今回は、ずっと前に紹介した
を最近のカードと入れ替え、赤単としてシンプルに組み直したのでレシピを紹介します。
殴って焼く赤らしいデッキがお好きな方は続きをどうぞ。
パウパー「赤単 上陸バーン」のレシピ
土地(24枚)
4 孤立地帯
4 被災地帯
4 危険地帯
2 ぐらつく峰
クリーチャー(12枚)
4 板金鎧の土百足
4 ケルドの匪賊
呪文(24枚)
4 稲妻の連鎖
4 裂け目の稲妻
4 批判家刺殺
4 焼尽の猛火
2 消しえる火
サイドボード
4 粉々
3 ブレス攻撃
2 トーモッドの墓所
ポイントになるカード
孤立地帯
「(T):(◇)を加える」
「(T),孤立地帯を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本であり山(Mountain)や森(Forest)や平地(Plains)であるカード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す」
「サイクリング(赤)(緑)(白)((赤)(緑)(白),このカードを捨てる:カード1枚を引く)」
という能力を持った土地です。
モダンホライゾン3で登場したアンタップインの無色土地としても使えるフェッチランドですね。
このデッキでは山をサーチできる「被災地帯」「危険地帯」も4枚ずつ採用し、安定して「上陸」を達成できるようにしています。
1ターン中に2回以上の「上陸」をして
- アクームのヘルハウンド
- 板金鎧の土百足
の力を最大限に発揮すれば速やかに殴り切れますね。
アクームのヘルハウンド
コスト(赤)の「0/1」「エレメンタル・犬」で
「上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、ターン終了時まで、アクームのヘルハウンドは+2/+2の修整を受ける」
という能力を持ったクリーチャーです。
フェッチランドを使えば2ターン目から「4/5」として殴っていける強力な1マナクリーチャーになります。
この爆発力がこのデッキの売りですね。
板金鎧の土百足
コスト(1)(赤)の「1/1」「昆虫」で
「先制攻撃」
「上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、板金鎧の土百足はターン終了時まで+2/+2の修整を受ける」
という能力を持ったクリーチャーです。
「上陸」を2回達成して「5/5」で殴っていくのが基本になります。
「先制攻撃」のおかげで一方的に殴り勝てることが多く、戦闘ではかなり頼りになる存在です。
フェッチを場に並べ、一気に「上陸」すれば2マナとは思えないサイズにもなりますし、使い方次第で強力なアタッカーになりますね。
消しえる火
コスト(3)(赤)のソーサリーで
「プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。消しえる火はそれに3点のダメージを与える。あなたの次のアップキープの開始時に、そのプレイヤーかそのプレインズウォーカーのコントローラーがそのステップより前に(青)を支払わないかぎり、これは、そのプレイヤーかプレインズウォーカーに追加で3点のダメージを与える」
という効果を持っています。
相手が青マナを生み出せないなら4マナ6点火力になる強力な呪文です。
フィニッシャーとしてけっこう使えます。
デッキの説明
オーソドックスな「赤単バーン」のクリーチャーを「上陸」持ちクリーチャーに変えたデッキです。
上手く噛み合えば
- 1マナ「4/5」
- 2マナ「5/5」
で殴りながら3点火力を撃ち込める「従来のバーンにはない爆発力」が売りですね。
アンタップインのフェッチが出たことで
1ターン目
「山」をプレイ
「アクームのヘルハウンド」をプレイ
2ターン目
「孤立地帯」をプレイ
「2/3」になった「アクームのヘルハウンド」でアタック
「板金鎧の土百足」をプレイ
3ターン目
「危険地帯」をプレイ
「アクームのヘルハウンド」(2/3)と「板金鎧の土百足」(3/3)でアタック
ブロック宣言後に「孤立地帯」と「危険地帯」を起動して「山」2枚を場に出す
「上陸」を3回達成して「6/7」と「7/7」になり13点ダメージを与える
といった動きが安定するようになりました。
2ターン目に「板金鎧の土百足」をスムーズに出せる確率が上がったのが
- 広漠なる変幻地
- 進化する未開地
との大きな違いですね。
以前のレシピより動きが軽くなり回していて楽しいデッキになりました。
一味違う赤単をお求めならオススメです。
サイドボードの説明
4 粉々
3 ブレス攻撃
2 トーモッドの墓所
「紅蓮破」は青対策。
「粉々」はアーティファクト対策。
「ブレス攻撃」はウィニー系のアグロ対策。
「消しえる火」は青以外の相手に追加するフィニッシャー火力。
「トーモッドの墓所」は墓地対策。
赤では定番のサイドカードを詰め込んだだけです。
「消しえる火」以外は他のデッキでも使えるので4枚ずつ持っておいて損のないカードですね。
他の候補としては
- 鋭い痛み
- 溶鉄の雨
といった「軽減対策」や「土地対策」なんかがあるとメタゲームによって調整できそうです。
赤のサイドカードについては下記リンクにまとめたので・・・
【MTG】Pauperのサイドボード、「赤」でよく使われているカードの紹介【パウパー】
興味がありましたら参考にどうぞ。
最後に
「赤白」だった以前のレシピよりスッキリまとまって使いやすくなっていると思います。
最近のパウパーで隆盛してる「カルドーサレッド」に飽きた時の変化球にでも使ってみてください。
最後に小さな愚痴。
個人的には「ステップのオオヤマネコ」のイラストが好きなので「アクームのヘルハウンド」との1マナ8枚体制で戦うデッキにしたかったんですが・・・
色マナのバランスが難しく、1ターン目から出しにくい状況が多かったので諦めました。
1ターン目に赤と白が安定して出せる多色カードがあれば可能だけど、さすがにコモンでそれは叶わなそう・・・
理想的な「赤白上陸」が汲めないのが悔やまれる・・・
不満点はここだけですね。
最高の上陸デッキはマナが安定するモダンで楽しもうと思います。
2025年5月26日 追記 「無謀なる衝動」を採用した方が強いかも
個人的に好きで採用していた
2 消しえる火
の4枚を抜き
4 無謀なる衝動
と入れ替えたら含みが出て良い感じにまとまりました。
土地は22枚でも「上陸」の達成に不具合がなかったので、そこを選択肢が増えるドロー手段に変えるのは悪くない判断だと思いますし・・・
1マナ(相当の)3点火力が2枚めくれれば、4マナ6点火力の「消しえる火」と同等のダメージを見込めますし・・・
5ターン目までに仕留められなかった時の息切れ感も若干ながら軽減できますし・・・
戦略的にもプラスの多い変更だと思います。
ほどよくアド要素を入れるのが赤単には大切なのかもしれません。
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