーチャーですね。

稲妻

コスト(赤)のインスタントで

「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える」

という効果を持っています。

シンプルな1マナ3点火力です。

クリーチャー除去にもプレイヤーへの直接ダメージにも使える強力な呪文なので、赤を使ったデッキなら欠かせない1枚ですね。

未達への旅

コスト(1)(白)のエンチャントで

「未達への旅が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とし、それを追放する」

「未達への旅が戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す」

という効果を持っています。

Pauperの白を代表する単体除去です。

どんなサイズのクリーチャーでも対処できるので重宝する除去呪文ですね。

よろめきショック

コスト(2)(赤)のインスタントで

「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。よろめきショックはそれに2点のダメージを与える」

「反復(この呪文があなたの手札から唱えられたなら、これの解決に際し、これを追放する。あなたの次のアップキープの開始時に、あなたはこのカードを追放領域からこれのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい)

という効果を持っています。

追加の火力として採用しました。

「反復」があるので2点を2回飛ばせるのが強く、時間差はありますが2体のクリーチャーを除去したり、4点をプレイヤーに撃ちこんだりと3マナとして充分な働きをしてくれます。

冒険者の装具

コスト(1)のアーティファクト・装備品で

「上陸 ― あなたのコントロール下で土地が1つ戦場に出るたび、装備しているクリーチャーはターン終了時まで+2/+2の修整を受ける」

「装備(1)」

という効果を持っています。

このデッキの爆発力を挙げてくれる装備品です。

上陸クリーチャーが装備すれば土地1枚が場に出るだけで「+4/+4」修正のバケモノになります。

「飛行」持ちクリーチャーに装備すれば安定して攻撃が通る上陸クリーチャーになり強力です。

これを序盤に引けるかでダメージ効率が大きく変わるキーカードですね。

デッキの説明

Pauper版としてコモンだけで組んだ「赤白上陸ビートダウン」です。

上陸で低コストに見合わないサイズになったクリーチャーで殴り、火力や除去のサポートで勝ち切るデッキですね。

原案のスタンデッキよりは速度が落ちますが、ブン回りに必要な主要パーツは揃っているのでなかなか強いですよ。

フェッチを切って上陸を誘発させるタイミングや火力を打つタイミングなど、単純なビートダウンより少し考える要素があって面白いと思います。

爆発力があり順調に回れば5ターン以内に決着がつく赤系の王道ビートダウンなので攻めっ気が強い人にオススメです。

基本的な動き

動きとしてはマナカーブ通りにクリーチャーを出していき、上陸を達成しながら殴っていくデッキです。

理想的な動きとしては

1ターン目

「平地」セット

「ステップのオオヤマネコ」をプレイ

2ターン目

「山」セット

上陸で「2/3」になった「ステップのオオヤマネコ」でアタック(2点)

「板金鎧の土百足」をプレイ

3ターン目

「広漠なる変幻地」セット

上陸で「+2/+2」修正を受けた2体でアタック

スルーされれば「広漠なる変幻地」を起動して土地をサーチ、上陸を誘発させて9点ダメージ(11点)

4ターン目

「進化する未開地」セット

上陸で「+2/+2」修正を受けた2体でアタック

スルーされれば「進化する未開地」を起動して土地をサーチ、上陸を誘発させて9点ダメージ(20点)で勝ち

という感じになります。


1ターン目に「ステップのオオヤマネコ」をプレイするのがベストスタートです。

贅沢を言えば2ターン目にフェッチを起動して4点叩き込んでから2体目の「ステップのオオヤマネコ」が展開できれば最高です。

序盤に上陸クリーチャーか「冒険者の装具」を出して上陸ビートしていくのが理想ですね。

あとは火力や除去でバックアップしながら殴っていけばOKです。


この手のビートダウンは序盤にクリーチャーを対処されるとモロいですが、「戦隊の鷹」で多少は息切れを防止できますし「冒険者の装具」があれば「5/5」飛行として殴っていけるので地味に強いです。

「コーの空漁師」で土地を再利用する動きも地味ながら強力で、土地26枚と空漁師4枚で上陸できる手段が30枚あるので、50%近い確率で上陸が約束された安定したデッキです。

単色デッキ相手なら「ギルドパクトの守護者」が対処しにくい厄介なクリーチャーになり、これ1枚で優位に立てたりもします。

相手の攻撃を受け止めつつフェッチを並べ、「冒険者の装具」を2枚つけて準備を整えた「ギルドパクトの守護者」でいきなりの14点パンチで逆転とかもありますから。

上陸クリーチャーが場にいると、相手は常にフェッチの存在を意識して計算しなければいけないので受けるか攻めるかの判断に悩み、プレイミスをすることもあります。

普通のビートダウンより分岐が多い分、お互いのプレイングスキルが出る面白いデッキですね。

このデッキの弱点

上陸ありきで組んでいるデッキなので、土地とクリーチャーのバランスがうまく噛み合わないと脆いです。

上陸できないとクリーチャーが小粒すぎて弱すぎるし、土地ばっかり引いたら何もできないし・・・

ブン回れば強いけど、そうじゃなければ並以下という弱点が露呈します・・・

ずっと回していると悪い面も見えてきて

「やっぱりサイズが安定したクリーチャーの方がいいかなぁ・・・」

という感じで

「爆発力より安定路線がいいかな?」

と悩んだり悩まなかったり・・・

安定重視ならパウパー代表格の「緑単ストンピィ」を組むといいですね。

勝つも負けるも早めの決着がお好きならこの「赤白上陸」をお試しください。

サイドボードの説明

・真紅の見習い僧
・黒曜石の見習い僧

・解呪
・天界のほとばしり
・弧状の稲妻
・虹色の断片

・忘却の輪

・大祖始の遺産

色々候補があるのでそれぞれ説明を・・・

真紅の見習い僧

コスト(1)(白)の「1/1」「人間・クレリック」で

「プロテクション(赤)」

「(白):クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時までプロテクション(赤)を得る」

という能力を持ったクリーチャーです。

シンプルに赤への対策ですね。

赤単ゴブリン」や「赤単バーン」のようなデッキを警戒するなら使えるクリーチャーです。

黒曜石の見習い僧

コスト(1)(白)の「1/1」「人間・クレリック」で

「プロテクション(黒)」

「(白):クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時までプロテクション(黒)を得る」

という能力を持ったクリーチャーです。

黒への対策になるクリーチャーですね。

黒は布告除去があるのでプロテクションがあっても心もとないですが、やたら黒系のデッキが流行ったら有効かもしれません。

解呪

コスト(1)(白)のインスタントで

「アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する」

という効果を持っています。

白なら定番の置物対策ですね。

迷ったらコレを採用すればいいと思います。

天界のほとばしり

コスト(白)(白)のインスタントで

「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは攻撃かブロックしているクリーチャーを1体生け贄に捧げる」

という効果を持っています。

対象に取れないクリーチャーへの対策です。

呪禁オーラ」のようなデッキが流行ったら4枚入れてもいいかもしれません。

弧状の稲妻

コスト(2)(赤)のソーサリーで

「1つか2つか3つのクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。弧状の稲妻は、それらに3点のダメージを望むように割り振って与える」

という効果を持っています。

小回りの利く3点火力ですね。

タフネス1のクリーチャーが多いデッキには有効です。

虹色の断片

コスト(2)(白)のインスタントで

「このターン、あなたが選んだ色の発生源が与えるすべてのダメージを軽減する」

「フラッシュバック ― あなたがコントロールするアンタップ状態の白のクリーチャー1体をタップする」

という効果を持っています。

赤黒青ストーム」が禁止になる前に「ぶどう弾」対策として入れていたんですが、普通に使っても延命に使えるので入れておいて損はない1枚かと思います。

コンバットトリックや火力の無効化など、1枚で広く対策できる便利な呪文だと思います。

忘却の輪

コスト(2)(白)のエンチャントで

「忘却の輪が戦場に出たとき、他の土地でないパーマネント1つを対象とし、それを追放する」

「忘却の輪が戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す」

という効果を持っています。

土地以外に対応できる白らしい万能対策です。

メタゲームがよく分からず、広く対応したいならコレがいいですね。

大祖始の遺産

コスト(1)のアーティファクトで

「(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の墓地にあるカード1枚を追放する」

「(1),大祖始の遺産を追放する:すべての墓地にあるすべてのカードを追放する。カードを1枚引く」

という効果を持っています。

シンプルな墓地対策ですね。

コントロールデッキのフラッシュバック呪文や墓地のクリーチャーの再利用を防いだり、「拷問生活」を使ったデッキに有効です。

相手が回る前に倒すのが前提のデッキなので速度を犠牲にしてまで入れるかは難しい所です。

その他の候補カード

・アクームのヘルハウンド
・消しえる火

アクームのヘルハウンド

コスト(赤)の「0/1」「エレメンタル・犬」で

「上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、ターン終了時まで、アクームのヘルハウンドは+2/+2の修整を受ける」

という能力を持ったクリーチャーです。

赤になった「ステップのオオヤマネコ」で、1ターン目に展開することを重視するならアリなカードです。

もし採用するなら「ぐらつく峰」を「山」に変えてアンタップインを重視する方がいいかもしれません。

消しえる火

コスト(3)(赤)のソーサリーで

「プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。消しえる火はそれに3点のダメージを与える。あなたの次のアップキープの開始時に、そのプレイヤーかそのプレインズウォーカーのコントローラーがそのステップより前に(青)を支払わないかぎり、これは、そのプレイヤーかプレインズウォーカーに追加で3点のダメージを与える」

という効果を持っています。

相手が青マナを払えなければ4マナ6点火力になる強力な呪文です。

環境に青が少ないならダメージを重視するためにメインから4枚採用するのがベストですね。

腐っても3点火力にはなるので無難な構築をするならメインに2枚、サイドに2枚といった感じで散らしておくといいかもしれません。

最後に

私のPauperデビューデッキ「赤白上陸」を紹介してみました。

スタンダードの「赤白上陸」と同じように3ターン目に「ステップのオオヤマネコ」「板金鎧の土百足」での9点パンチが叶うのでけっこう爽快なデッキです。

クリーチャーを火力と除去でサポートしつつ殴る王道のビートダウンが好きならオススメです。

上手く回った時の爆発力はアグロの中でもトップクラスだと思うので、ぜひ1度お試しください。
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