今回は、赤の火力大好き人間にオススメのデッキ
Pauper版「赤単バーン」
を紹介したいと思います。
MTGを始めた頃、火力呪文を見て
「ライフが20点ってことは3点火力を7回撃ち込めば21点で勝ちじゃん?」
「じゃあ3点火力を詰め込んでデッキを組んだら強いんじゃない?」
なんて思ったことはありませんか?
そんなシンプルな考えをトーナメントレベルで完成させたデッキ、それが今回紹介するPauper版「赤単バーン」です。
MTGも気が付けば25年以上の長い長い時を歩み、その歴史の中で1マナ3点火力が続々と登場してきました。
それらの中から優秀な火力を厳選して組み上げているので、コモン構築とは思えない完成度を持っています。
だいたいの相手と安定して戦えるので
「メタが分からないからバーンでも使っておくか」
と安易に使ってもけっこう勝てる優秀なデッキですね。
単純そうに見えて意外とMTGらしい駆け引きが楽しめるデッキでもありますし、初心者、上級者問わず、赤好き、火力好きな人にオススメなデッキです。
メジャーなリストをちょっとだけ変更したサンプルレシピと、よく使われているカードを紹介しておくので、各自お好みのバーンに組み上げてお楽しみください。
Pauper版「赤単バーン」のレシピ
土地(16枚)
16 山
クリーチャー(8枚)
4 ギトゥの溶岩走り
4 熱錬金術師
呪文(36枚)
4 稲妻
4 稲妻の連鎖
4 溶岩の撃ち込み
4 マグマの噴流
4 焼尽の猛火
4 裂け目の稲妻
4 批判家刺殺
4 火炎破
4 貫かれた心臓の呪い
サイドボード
4 火付け射手
4 ケルドの匪賊
4 粉々
3 鋭い痛み
カードの説明
ギトゥの溶岩走り
コスト(赤)の「1/2」「人間・ウィザード」で
「あなたの墓地にインスタントかソーサリーであるカードが2枚以上あるかぎり、ギトゥの溶岩走りは+1/+0の修整を受けるとともに速攻を持つ」
という能力を持ったクリーチャーです。
条件を達成すれば1マナ「2/2 速攻」というレアカード並みの強さを発揮します。
上手く回れば2ターン目に達成できるので、序盤からの強力なアタッカーになりますね。
熱錬金術師
コスト(1)(赤)の「0/3」「人間・シャーマン」で
「防衛」「(T):熱錬金術師は各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える」「あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、熱錬金術師をアンタップする」
という能力を持ったクリーチャーです。
火力のダメージを1点上げてくれるような能力なので手札にある時はまずコレを展開し、その後に火力を使った方がダメージ効率がいいです。
稲妻
コスト(赤)のインスタントで
「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える」
という効果を持っています。
一番シンプルな1マナ3点火力です。
火力を使うならまずコレからというカードですね。
稲妻の連鎖
コスト(赤)のソーサリーで
「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻の連鎖はそれに3点のダメージを与える。その後、そのプレイヤーかそのパーマネントのコントローラーは(赤)(赤)を支払ってもよい。そのプレイヤーがそうした場合、そのプレイヤーはこの呪文をコピーし、そのコピーの新たな対象を選んでもよい」
という効果を持っています。
相手に赤マナが2つ浮いていると反撃を食らうかもしれない1マナ3点火力です。
基本的には大丈夫ですが、ちょっとだけ注意が必要ですね。
溶岩の撃ち込み
コスト(赤)のソーサリー・秘儀で
「プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。溶岩の撃ち込みはそのプレイヤーに3点のダメージを与える」
という効果を持っています。
プレイヤーがプレインズウォーカー限定の1マナ3点火力です。
火力はプレイヤーに撃ち込むのがメインなのでそんなに問題はないですね。
マグマの噴流
コスト(1)(赤)のインスタントで
「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。マグマの噴流は、それに2点のダメージを与える。占術2を行う」
という効果を持っています。
2マナ2点火力とちょっと弱いですが、代わりに「占術2」によって次のドローの質を上げられます。
赤に不足してるドローの弱さをちょっとだけカバーしてくれる火力ですね。
焼尽の猛火
コスト(赤)(赤)のインスタントで
「プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体と、そのプレイヤーかプレインズウォーカーのコントローラーがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。焼尽の猛火はそのプレイヤーかプレインズウォーカーに1点、そのクリーチャーに1点のダメージを与える」「上陸 ― このターン、土地があなたのコントロール下で戦場に出ているなら、代わりに焼尽の猛火はそのプレイヤーかプレインズウォーカーに3点、そのクリーチャーに3点のダメージを与える」
という効果を持っています。
上陸を達成すればクリーチャーとプレイヤーに3点のダメージを飛ばせる強力な火力です。
これでクリーチャーを除去しながらプレイヤーに3点を与えると爆アドで気持ちいいですね。
裂け目の稲妻
コスト(2)(赤)のソーサリーで
「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。裂け目の稲妻はそれに3点のダメージを与える」「待機1 ― (赤)(このカードをあなたの手札から唱えるのではなく、(赤)を支払うとともにそれを時間(time)カウンターが1個置かれた状態で追放する。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなく唱える)」
という効果を持っています。
本来は3マナですが「待機」で唱えれば1マナ3点火力になります。
待機のデメリットも特にないので基本は1マナで使える3点火力と換算してOKですね。
批判家刺殺
コスト(2)(赤)のソーサリーで
「絢爛(赤)(このターンに対戦相手がライフを失っていたなら、あなたはこの呪文を、これのマナ・コストではなく絢爛コストで唱えてもよい)」「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。批判家刺殺はそれに3点のダメージを与える」
という効果を持っています。
直接火力を撃ち込むこのデッキでは「絢爛」の達成が容易なので1マナ3点火力として使えます。
腐っても3マナ3点火力なので特に問題はありません。
火炎破
コスト(4)(赤)(赤)のインスタントで
「あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、山(Mountain)を2つ生け贄に捧げることを選んでもよい」「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。火炎破はそれに4点のダメージを与える」
という効果を持っています。
トドメに最適な4点火力ですね。
バーンを使うのはコレを撃つ楽しさを味わうためなんじゃないかと思えるほどの強力な呪文です。
1マナ3点火力が豊富なこのデッキでは、場に「山」が2枚しかなくても
1マナ3点火力2発 + (山2つを生け贄にして)火炎破
という動きで10点ダメージを狙えますから。
私がMTGを始めた頃からある動きで、手札3枚からいきなりの10点ダメージは今でも強力ですね。
貫かれた心臓の呪い
コスト(1)(赤)のオーラ・呪いで
「エンチャント(プレイヤー)」「エンチャントされているプレイヤーのアップキープの開始時に、貫かれた心臓の呪いはそのプレイヤーかそのプレイヤーがコントロールしているプレインズウォーカーに1点のダメージを与える」
という効果を持っています。
バーンが抱える息切れをちょっとカバーしてくれるオーラです。
早く使うほどダメージ効率がいいので、手札にあるなら優先的にプレイしてください。
デッキの説明
シンプルに組み上げたコモン版のバーンデッキです。
優秀な1マナ(相当の)3点火力が20枚も採用されており、
「3点火力を7発撃ち込んで勝つ」
という目的をこれ以上ないくらいストレートに達成するデッキです。
ここ数年、リストがほぼ固定化されているので完成したデッキと言っても過言じゃないかもしれません。
私がパウパーを始めた頃は「Chain Lightning(稲妻の連鎖)」が1枚2000円くらいして組みにくかったですが、再録された今となっては1枚500円程度で買えるので無事に安価デッキの仲間入りを果たしましたね。
もっと使いやすい1マナ3点火力が出てきたら1枠だけ入れ替えればいいので、1度組んでしまえばそんなにお金が掛からないリーズナブルなデッキだと思います。
ダメージ計算の練習にもなりますし、初心者のパウパー入門としてオススメできるデッキですね。
基本的な動き
1マナ3点の火力をとにかく撃ち込んでいきます。
場にクリーチャーが出てきたら
「火力で除去する」か「プレイヤーに撃つ」か
の判断に迷うことになりますが、その判断が腕の見せ所になりバーンの熟練度が出る面白い所です。
いかに相手より早く20点のライフを焼き切るかというデッキなので、ライフレースの計算を正確にできる力が必要になりますね。
理想的な動きとしては・・・
1ターン目
「山」セット、「裂け目の稲妻」を待機
2ターン目
待機が明けた「裂け目の稲妻」をプレイヤーに撃ち込む(3点)
「山」セット、「溶岩の撃ち込み」をプレイ(計6点)
「ギトゥの溶岩走り」をプレイ
条件を満たし「2/2速攻」になった「ギトゥの溶岩走り」でアタック(計8点)
3ターン目
「ギトゥの溶岩走り」でアタック(計10点)
「稲妻」をプレイ(計13点)
「稲妻の連鎖」をプレイ(計16点)
山2枚を生け贄に「火炎破」をプレイ(計20点)
で勝ち
という感じでしょうか・・・
決まればあっという間に焼き尽くせます。
直接ダメージの火力なので、カウンターなどで対応できない相手の場合は計算が簡単で良いですね。
ここまで順調に回らなくてもジワジワと責めていくパターンもあります。
「熱錬金術師」や「貫かれた心臓の呪い」を先にプレイし、地味ながら1点与え続ける動きも強いです。
特に「熱錬金術師」のアンタップ能力が強く、手札にある場合はまず「熱錬金術師」をプレイし、後続の火力のダメージを1点プラスするような動きが理想的です。
この2枚は早めにプレイするほどダメージ効率がいいので、手札にあったら先にプレイする感じが良いと思いますよ。
このデッキの弱点
青系のデッキや、軽減、回復手段を持っているデッキに弱いです。
メインはどうにかなることが多いですが、サイド後はガッチリ対策されるので厳しいものがあります。
序盤の火力を「水流破」で打ち消され、クリーチャーも除去られると息切れ感がハンパないです。
バーン系のデッキあるあるですが、4~5ターン目までに火力圏内の6点くらいまで追い詰めないと勝てませんね。
それを許さないカウンターや回復呪文を入れてくるデッキにはだいたい負けます。
ストーム付きの3点回復呪文である「嵐の乗り切り」は最悪です。
火力を3発撃った返しに打たれたら投了ですね・・・
クリーチャーのような継続したダメージ手段が乏しいので序盤に凌がれたらだいたい終わりです・・・
サイドでも対策が難しく、相性と割り切って諦めるしかないかもしれません。
こちらがブン回り、相手がちょっと事故ってモタつく展開を願うだけですね。
サイドボードの説明
4 火付け射手
4 ケルドの匪賊
4 粉々
3 鋭い痛み
火付け射手
コスト(1)(赤)の「2/1」「人間・射手」で
「あなたがクリーチャーでない呪文を1つ唱えるたび、火付け射手は各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える」
という能力を持ったクリーチャーです。
「ギトゥの溶岩走り」が止まってしまうタフネス3のクリーチャーがいる場合は入れ替えたりします。
場に残れば後続の火力が1点プラスされるので強力ですね。
ケルドの匪賊
コスト(1)(赤)の「3/3」「人間・戦士」で
「消失2(このクリーチャーは時間(time)カウンターが2個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、その上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる)」「ケルドの匪賊が戦場に出るか戦場を離れるかしたとき、プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。ケルドの匪賊はそれに1点のダメージを与える」
という能力を持ったクリーチャーです。
最低でも2点火力になり、最大で5点ダメージが見込める優秀なアタッカーです。
昔はバーンの必須パーツでしたが、最近はちょっと下火になっています。
でも相手によっては使えるので、ブロッカーが薄いデッキやダメージ効率を重視したい時に入れ替えます。
粉々
コスト(1)(赤)のインスタントで
「アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。粉々は、そのアーティファクトのコントローラーに3点のダメージを与える」
という効果を持っています。
アーティファクト対策をしながらダメージ効率を下げない優秀な呪文ですね。
鋭い痛み
コスト(1)(赤)のインスタントで
「このターン、ダメージは軽減できない」「フラッシュバック(赤)」
という効果を持っています。
フラッシュバック付きで2回軽減を阻止できるので、白系の軽減対策に入れます。
その他の候補カード
・ヴィーアシーノの紅蓮術師
・ゴリラのシャーマン
・灰の殉教者
・火葬
・針落とし
・炎の突き
・火炎の裂け目
・溶鉄の雨
・炎の斬りつけ
・赤霊破
・紅蓮破
・電謀
・焦熱の連続砲撃
・大祖始の遺産
・忘れられた洞窟
ヴィーアシーノの紅蓮術師
コスト(1)(赤)の「2/1」「ヴィーアシーノ・ウィザード」で
「ヴィーアシーノの紅蓮術師が戦場に出たとき、プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。これはそれに2点のダメージを与える」
という能力を持ったクリーチャーです。
場に出た時にプレイヤーかプレインズウォーカーに2点のダメージを与えます。
最低でも2マナ2点ダメージになりますし、「2/1」として場に残るのが優秀ですね。
たまに採用されているリストもあるので使える1枚かと思います。
ゴリラのシャーマン
コスト(赤)の「1/1」「類人猿・シャーマン」で
「(X X1):マナの総量がXである、クリーチャーでないアーティファクト1つを対象とし、それを破壊する」
という能力を持ったクリーチャーです。
「親和」のアーティファクト土地を1マナで破壊できるので、強烈な対策カードになります。
マナさえあれば次々とアーティファクトを破壊し続けられる強力なクリーチャーですね。
灰の殉教者
コスト(赤)の「1/1」「人間・シャーマン」で
「(2)、あなたの手札から赤のカードをX枚公開する、灰の殉教者を生け贄に捧げる:灰の殉教者は、飛行を持たない各クリーチャーにそれぞれX点のダメージを与える」
という能力を持ったクリーチャーです。
パウパーの全体除去としては2点ダメージが定番ですが、場合によっては3~4点飛ばせる全体除去です。
環境にタフネスが2以上のクリーチャーが多いならこちらが良いかもしれません。
火葬
コスト(1)(赤)のインスタントで
「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。火葬はそれに3点のダメージを与える。これによりダメージを与えられたクリーチャーは、このターン再生できない」
という効果を持っています。
2マナ3点というスタンダードレベルの火力ですね。
シンプルな火力のみのフルバーン型がお好きなら採用してください。
針落とし
コスト(赤)のインスタントで
「このターンにダメージを与えられたクリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。針落としはそれに1点のダメージを与える。カードを1枚引く」
という効果を持っています。
「熱錬金術師」との組み合わせや、ドローできるのが優秀でパウパーのバーンではこちらがよく採用されています。
ただ、場合によっては打てないこともありイマイチ使いずらかったので抜きました。
代わりに「マグマの噴流」と入れ替え、シンプルな占術で次のドローの質を高める方針にしています。
炎の突き
コスト(赤)のソーサリーで
「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。炎の突きはそれに1点のダメージを与える」「回顧(あなたはこのカードを、それの他のコストの支払いに加えて土地カードを1枚捨てることで、このカードをあなたの墓地から唱えてもよい)」
という効果を持っています。
終盤に引いた余分な土地を1点火力にできるので息切れ防止に1枚程度採用しているリストがあったりしますね。
火炎の裂け目
コスト(1)(赤)のソーサリーで
「すべてのプレイヤーに4点のダメージを与える」
という効果を持っています。
自分も食らってしまいますが、ダメージ効率を見れば2マナ4点というのは優秀でこちらを採用している方もいるようです。
溶鉄の雨
コスト(1)(赤)(赤)のソーサリーで
「土地1つを対象とし、それを破壊する。その土地が基本でなかった場合、溶鉄の雨はその土地のコントローラーに2点のダメージを与える」
という効果を持っています。
「ウルザトロン」などの対策としてダメージも与えられる優秀な呪文です。
サイドボードに3枚くらい入っているリストをチラホラ見かけるので土地対策をするならこちらをどうぞ。
炎の斬りつけ
コスト(赤)のソーサリーで
「クリーチャー1体を対象とする。炎の斬りつけはそれに4点のダメージを与える」
という効果を持っています。
アタッカーとしてもブロッカーとしても強い「4/4」クリーチャーなどを除去し、こちらのクリーチャーの攻撃を通すために使えます。
たまにサイドボードに入っているリストを見るので、その時の環境によって採用してください。
赤霊破、紅蓮破
コスト(赤)のインスタントで
以下から1つを選ぶ・青の呪文1つを対象とし、それを打ち消す・青のパーマネント1つを対象とし、それを破壊する
という効果を持ち、
コスト(赤)のインスタントで
以下から1つを選ぶ・呪文1つを対象とし、その色が青である場合、それを打ち消す・パーマネント1つを対象とし、その色が青である場合、それを破壊する
という効果を持っています。
微妙に違いますがどちらもほぼ同じ効果で、青のパーマネントを破壊したり、打ち消したりできます。
電謀
コスト(赤)のインスタントで
「あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。電謀はそれに1点のダメージを与える」「超過(1)(赤)(あなたはこの呪文をその超過コストで唱えてもよい。そうしたなら、電謀はあなたがコントロールしていない各クリーチャーにそれぞれ1点のダメージを与える)」
という効果を持っています。
「超過」によって相手のクリーチャーにだけ1点ダメージを与える全体除去として使うのがメインですね。
小粒なクリーチャーが並ぶ相手への対策カードとしてサイドボードでお使いください。
焦熱の連続砲撃
コスト(2)(赤)のインスタントで
「海賊(Pirate)でない各クリーチャーにそれぞれ2点のダメージを与える」
という効果を持っています。
パウパー環境らしい2点ダメージの全体除去ですね。
相手の方が展開が早く、こちらが焼き切る前に殴り切られそうな高速アグロへの対策にどうぞ。
大祖始の遺産
コスト(1)のアーティファクトで
「(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の墓地にあるカード1枚を追放する」「(1),大祖始の遺産を追放する:すべての墓地にあるすべてのカードを追放する。カードを1枚引く」
という効果を持っています。
定番の墓地対策カードです。
パウパー環境だとそこまで高速な「ドレッジ」はいないので赤単バーンのサイドボードではあまり使われてない印象です。
もし環境にやたら早いドレッジが出てきたらサイドボードに3~4枚採用してください。
忘れられた洞窟
「忘れられた洞窟はタップ状態で戦場に出る」「(T):(赤)を加える」「サイクリング(赤)((赤),このカードを捨てる:カードを1枚引く)」
という能力を持った土地です。
終盤、ムダに引いた時にサイクリングできるので1枚か2枚採用しているリストがメジャーですね。
私は割り切って「山」のみにしています。
序盤に引くとタップインがちょっとネックになることがあるので、後半の心配より序盤の安定を取りました。
土地事故を防止するためにもう少し土地を多めにするなら、その増やした分を「忘れられた洞窟」にすれば完全なムダになるリスクを減らせるのでアリだと思います。
土地を絞った割り切った構築にするなら「山」の方がシンプルで良いような気はします。
この辺は個人の感性や好みなので、回してみた感じで自由に調整してください。
最後に
「3点火力を7発撃ち込んで勝つ」
という火力好きの夢をトーナメントレベルで実現したデッキ
Pauper版「赤単バーン」
を紹介してみました。
シンプルな戦略でだいたいの相手とも安定して戦えるので、パウパーのデッキを何か1つ持っておきたいならご検討ください。
ちょっといじればレガシー向けにチューンもできますし、このまま持っていっても大丈夫というくらい完成されたデッキなのでオススメです。
パウパーのレシピをメインにして、モダンやレガシー用の入れ替えパーツを揃えれば、これ1つで幅広く遊べますよ。
赤の基本である火力の魅力が存分に詰まったデッキなので、まずはこのデッキからMTGを始めてみてはいかがでしょうか。
2022年11月 追記 アーティファクトとのシナジーで強力になった「赤単バーン」を見つけました
パウパーのデッキリストを見ていたら面白い赤単バーンを見つけたので紹介記事を書きました。
よりトガらせ、息切れ防止もした新しいバーンとして構築の参考になるかもしれません。
詳しいレシピは下記リンク記事をご覧ください。
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