こんにちは、カズヒコです。
今回の記事は
「パウパーのサイドボードで迷ったらコレを使え!」
という感じでメジャーな対策カードをピックアップした記事になります。
大まかな対策別に色ごとのオススメカードを紹介するので、サイドボードにお困りの方のお役に立てれば幸いです。
置物対策(エンチャント・アーティファクト)
「白」 解呪
「青」 無効
「黒」 ファリカの献杯
「赤」 削剥
「緑」 自然への回帰
「無」 シルヴォクの模造品
置物への対策はこれらがオススメです。
それぞれ効果を紹介しますね。
解呪
コスト(1)(白)のインスタントで
「アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する」
という効果を持っています。
MTGを代表する置物対策ですね。
白の置物対策で迷ったらこれを採用すれば問題はないと思います。
無効
コスト(青)のインスタントで
「アーティファクト呪文1つかエンチャント呪文1つを対象とし、それを打ち消す」
という効果を持っています。
青らしく場に出る前に対処するカウンターをオススメします。
青では場に出た置物はバウンスでの対処になるんですが、それだとその場しのぎにしかならないので墓地に送れるカウンターの方が良いと思いました。
ファリカの献杯
コスト(2)(黒)のインスタントで
以下から1つを選ぶ・対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャー1体を生け贄に捧げる・対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはエンチャント1つを生け贄に捧げる
という効果を持っています。
エンチャントのみですが黒らしく生け贄で対処できます。
パウパーの黒でエンチャント対策をするなら今の所これくらいしかありません。
※ 対象を取れるエンチャント破壊として「大群への給餌」というカードが出ました。確実性を取るならこちらがオススメです。
削剥
コスト(1)(赤)のインスタントで
以下から1つを選ぶ・クリーチャー1体を対象とする。削剥はそれに3点のダメージを与える・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する
という効果を持っています。
赤なのでアーティファクトのみの対策ですが、追加のクリーチャー除去にも使える点が優秀なコレをオススメします。
自然への回帰
コスト(1)(緑)のインスタントで
以下から1つを選ぶ・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する・エンチャント1つを対象とし、それを破壊する・墓地からカード1枚を対象とし、それを追放する
という効果を持っています。
ちょっとだけ墓地対策もできる優秀な置物対策です。
迷ったらコレを使えば間違いありません。
シルヴォクの模造品
コスト(3)の「1/3」「シャーマン」で
「(緑),シルヴォクの模造品を生け贄に捧げる:アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する」
という能力を持ったアーティファクトクリーチャーです。
能力を使うには緑マナを必要とするので無色とは言えないんですが、
「こんなカードもありますよ」
というおまけとしての紹介になります。
マナフィルターなどを使ったデッキなら使えるかもしれません。
クリーチャー除去(単体)
「白」 未達への旅
「青」 睡眠発作
「黒」 喪心
「赤」 炎の斬りつけ
「緑」 強行突破
クリーチャーの単体除去はこれらがオススメです。
それぞれ効果を紹介します。
未達への旅
コスト(1)(白)のエンチャントで
「未達への旅が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とし、それを追放する」「未達への旅が戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す」
という効果を持っています。
白らしくシンプルに追放してくれる除去です。
サイズに関係なく1体を確実に場から消せるので白の単体除去ならコレですね。
睡眠発作
コスト(1)(青)のオーラで
「エンチャント(クリーチャー)」「各アップキープの開始時に、エンチャントされているクリーチャーがアンタップ状態である場合、それをタップする」
という効果を持っています。
青ではとりあえずタップして無効化するのが限界です。
バウンスでの対処もありますが、その場しのぎにしかならないのでサイドボード候補としては保留しました。
喪心
コスト(1)(黒)のインスタントで
「伝説でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する」
という効果を持っています。
サイドボードというよりメイン採用されることが多い黒の万能除去です。
黒で単体除去を使うならメインとサイド合わせてこれを4枚入れるのが良いと思います。
炎の斬りつけ
コスト(赤)のソーサリーで
「クリーチャー1体を対象とする。炎の斬りつけはそれに4点のダメージを与える」
という効果を持っています。
赤でクリーチャー除去を追加するなら1マナでだいたい除去できるコレがいいですね。
強行突破
コスト(1)(緑)のインスタントで
「あなたがコントロールしているクリーチャー1体と、あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。その前者はその後者に、自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。その前者がトランプルを持っているなら、余剰のダメージは、代わりにそのクリーチャーのコントローラーに与える」
という効果を持っています。
一方的にクリーチャーのパワーを与えられる緑では珍しい除去です。
クリーチャーをコントロールしていないと使えませんが、緑の単体除去ではこれが無難だと思います。
クリーチャー除去(全体)
「白」 Holy Light
「青」 溶暗
「黒」 エヴィンカーの正義
「赤」 焦熱の連続砲撃
「緑」 砂嵐
クリーチャーの全体除去ならこれらがオススメです。
それぞれ効果を紹介します。
Holy Light
コスト(2)(白)のインスタントで
「白でないクリーチャーは、ターン終了時まで-1/-1の修整を受ける」
という効果を持っています。
白以外でタフネス1のクリーチャーを除去できます。
白はレアなら優秀な全体除去がありますがコモンではこれが限界ですね。
溶暗
コスト(2)(青)のソーサリーで
「クリーチャー1体につき、それのコントローラーが(1)を支払わないかぎり、そのプレイヤーはパーマネントを1つ生け贄に捧げる」
という効果を持っています。
不確定ですが使い方によっては大きな被害を与えられます。
青でのクリーチャー全体除去はこれが精一杯です。
エヴィンカーの正義
コスト(2)(黒)(黒)のソーサリーで
「バイバック(3)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(3)を支払ってもよい。そうした場合、その解決に際し、このカードをあなたの手札に加える)」「エヴィンカーの正義は、各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれ2点のダメージを与える」
という効果を持っています。
全体に2点ダメージを飛ばす除去呪文です。
「バイバック」で使い回せるので終盤にタフネス2以下をシャットアウトできるのが強いですね。
※(3)(黒)のシングルシンボルで相手クリーチャーのみ -2/-2 修正を与える「アームズ・オヴ・ハダル」や…
(1)(黒)(黒)の3マナで全体に -2/-2 修正を与えつつ「占術1」がついてくる「悲哀まみれ」などが登場しました。
黒の全体除去はこれらの中からデッキに合ったものを選ぶと良さそうです。
焦熱の連続砲撃
コスト(2)(赤)のインスタントで
「焦熱の連続砲撃は、海賊(Pirate)でない各クリーチャーにそれぞれ2点のダメージを与える」
という効果を持っています。
3マナと軽く使いやすい全体除去です。
赤の全体除去は他にもありますが、これが一番使いやすいと思います。
※ 環境に海賊が目立つならドラゴン以外に2点ダメージを与える「ブレス攻撃」がオススメです。
砂嵐
コスト(緑)のインスタントで
「砂嵐は、すべての攻撃しているクリーチャーに1点のダメージを与える」
という効果を持っています。
攻撃クリーチャー限定で1点を与える使いにくい全体除去です。
クリーチャー除去が苦手な緑とはいえ、もう少し使いやすい除去が出てほしいですね。
単体除去対策
「白」 軍旗の旗手
「青」 ミジウムの外皮
「黒」 死せざる邪悪
「赤」 特になし
「緑」 巨森の蔦
対象を取る単体除去への対策はこんな感じです。
それぞれ効果を説明します。
軍旗の旗手
コスト(1)(白)の「1/1」「人間・旗手」で
「対戦相手1人が自分がコントロールする呪文を唱えたり自分がコントロールする能力を起動する際の対象を選ぶ間に、そのプレイヤーは可能ならば少なくとも1体の戦場に出ている旗手(Flagbearer)を選ばなければならない」
という能力を持ったクリーチャーです。
場にいると強制的に対象に取らなければいけないので1枚の除去をムダに使わせることができます。
核となるクリーチャーを守るなら使えるカードですね。
ミジウムの外皮
コスト(青)のインスタントで
「あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+0/+1の修整を受けるとともに呪禁を得る」「超過(1)(青)(あなたはこの呪文をその超過コストで唱えてもよい。そうしたなら、あなたがコントロールする各クリーチャーは、ターン終了時までそれぞれ+0/+1の修整を受けるとともに呪禁を得る)」
という効果を持っています。
シンプルに単体除去から守るなら使えるカードです。
タフネスを1上げる効果もあるので、ダメージ系全体除去から守ったり、コンバットトリックに使えたりと意外と便利ですね。
死せざる邪悪
コスト(黒)のインスタントで
「クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで不死を得る(それが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す)」
という効果を持っています。
「不死」を付与することによってクリーチャーをパワーアップさせて場に戻すことができます。
上手く使えると強力な呪文ですね。
巨森の蔦
コスト(緑)のインスタントで
「キッカー(緑)」「クリーチャー1体を対象とする。このターン、それはあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。この呪文がキッカーされているなら、ターン終了時まで、そのクリーチャーは+4/+4の修整を受ける」
という効果を持っています。
緑らしく「呪禁」のような効果で守ります。
「キッカー」コストを払えば強化もできるのでアグロでの採用に最適ですね。
布告除去対策
「白」 結束のカルトーシュ
「青」 嵐縛りの霊
「黒」 グールの解体人
「赤」 モグの戦争司令官
「緑」 若き狼
黒が得意な「生け贄に捧げさせる布告除去」への対策はこんな感じです。
それぞれ効果を説明します。
結束のカルトーシュ
コスト(白)のオーラで
「エンチャント(あなたがコントロールするクリーチャー)」「結束のカルトーシュが戦場に出たとき、警戒を持つ白の1/1の戦士(Warrior)クリーチャー・トークンを1体生成する」「エンチャントされているクリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともに先制攻撃を持つ」
という効果を持っています。
クリーチャーを強化しながらトークンを生成して布告除去から守ります。
嵐縛りの霊
コスト(1)(青)(青)の「2/2」「スピリット」で
「飛行」「嵐縛りの霊は飛行を持つクリーチャーのみをブロックできる」「不死(このクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す)」
という能力を持ったクリーチャーです。
墓地に落ちると強化されて戻ってくるため、布告除去が歓迎になる頼もしい対策カードになります。
グールの解体人
コスト(1)(黒)の「1/1」「ゾンビ」で
「不死(このクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す)」
という能力を持ったクリーチャーです。
黒で布告除去対策をするならこれくらいでしょうか・・・
他の色と比べるとちょっと見劣りしますが使えなくもないカードです。
モグの戦争司令官
コスト(1)(赤)の「1/1」「ゴブリン・戦士」で
「エコー(1)(赤)(あなたのアップキープの開始時に、これがあなたの直前のアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロールの下に入った場合、あなたがそのエコー・コストを支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる)」「モグの戦争司令官が戦場に出るか死亡するかするたび、赤の1/1のゴブリン(Goblin)・クリーチャー・トークンを1体生成する」
という能力を持ったクリーチャーです。
トークンによって布告除去を緩和します。
エコーを払えば3回耐えられるので意外と頼れるカードですね。
若き狼
コスト(緑)の「1/1」「狼」で
「不死(このクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す)」
という能力を持っています。
シンプルに1マナで布告除去対策ができます。
メインから使っても悪くないので、環境に黒が多いなら採用しても良いと思います。
「呪禁」持ちクリーチャー対策
「白」 天界のほとばしり
「青」 消灯
「黒」 チェイナーの布告
「赤」 特になし
「緑」 特になし
単体除去などの対象に取れないクリーチャーへの対策はこんな感じです。
それぞれ効果を説明します。
天界のほとばしり
コスト(白)(白)のインスタントで
「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは攻撃かブロックしているクリーチャーを1体生け贄に捧げる」
という効果を持っています。
2体でアタックされると無力ですが、とりあえず気休めに使えなくもないです。
消灯
コスト(青)のインスタントで
「各プレイヤーは、自分がコントロールするクリーチャーを1体、オーナーの手札に戻す」
という効果を持っています。
青らしく対象を取らないバウンスでどうにか対処します。
「呪禁オーラ」相手ならとりあえずオーラが外れるのでちょっとした対策にはなりますね。
チェイナーの布告
コスト(1)(黒)のソーサリーで
「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、クリーチャー1体を生け贄に捧げる」「フラッシュバック(5)(黒)(黒)」
という効果を持っています。
黒が得意とする布告除去を代表する呪文です。
対象に取れないクリーチャーが多いならメインとサイド合わせて4枚あるといいですね。
土地対策
「白」 特になし
「青」 広がりゆく海
「黒」 腐臭の地
「赤」 溶鉄の雨
「緑」 Thermokarst
土地対策はこんな感じです。
それぞれ効果を説明します。
広がりゆく海
コスト(1)(青)のオーラで
「エンチャント(土地)」「広がりゆく海が戦場に出たとき、カードを1枚引く」「エンチャントされている土地は島(Island)である」
という効果を持っています。
土地を島に変えて能力を無効化させながら1ドローできる優秀な土地対策です。
メインから採用しても腐らないので、コントロールデッキならドロー呪文の代わりに使っても良いですね。
腐臭の地
コスト(1)(黒)(黒)のソーサリーで
「土地1つを対象とし、それを破壊する」「スレッショルド ― あなたの墓地にカードが7枚以上ある場合、代わりに、その土地を破壊するとともに、腐臭の地は各プレイヤーと各クリーチャーに、それぞれ1点のダメージを与える」
という効果を持っています。
スレッショルドを達成していれば、土地対策だけじゃなくタフネス1の小粒クリーチャー対策にもなる便利な呪文です。
黒で土地破壊をするならコレですね。
溶鉄の雨
コスト(1)(赤)(赤)のソーサリーで
「土地1つを対象とし、それを破壊する。その土地が基本でなかった場合、溶鉄の雨はその土地のコントローラーに2点のダメージを与える」
という効果を持っています。
赤らしくダメージも与えられる土地対策です。
赤2マナが必要な色拘束がキツイなら「石の雨」というシンプルな呪文もあります。
Thermokarst
コスト(1)(緑)(緑)のソーサリーで
「土地1つを対象とし、それを破壊する。その土地が氷雪土地であった場合、あなたは1点のライフを得る」
という効果を持っています。
氷雪土地ならちょっとお得になる土地破壊です。
緑のランデスデッキでも採用される基本となる土地対策ですね。
墓地対策
「白」 特になし
「青」 精神鈍化
「黒」 引き裂かれた記憶
「赤」 特になし
「緑」 特になし
「無」 大祖始の遺産
墓地対策はこんな感じです。
それぞれ効果を説明します。
精神鈍化
コスト(2)(青)のソーサリーで
「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す」「カードを1枚引く」
という効果を持っています。
墓地をリセットして対処します。
場合によっては自分のライブラリーアウト対策としても使えますね。
引き裂かれた記憶
コスト(1)(黒)のインスタントで
「単一の墓地にあるカードを最大4枚まで対象とし、それらを追放する」「変成(1)(黒)(黒)((1)(黒)(黒),このカードを捨てる:あなたのライブラリーから、このカードと同じマナ総量を持つカード1枚を探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。変成はソーサリーとしてのみ行う)」
という効果を持っています。
墓地にある4枚のカードを追放できればそれなりに対処できますね。
コントロールデッキなら「変成」もちょっと役立ちますし、採用する価値があると思います。
大祖始の遺産
コスト(1)のアーティファクトで
「(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の墓地にあるカード1枚を追放する」「(1),大祖始の遺産を追放する:すべての墓地にあるすべてのカードを追放する。カードを1枚引く」
という効果を持っています。
どの色でも使える便利な墓地対策です。
・1マナという軽さ
・墓地を一掃したら1ドローできる
という非の打ち所がないカードですね。
墓地対策で迷ったらコレを使えば問題ありません。
各色のメジャーなサイドボードまとめ
もう少し細かくサイドボードカードを選びたい方は、色別にメジャーなカードをまとめた下記リンクを参照してください。
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