こんにちは、カズヒコです。
今回は、ちょっと面白いデルバーデッキを見つけたので紹介します。
名前を付けるとしたら
「青黒リアニメイトデルバー」
でしょうか・・・
名前の通り
・「秘密を掘り下げる者」を使ったクロックパーミッション
・「死体発掘」を使ったリアニメイト
という青黒が持つ強力な動きを合わせた意欲的なデッキです。
ちょっと相手をビックリさせるデッキがお好きならオススメですね。
まずはレシピからご覧ください。
Pauper版「青黒リアニメイトデルバー」のレシピ
土地(16枚)
8 島
2 沼
4 広漠なる変幻地
2 灰のやせ地
クリーチャー(15枚)
3 秘密を掘り下げる者
4 ボーラスの占い師
4 グルマグのアンコウ
4 縞カワヘビ
呪文(29枚)
4 定業
4 渦まく知識
4 思考掃き
2 喪心
1 苦悶のねじれ
1 払拭
4 対抗呪文
4 死体発掘
4 殺し
1 虚無の呪文爆弾
サイドボード
4 水流破
2 払拭
2 無効
1 被覆
2 喪心
2 吐き気
2 虚無の呪文爆弾
カードの説明
広漠なる変幻地
「(T),広漠なる変幻地を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す」
という能力を持った土地です。
Pauperではよく使われるフェッチランドですね。
サーチした土地がタップインなのがコモンらしい弱さですが、多色にするなら無難な選択になります。
灰のやせ地
「(T):(◇)を加える」「基本土地サイクリング(1)((1),このカードを捨てる:あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それを公開してあなたの手札に加える。その後ライブラリーを切り直す)」
という能力を持った土地です。
基本土地サイクリングでサーチするのがメインの使い方ですが、場合によってはアンタップインの無色土地としても使える便利な土地です。
これも色マナの安定としてよく使われるカードですね。
秘密を掘り下げる者
コスト(青)の「1/1」「人間・ウィザード」で
「あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見る。あなたはそのカードを公開してもよい。これによりインスタントやソーサリーであるカードが公開されたなら、秘密を掘り下げる者を変身させる」
という能力を持ったクリーチャーです。
変身すると「昆虫の逸脱者」という名前の「3/2」「人間・昆虫」になり
「飛行」
という能力を持ったクリーチャーになります。
デッキ名のデルバーはこのカードのことを指しています。
1ターン目から展開できるフィニッシャーとしてクロックパーミッションを代表するクリーチャーですね。
ボーラスの占い師
コスト(1)(青)の「1/3」「マーフォーク・ウィザード」で
「ボーラスの占い師が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを見る。あなたはそれらのうちのソーサリー・カード1枚かインスタント・カード1枚を公開し、自分の手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く」
という能力を持ったクリーチャーです。
2マナでパワー2までを止められる壁になりつつ、不確定ながら手札補充もできるアド損しない優秀さがあります。
手札を減らしたくない青系のコントロールでは重宝するクリーチャーですね。
グルマグのアンコウ
コスト(6)(黒)の「5/5」「ゾンビ・魚」で
「探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(1)を支払う)」
という能力を持ったクリーチャーです。
「探査」によって1~3マナくらいで唱えられる強力なフィニッシャーです。
カウンターを構えながら出す動きが強く、パウパーの黒を使ったクロックパーミッションなら2枚は採用されますね。
このデッキの勝ち手段の1つとして扱い方が大切になるクリーチャーです。
縞カワヘビ
コスト(6)(青)の「5/5」「海蛇」で
「呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない)」「サイクリング(青)((青),このカードを捨てる:カードを1枚引く)」
という能力を持ったクリーチャーです。
このデッキに仕込まれたリアニメイトコンボの核となるパーツです。
「サイクリング」で1マナ1ドローのように使いながら墓地に落とし「死体発掘」で吊り上げます。
場に出れば「呪禁」によって対処が難しく、パウパー環境では決め手になるカードですね。
定業
コスト(青)のソーサリーで
「占術2を行い、その後カードを1枚引く(占術2を行うには、あなたのライブラリーの一番上から2枚のカードを見て、そのうちの望む枚数のカードを望む順番であなたのライブラリーの一番下に置き、残りを望む順番で一番上に置く)」
という効果を持っています。
パウパーの青を代表する定番の1マナドローです。
最大で3枚掘れるのでデッキの安定度が上がりますね。
渦まく知識
コスト(青)のインスタントで
「カードを3枚引き、その後あなたの手札からカードを2枚、あなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く」
という効果を持っています。
1マナで3枚先まで見られるのが強いですが、不要牌2枚がライブラリートップに残るデメリットがあります。
何かしらのシャッフル手段と合わせてそのデメリットを軽減する構築をすると強力ですね。
このデッキでは
・広漠なる変幻地
・灰のやせ地
・思考掃き
・ボーラスの占い師
によって不要牌の対策は万全なので強く使えます。
思考掃き
コスト(青)のインスタントで
「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚切削する」「カードを1枚引く」
という効果を持っています。
1枚で墓地を3枚肥やせる呪文です。
このデッキでは
・「グルマグのアンコウ」の「探査」を助ける
・墓地にクリーチャーを落としてリアニメイトの準備をする
といった使い方ができ、動きをスムーズにしてくれる優秀な働きをしますね。
喪心
コスト(1)(黒)のインスタントで
「伝説でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する」
という効果を持っています。
パウパーの黒を代表する2マナの確定除去です。
今のところ伝説のクリーチャーを見かけないのでまずはコレから採用するといいですね。
苦悶のねじれ
コスト(青)(黒)のインスタントで
「クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-3/-0の修整を受ける」「クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-0/-3の修整を受ける」
という効果を持っています。
2体のクリーチャーを対処できる便利な除去ですね。
相打ちを狙ってきたクリーチャー1体のパワーを下げることで一方的に討ち取った時の気持ちよさは格別です。
「5/5」というサイズのクリーチャーで殴り合いを好むこのデッキではピッタリな呪文だと思います。
払拭
コスト(青)のインスタントで
「インスタント呪文1つを対象とし、それを打ち消す」
という効果を持っています。
リアニメイトコンボを邪魔するカウンターや、フィニッシャーを除去から守るために必要なカードですね。
土地が少ないので1マナという軽さが助かりますね。
対抗呪文
コスト(青)(青)のインスタントで
「呪文1つを対象とし、それを打ち消す」
という効果を持っています。
コントロールなら4枚入る定番の2マナカウンターですね。
このカードのおかげで島2枚を立てておけばプレッシャーを与えることができます。
死体発掘
コスト(1)(黒)のソーサリーで
「各プレイヤーは、自分の墓地からクリーチャー・カードを1枚、戦場に出す」
という効果を持っています。
すべてのプレイヤーにリアニメイトをさせる呪文です。
このデッキでは「サイクリング」した「縞カワヘビ」を吊り上げるリアニメイトコンボとして使います。
場合によっては除去された「グルマグのアンコウ」を吊り上げたりできるので息切れ防止にもなりますね。
殺し
コスト(3)(黒)のインスタントで
「あなたが沼(Swamp)をコントロールしているなら、あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、4点のライフを支払うことを選んでもよい」「黒でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない」
という効果を持っています。
「沼」をコントロールしていればライフ4点と引き換えに0マナで撃てる除去です。
黒相手には腐るデメリットがありますが、それ以外には驚異的な強さを発揮するのでトガったコントロールなら採用する価値がありますね。
虚無の呪文爆弾
コスト(1)のアーティファクトで
「(T),虚無の呪文爆弾を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの墓地にあるすべてのカードを追放する」「虚無の呪文爆弾が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、あなたは(黒)を支払ってもよい。そうした場合、カードを1枚引く」
という効果を持っています。
相手の墓地を一掃することで「死体発掘」でこちらだけリアニメイトする動きを可能にします。
お互いに墓地が肥えてくる中盤以降は吊り上げられると困るクリーチャーがいたりするので必要な対策ですね。
デッキの説明
パウパーを代表するクロックパーミッションの「青黒デルバー」に
・死体発掘
のリアニメイトコンボを採用したデッキです。
「青黒デルバー」もクロックパーミッションの中ではパワフルさを重視したデッキなんですが、もっとアグロ感を求める人向けのデッキだと思います。
王道の強さも残しつつ、決まればより強い動きを採用した前のめり感は攻めっ気の強い人にはたまらないですね。
ブン回りの強さを重視する方はぜひ手に取ってみてください。
基本的な動き
「クロックパーミッション」の勝ちパターンと「リアニメイトコンボ」を狙う2つの動きで勝ちを目指します。
基本は1ターン目に「秘密を掘り下げる者」を展開して、カウンターで補助しながら殴りつつ・・・
墓地が肥えたらカウンターを構えた状態で「グルマグのアンコウ」を出すクロックパーミッションの動きです。
その動きを頭に入れながら、リアニメイトコンボで2~3ターン目に「縞カワヘビ」を出せれば儲けもんという感じですね。
2ターン目に「縞カワヘビ」を出すリアニメイトコンボの具体的な動きとしては・・・
1ターン目
「島」セット
「縞カワヘビ」を「サイクリング」で墓地に落とす
2ターン目
「沼」セット
「死体発掘」をプレイして「縞カワヘビ」を場に出す
というシンプルな動きです。
「死体発掘」があると「縞カワヘビ」は勝ちに繋がる1ドローとして使える強力な呪文に変わりますね。
デッキの枠を8枚しか必要としないコンボなので、青黒のデッキなら
・ドロー呪文を「縞カワヘビ」
に変えて「死体発掘」を入れておくとビックリリアニメイトデッキになります。
パウパーに存在する青黒デッキでさりげなく採用して色々試してみると思わぬ強さを持ったデッキが生まれるかもしれませんね。
サイドボードの説明
4 水流破
2 払拭
2 無効
1 被覆
2 喪心
2 吐き気
2 虚無の呪文爆弾
水流破
コスト(青)のインスタントで
以下から1つを選ぶ・呪文1つを対象とし、その色が赤である場合、それを打ち消す・パーマネント1つを対象とし、その色が赤である場合、それを破壊する
という効果を持っています。
赤に対するキラーカードですね。
速度負けしてる序盤を凌ぐためにもあると便利です。
払拭
除去やカウンター多めの相手に追加で入れます。
対コントロールは厳しい戦いになるので、少しでも思い通りにいかせない抵抗力が必要ですね。
無効
コスト(青)のインスタントで
「アーティファクト呪文1つかエンチャント呪文1つを対象とし、それを打ち消す」
という効果を持っています。
青黒が苦手とする置物への抵抗です。
場に出たら無力なのが辛いですが、対処するにはこれかバウンスくらいしかないので割り切るしかないですね。
被覆
コスト(青)のインスタントで
「ソーサリー呪文1つを対象とし、それを打ち消す」
という効果を持っています。
「払拭」では対応できないソーサリーを対処します。
パウパー界の優秀な布告除去である
を対処できるのが優秀ですね。
喪心
「殺し」が腐る黒相手の時に入れ替えたり、もっと除去が必要な相手に追加で入れたりします。
吐き気
コスト(1)(黒)のソーサリーで
「すべてのクリーチャーはターン終了時まで-1/-1の修整を受ける」
という効果を持っています。
2マナの軽い全体除去です。
タフネス1までしか対応できないのでちょっとイマイチですね。
Pauperの黒の全体除去と言えば2点ダメージを飛ばす
がメジャーですが、土地が16枚と少ないため4マナが重く使いにくいのもあり採用を見送ったんだと思います。
虚無の呪文爆弾
墓地対策が必要なら追加で入れます。
最後に
ちょっと面白いデルバーデッキを見つけたので紹介してみました。
「5/5」を早く出す
というコンセプトをとことん突き詰めたアグレッシブさがたまらないデッキですね。
「縞カワヘビ」は、いざ出されるとビックリする上に対処も難しいヤッカイさがあるので意外と有効な構築だと思います。
もしかしたらこの形がメジャーになる日が来るかもしれません。
・縞カワヘビ
・死体発掘
は2枚で成立する気軽なリアニメイトコンボです。
パウパーに存在する色々な青黒系デッキに忍ばせて楽しんでみるのもアリかと思います。
王道のデッキに見せかけて、さりげなくコンボを仕込んだビックリデッキを研究してみてはいかがでしょうか。
追記 「青黒アルケミー」にリアニメイトコンボを採用してみました
このデッキを回していたら
の効果で自然と墓地が肥える
の方がリアニメイトとの相性がいい気がしたので、レシピをいじってみました。
上手く融合できてかなり強さが増した下記リンクのレシピもオススメです。
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