【MTG】Pauper版「青黒アルケミーリアニメイト」の紹介 墓地を利用するギミックで圧倒するコントロール【死体発掘】

2021/11/22

デッキ紹介(パウパー)

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こんにちは、カズヒコです。

今回は、早々に「5/5」のクリーチャーを出して圧倒するデッキ

Pauper版「青黒アルケミーリアニメイト」

を紹介します。

このデッキはその名の通り「青黒アルケミー」に「リアニメイト」のギミックを搭載したデッキです。

つい先日、面白いレシピとして紹介した


のアイデアを、既存のコントロールデッキ


に採用した感じですね。

普通のデッキに見せかけてちょっとした仕掛けがある変わったデッキをお求めの方にオススメです。

詳しい説明は後述するので、まずはデッキレシピをご覧ください。

Pauper版「青黒アルケミーリアニメイト」のレシピ

土地(20枚)

8 島
4 沼
4 陰鬱な僻地
4 広漠なる変幻地

クリーチャー(14枚)

4 ボーラスの占い師
2 嵐縛りの霊
4 グルマグのアンコウ
4 縞カワヘビ

呪文(26枚)

4 定業

3 苦悶のねじれ
3 喪心

1 払拭
1 禁制
1 否認
4 対抗呪文

4 死体発掘

3 禁忌の錬金術

2 虚無の呪文爆弾

サイドボード

3 強迫
1 払拭
2 残響する衰微
2 残響する真実
4 チェイナーの布告
3 エヴィンカーの正義

カードの紹介

陰鬱な僻地

「陰鬱な僻地はタップ状態で戦場に出る」

「陰鬱な僻地が戦場に出たとき、あなたは1点のライフを得る」

「(T):(青)か(黒)を加える」

という能力を持った土地です。

コモンらしいタップイン2色ランドです。

色マナの安定をしながら1点のライフを得られるのが地味ながらコントロールにはちょっとありがたいですね。

広漠なる変幻地

「(T),広漠なる変幻地を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す」

という能力を持った土地です。

Pauperでは定番のフェッチランドです。

コモンらしく

「サーチした土地がタップイン」

という弱さですが

・色マナが安定する
・デッキを圧縮できる
・墓地に落ちるので「探査」と相性がいい

といった点がこのデッキには強さになりますね。

地味ながら優秀なカードだと思います。

ボーラスの占い師

コスト(1)(青)の「1/3」「マーフォーク・ウィザード」で

「ボーラスの占い師が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを見る。あなたはそれらのうちのソーサリー・カード1枚かインスタント・カード1枚を公開し、自分の手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く」

という能力を持っています。

序盤の壁になりながら、不確定ですが呪文1枚を手札に加えることができます。

このデッキではコンボパーツである「死体発掘」も探せるので安定性を上げるのに役立ちます。

嵐縛りの霊

コスト(1)(青)(青)の「2/2」「スピリット」で

「飛行」

「嵐縛りの霊は飛行を持つクリーチャーのみをブロックできる」

「不死(このクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す)

という能力を持ったクリーチャーです。

シンプルな布告除去対策です。

このデッキではフィニッシャーの


をいかに守れるかが大切になるのでメインから採用しています。

グルマグのアンコウ

コスト(6)(黒)の「5/5」「ゾンビ・魚」で

「探査」

という能力を持っています。

墓地が比較的早く溜まるこのデッキでは「探査」によって1~3マナくらいで出せるフィニッシャーになります。

カウンターを構えて出すのが基本になり、守り切った後の勝ちの速さが売りですね。

縞カワヘビ

コスト(6)(青)の「5/5」「海蛇」で

「呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない)

「サイクリング(青)((青),このカードを捨てる:カードを1枚引く)

という能力を持ったクリーチャーです。

このデッキに採用したリアニメイトギミックのパーツです。

サイクリング」で簡単に墓地に落とせるので何の負担もなくリアニメイトする準備ができますね。

死体発掘」と採用することで1マナ1ドローとして使いながら2マナで出せるフィニッシャーにもなる強さを持ちます。

上手くいけば2ターン目に「5/5 呪禁」が場に出せるので爆発力が上がりかなり強いデッキになりました。

普通に

・序盤は1マナ1ドロー
・終盤は7マナのフィニッシャー

として使っても強いので無理なく溶け込むのが優秀ですね。

定業

コスト(青)のソーサリーで

「占術2を行い、その後カードを1枚引く(占術2を行うには、あなたのライブラリーの一番上から2枚のカードを見て、そのうちの望む枚数のカードを望む順番であなたのライブラリーの一番下に置き、残りを望む順番で一番上に置く)

という効果を持っています。

パウパーの青を代表する定番の1マナドローです。

最大で3枚も掘れるので必要なカードがけっこう見つかります。

コントロールにもコンボにも役立つ潤滑油として活躍しますね。

苦悶のねじれ

コスト(青)(黒)のインスタントで

「クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-3/-0の修整を受ける」

「クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-0/-3の修整を受ける」

という効果を持っています。

クリーチャーの殴り合いをメインにしたデッキではコンバットトリックとして活躍しますね。

「5/5」というサイズを持つ

・縞カワヘビ
・グルマグのアンコウ

に対して強引に複数ブロックで相打ちを狙ってきても1体のパワーを下げることで一方的に倒すことが可能になります。

除去で対処しにくく相打ちも難しいとなると相手にとっては絶望ですね。

喪心

コスト(1)(黒)のインスタントで

「伝説でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する」

という効果を持っています。

シンプルな2マナの確定除去です。

パウパーでは伝説のクリーチャーを見かけないので安定した除去として使えますね。

払拭

コスト(青)のインスタントで

「インスタント呪文1つを対象とし、それを打ち消す」

という効果を持っています。

リアニメイトコンボを邪魔するカウンターや、フィニッシャーを除去から守るために採用しています。

1マナの軽さのおかげで1ターン早く仕掛けられるようになり手札にあると心強いです。

禁制

コスト(1)(青)のインスタントで

「キッカー(2)(あなたはこの呪文を唱えるに際し、追加で(2)を支払ってもよい)

「呪文1つを対象とする。それのマナ総量が2以下であるなら、それを打ち消す。それがキッカーされていたなら、代わりにそのマナ総量が4以下であるならそれを打ち消す」

という効果を持っています。

だいたいの呪文を対処できるカウンターです。

序盤を支え、終盤も4マナ出ればほぼ確定カウンターとして働く優秀な呪文ですね。

否認

コスト(1)(青)のインスタントで

「クリーチャーでない呪文1つを対象とし、それを打ち消す」

という効果を持っています。

除去やカウンターを打ち消してこちらの言い分を通すために使います。

広く対応できるので手札にあると安心感がありますね。

対抗呪文

コスト(青)(青)のインスタントで

「呪文1つを対象とし、それを打ち消す」

という効果を持っています。

シンプルな2マナカウンターです。

基本的にはこれを構えた状態でフィニッシャーを出すようにします。

2マナ立てながらターンを返すクセをつけるといいですね。

死体発掘

コスト(1)(黒)のソーサリーで

「各プレイヤーは、自分の墓地からクリーチャー・カードを1枚、戦場に出す」

という効果を持っています。

このデッキに搭載したリアニメイトコンボを成立させる呪文です。

2ターン目に「縞カワヘビ」を出す動きを目指しつつ、中盤以降は除去されたフィニッシャーを場に戻す息切れ防止にも使えます。

ブン回りの強さを上げながら受けにも使える便利な呪文ですね。

禁忌の錬金術

コスト(2)(青)のインスタントで

「あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードを見る。それらの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く」

「フラッシュバック(6)(黒)」

という効果を持っています。

4枚から選べるのが強いですし、選ばなかったカードを墓地に落とすのもリアニメイトと「探査」にとって相性が良いですね。

フィニッシャーを早く出す動きを助けてくれるのでこのデッキにピッタリのカードです。

虚無の呪文爆弾

コスト(1)のアーティファクトで

「(T),虚無の呪文爆弾を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの墓地にあるすべてのカードを追放する」

「虚無の呪文爆弾が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、あなたは(黒)を支払ってもよい。そうした場合、カードを1枚引く」

という効果を持っています。

相手の墓地を一掃することで「死体発掘」が持つ「相手にもリアニメイトさせてしまうデメリット」を消してくれます。

黒マナがあれば1ドローもできるのでメインからあっても悪くないですね。

デッキの説明


で使われていた

・縞カワヘビ
・死体発掘

の2枚で可能なリアニメイトコンボを「青黒アルケミー」に採用したデッキです。

秘密を掘り下げる者」がちょっと中途半端だったのもあり、

「リアニメイトするなら墓地利用を自然としている青黒アルケミーの方がシックリくるんじゃないかな?」

と思って試してみたら意外と上手くいったので紹介することにしました。

ただでさえ充分な強さを持っていた「青黒アルケミー」が

2ターン目に「5/5 呪禁」を出せる動き

を持ったことでヤケにパワフルなクロックパーミッションのようになって強くなった気がします。

アグロ好きな人が使うコントロールとしてオススメなデッキですね。

基本的な動き

青黒アルケミーのように

・グルマグのアンコウ

をフィニッシャーにしたコントロールとして動きつつ、場合によっては

・縞カワヘビ

をサイクリングして

・死体発掘

で早々にフィニッシャーを出す動きも狙います。


理想的な動きは

1ターン目

「島」セット

「縞カワヘビ」をサイクリングして墓地に落とす

2ターン目

「沼」セット

「死体発掘」をプレイ、墓地から「縞カワヘビ」を場に戻す

3ターン目

「島」セット

除去とカウンターを構えながら「縞カワヘビ」で殴る

以下、相手の動きを制限しながら殴り切る

という感じになります。


2ターン目に「5/5 呪禁」を出して4ターン守り切って勝つ

というヤケに強い動きであっという間の勝ちを狙えるのが売りです。

これが決まらなくても4~5ターン目くらいにカウンターを構えながら「グルマグのアンコウ」を出して守りながら殴り切る普通の動きでも強いのでOKです。

「5/5」を早く出して圧倒するのが勝ちパターンなので

・縞カワヘビ
・グルマグのアンコウ

を効率よく出す動きを重視しながら場をコントロールしていってください。

サイドボードの説明

3 強迫
1 払拭
2 残響する衰微
2 残響する真実
4 チェイナーの布告
3 エヴィンカーの正義

強迫

コスト(黒)のソーサリーで

「対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中からクリーチャーでも土地でもないカード1枚を選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる」

という効果を持っています。

対コントロールで戦いやすくするために入れ替えます。

手札を確認して除去やカウンターを抜けばだいぶ楽になりますしね。

1マナとは思えない働きをする優秀なコモンカードだと思います。

払拭

インスタント呪文多めの相手に追加で入れます。

残響する衰微

コスト(1)(黒)のインスタントで

「クリーチャー1体を対象とする。それと、そのクリーチャーと同じ名前を持つ他のすべてのクリーチャーは、ターン終了時まで-2/-2の修整を受ける」

という効果を持っています。

同名のカードを一掃できるので、トークンなどを一気に展開してきたアグロに有効です。

まとめて除去できると気持ちいいですね。

残響する真実

コスト(1)(青)のインスタントで

「土地でないパーマネント1つを対象とする。それと、そのパーマネントと同じ名前を持つ他のすべてのパーマネントを、オーナーの手札に戻す」

という効果を持っています。

これもトークン対策がメインですが、青黒では難しいエンチャントやアーティファクトに触れられる貴重なカードにもなります。

バウンスなので気休め程度ですが、0よりは希望があるので必要ですね。

チェイナーの布告

コスト(1)(黒)のソーサリーで

「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、クリーチャー1体を生け贄に捧げる」

「フラッシュバック(5)(黒)(黒)」

という効果を持っています。

黒らしく生け贄に捧げさせる布告除去です。

呪禁オーラ」相手に必要なのでメインとサイド合わせて4枚あるといいですね。

エヴィンカーの正義

コスト(2)(黒)(黒)のソーサリーで

「バイバック(3)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(3)を支払ってもよい。そうした場合、その解決に際し、このカードをあなたの手札に加える)

「エヴィンカーの正義は、各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれ2点のダメージを与える」

という効果を持っています。

全体に2点を飛ばすコモンならではの全体除去です。

小粒なクリーチャーが早く並ぶアグロへの対策として入れ替えます。

最後に

お手軽なリアニメイトコンボを採用してちょっとパワフルになったデッキ

Pauper版「青黒アルケミーリアニメイト」

を紹介してみました。

変にコンボにこだわらず、自然とコントロールに溶け込ませたので無理なく動けるデッキになっています。

「普段はアグロを使ってるけどちょっと青系のコントロールも使ってみたい」

と思っているアグロ脳の方なら

・シンプルな勝ちパターン
・豪快に殴り勝つ爽快感
・早い勝ちが狙える分かりやすさ

を持ったデッキなので1つ目のコントロールとしてピッタリだと思います。

使ってみると面白いデッキなので、コントロールのバリエーションの1つとしてぜひ回してみてください。

2023年10月26日 追記 新しいカードと入れ替えてリアニメイトの安定感を上げました

新しいエキスパンションで出た


というリアニメイト向けのカードと入れ替えてデッキの完成度が上がりました。

変更後のレシピはこちらです。

2023年 後期版「青黒アルケミーリアニメイト」のレシピ

土地(16枚)

8 島
4 沼
4 汚染された帯水層

クリーチャー(18枚)

4 ファラジの考古学者
2 嵐縛りの霊
4 グルマグのアンコウ
4 縞カワヘビ
4 カザド=ドゥームのトロール

呪文(26枚)

4 定業

3 苦悶のねじれ
3 喪心

1 禁制
1 否認
4 対抗呪文

4 死体発掘
1 戦慄の復活

3 禁忌の錬金術

2 虚無の呪文爆弾

※ 赤字が変更したカード

変更点の説明

最初に紹介したレシピから

4 陰鬱な僻地
4 広漠なる変幻地
4 ボーラスの占い師
1 払拭

の13枚を抜き


と入れ替えました。(詳しいカードの効果はリンク先をご覧ください。)

「沼サイクリング(1)」で自ら墓地に落ちつつ土地を持ってこれる「カザド=ドゥームのトロール」

場に出た時に3枚「切削」し、その中から土地でもクリーチャーでもないカード1枚を手札に加えられる「ファラジの考古学者」

この2枚によって墓地を肥やす動きがスムーズになってリアニメイトしやすくなりました。

基本的な動きが変わらないのに強くなった点が優秀ですね。

「陰鬱なる僻地」を「汚染された帯水層」にしたのは「沼・島」のタイプを持っていて「沼サイクリング」でサーチできるからで・・・

「払拭」を「戦慄の復活」にしたのはリアニメイトするカードが追加で欲しかったからです。

墓地に落ちる確率が上がったのに吊り上げる手段が乏しい点がネックでしたが、「戦慄の復活」がコモン落ちしたことでスムーズに解決しました。

絶妙なタイミングでのコモン落ちに感謝しかありません。

これらの変更により素早くフィニッシャーを出す動きが達成しやすくなり、明確に強くなりました。

やたらパワフルなクロックパーミッションとして速やかに殴り勝つ快感をお楽しみ頂ければ幸いです。
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