【MTG】Pauper版「ドメインzoo」の紹介 強力な呪文を詰め込んだ中速アグロ【パウパー】

2021/07/14

デッキ紹介(パウパー)

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ナヤズーが大好きなカズヒコです、こんにちは。

今回は、上手く回れば最強クラスのビートダウン、

Pauper版「ドメインzoo」

を紹介します。

このデッキは


という「エンチャントした土地にすべての土地タイプを持たせる」オーラを使って


といった「基本土地タイプの数で強さが上がるカード」の力を限界まで引き出して戦うビートダウンデッキです。

上手く回ると

・1マナ「3/3」
・3マナ「5/5」
・2マナ「5点火力」

というコモンとは思えないスペックの呪文でメチャクチャできます。

モダンで猛威を振るった「ドメインzoo」に負けず劣らず強力なパワーを持ったデッキですね。

赤緑白らしいパワフルなビートダウンデッキなので、「野生のナカティル」を使った王道のナヤズーが好きな方ならピッタリなデッキだと思います。

「3/3」「5/5」クリーチャーで殴りつつ、5点火力を叩き込む豪快な攻めを味わいたいならオススメです。

ナヤズーファンはこのデッキからパウパー参戦をしてみてはいかがでしょうか。

Pauper版「ドメインzoo」のレシピ

土地(20枚)

8 森
1 山
1 平地
1 沼
1 島
4 広漠なる変幻地
4 進化する未開地

クリーチャー(18枚)

4 野生のナカティル
4 巣の侵略者
4 コーの空漁師
3 マトカの暴動者
3 オーラのナーリッド

呪文(22枚)

4 稲妻
4 部族の炎

4 豊かな成長
4 ナイレアの存在

4 アルマジロの外套

2 発掘

サイドボード

4 未達への旅
4 自然への回帰
3 焦熱の連続砲撃
2 紅蓮破
2 大祖始の遺産

カードの説明

野生のナカティル

コスト(緑)の「1/1」「猫・戦士」で

「野生のナカティルは、あなたが山(Mountain)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける」

「野生のナカティルは、あなたが平地(Plains)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける」

という能力を持ったクリーチャーです。

赤緑白を使ったデッキなら1マナ「3/3」というスペックを持つナヤzooを代表するクリーチャーです。

序盤~終盤のいつ引いても強いビートダウンの王様ですね。

巣の侵略者

コスト(1)(緑)の「2/2」「エルドラージ・ドローン」で

「巣の侵略者が戦場に出たとき、無色の0/1のエルドラージ(Eldrazi)・落とし子(Spawn)クリーチャー・トークンを1体生成する。それは「このクリーチャーを生け贄に捧げる:(◇)を加える。」を持つ」

という能力を持ったクリーチャーです。

黒の布告除去対策として入れています。

場合によってはマナ加速にもなるのでバランスのいい1枚だと思います。

コーの空漁師

コスト(1)(白)の「2/3」「コー・兵士」で

「飛行」

「コーの空漁師が戦場に出たとき、あなたがコントロールするパーマネント1つをオーナーの手札に戻す」

という能力を持ったクリーチャーです。

ドローができる「豊かな成長」と「ナイレアの存在」を使い回してアドを取りつつ「2/3飛行」という頼れるスペックの優秀なクリーチャーです。

苦手な飛行対策にもなるのでかなり使える1枚ですね。

マトカの暴動者

コスト(2)(緑)の「*/*」「人間・戦士」で

「版図 ― マトカの暴動者のパワーとタフネスはそれぞれ、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数に等しい」

という能力を持ったクリーチャーです。

「ナイレアの存在」と相性が良く、このデッキでは3マナ「5/5」として頼れるクリーチャーです。

オーラのナーリッド

コスト(2)(緑)の「2/2」「ビースト」で

「オーラのナーリッドよりもパワーの小さいクリーチャーは、オーラのナーリッドをブロックできない」

「オーラのナーリッドは、戦場に出ているオーラ(Aura)1つにつき+1/+1の修整を受ける」

という能力を持ったクリーチャーです。

「豊かな成長」と「ナイレアの存在」を使っているおかげで、最低でも「3/3」になり悪くありません。

パワーを参照する回避能力が優秀で、後半はほぼブロックされない強力なフィニッシャーとして頼れる1枚ですね。

稲妻

コスト(赤)のインスタントで

「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える」

という効果を持っています。

赤の基本となる1マナ火力ですね。

赤絡みのビートダウンではこれを入れないと始まらないくらい王道の1枚です。

部族の炎

コスト(1)(赤)のソーサリーで

「版図 ― クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。部族の炎は、それにX点のダメージを与える。Xは、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数に等しい」

という効果を持っています。

「ナイレアの存在」があると2マナ5点ダメ―ジになる強烈な火力です。

これを使うためにドメインzooというデッキがあるというくらいのカードですね。

豊かな成長

コスト(緑)のオーラで

「エンチャント(土地)」

「豊かな成長が戦場に出たとき、カードを1枚引く」

「エンチャントされている土地は「(T):好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ」

という効果を持っています。

色マナの安定とドローによるアドバンテージを稼げる優秀なカードです。

パウパーのドメインzooが安定するのはこのカードのおかげなので欠かせない1枚ですね。

ナイレアの存在

コスト(1)(緑)のオーラで

「エンチャント(土地)」

「ナイレアの存在が戦場に出たとき、カードを1枚引く」

「エンチャントされている土地は、他のタイプに加えてすべての基本土地タイプでもある」

という効果を持っています。

このデッキの核となるカードです。

これ1枚で「山」「森」「平地」「島」「沼」が存在することになり、このデッキで採用しているカードがコスト以上の能力を発揮するので必ず引きたいカードですね。

アルマジロの外套

コスト(1)(緑)(白)のオーラで

「エンチャント(クリーチャー)」

「エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受けるとともにトランプルを持つ」

「エンチャントされているクリーチャーがダメージを与えるたび、あなたはその点数に等しい点数のライフを得る」

という効果を持っています。

膠着した場を打破してくれる1枚です。

このデッキのクリーチャーはサイズが大きいので、これをつけるだけで勝負が決まりますね。

ライフレースでも優位に立てますし、殴り合いがメインのビートダウンなら2枚は欲しいカードだと思います。

発掘

コスト(黒)のソーサリーで

「あなたの墓地からマナ総量が3以下であるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す」

「サイクリング(2)」

という効果を持っています。

3マナ以下のクリーチャーしか採用していないので1マナで好きなクリーチャーを場に戻せる優秀な呪文です。

相手からしたらやっと除去した「5/5」クリーチャーが1マナで戻されるので悪夢だと思います。

今回のレシピでは2枚の採用ですが、除去が豊富な相手なら4枚あってもいいかもしれません。

基本的な動き

ベースは王道のナヤズーなので、マナカーブ通りにクリーチャーを展開し、ひたすら殴るのが基本となります。

ナイレアの存在」を出せるとデッキパワーが一瞬でMAXに到達するので早めに引けるのを願うだけですね。

仮に引けなくても「広漠なる変幻地」と「進化する未開地」で地道に基本地形を揃える動きでも戦えます。

手札に来たカードで多少変化しますが、基本は

「森」→「山」→「平地」→「沼」→「島」

の順番でサーチしていけば順調に回ると思いますよ。

理想的な動きとしては・・・

1ターン目

「森」セット、「野生のナカティル」をプレイ

2ターン目

「山」セット、「巣の侵略者」をプレイ

「野生のナカティル」でアタック(2点)

3ターン目

「平地」セット、「マトカの暴動者」をプレイ

「野生のナカティル」「巣の侵略者」でアタック(計7点)

4ターン目

「広漠なる変幻地」セット、即起動で「沼」をサーチ

「ナイレアの存在」をプレイ

「野生のナカティル」「巣の侵略者」「マトカの暴動者」でアタック(計17点)

「稲妻」をプレイ(計20点)で勝ち

という感じでしょうか。

1枚しかない「山」や「平地」を都合よく引けることは少ないのでもうちょっと速度は落ちますが基本はこんな感じです。

後半に強い中速デッキですから焦らずじっくり攻めていきましょう。

序盤はコツコツ殴ってライフを10前後まで攻めて、土地が揃ったら「部族の炎」2枚で10点削り切るみたいな感じでOKですから。

場が整うまでは「豊かな成長」を「コーの空漁師」で使い回したりしてドローを進め、地上を固めながら機を待ち、時が来たら一気に決めてください。

このデッキの弱点

立ち上がりが遅く、テンポがあまりよくないので、早い相手にペースを握られるとキツイです。

白ウィニー」とかが順調に回ると対処が間に合わずにひっくり返せなくなったりしますしね。

青単フェアリー」のようなクロックパーミッションも早い段階でカウンター構えの勝ちパターンに入られたら対処が難しいです。

あと、毎度おなじみクリーチャーデッキの天敵である「黒単コントロール」も厳しいですね。

クリーチャーを除去られ、「騒がしいネズミ」でテンポを阻害されながら殴られると何もできずに終わることもあります。

やっぱり土地を5色使っているのは若干無理があるというのは否めないです。

「広漠なる変幻地」からアンタップインでサーチできるなら話は違うんですけどね・・・

さすがにコモンでそれは望めないのでこの課題が解決することはなさそうです。

回り出すまでに相手がモタついてくれたらメチャクチャ強いんですが、ブン回り勝負となると分が悪いのは仕方ないかもしれません。

このデッキがあんまりメジャーにならないのは、こういう弱点が致命傷になっているからなんでしょうね。

・「ナイレアの存在」の上位互換で1マナバージョン

・「広漠なる変幻地」の上位互換でカルドハイムの基本土地タイプを2つ持つ氷雪タップイン2色ランドをサーチできるフェッチ

とかが出るくらいコモンカードがインフレする時代が来ると日の目を見るかもしれません。

パウパーでは若干ストレスがあるので、このデッキに興味を持った方は無理なく安定して回せるモダンの「ドメインzoo」を組むといいかもしれませんね。

サイドボードの説明

4 未達への旅
4 自然への回帰
3 焦熱の連続砲撃
2 紅蓮破
2 大祖始の遺産

未達への旅

コスト(1)(白)のエンチャントで

「未達への旅が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とし、それを追放する」

「未達への旅が戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す」

という効果を持っています。

パウパーの白を代表する追放系単体除去です。

除去が多めに必要な時やタフネスが6以上あるファッティへの対策に使います。

自然への回帰

コスト(1)(緑)のインスタントで

以下から1つを選ぶ

・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する

・エンチャント1つを対象とし、それを破壊する

・墓地からカード1枚を対象とし、それを追放する

という効果を持っています。

緑定番の置物対策+墓地対策です。

これ1枚で広く対応できるので緑が中心ならベストな選択だと思います。

焦熱の連続砲撃

コスト(2)(赤)のインスタントで

「焦熱の連続砲撃は、海賊(Pirate)でない各クリーチャーにそれぞれ2点のダメージを与える」

という効果を持っています。

数が並ぶクリーチャーデッキ対策です。

序盤の速度負けをこれ1枚でチャラにしてくれるのでメイン採用でもいい気がする1枚ですね。

紅蓮破

コスト(赤)のインスタントで

以下から1つを選ぶ

・呪文1つを対象とし、その色が青である場合、それを打ち消す

・パーマネント1つを対象とし、その色が青である場合、それを破壊する

という効果を持っています。

青への対策です。

カウンターへ無防備なのは辛いのでせめてもの反抗ですね。

大祖始の遺産

コスト(1)のアーティファクトで

「(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の墓地にあるカード1枚を追放する」

「(1),大祖始の遺産を追放する:すべての墓地にあるすべてのカードを追放する。カードを1枚引く」

という効果を持っています。

定番の墓地対策です。

こちらも「発掘」で墓地利用をするので、もしかしたら「虚無の呪文爆弾」の方がいいかもしれません。

その他の候補カード

・クァーサルの群れ魔道士

・怨恨
・赤の防御円

・カルドハイムの氷雪タップインランド

クァーサルの群れ魔道士

コスト(白)(緑)の「2/2」「猫・ウィザード」で

「賛美(あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける)

「(1),クァーサルの群れ魔道士を生け贄に捧げる:アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する」

という能力を持っています。

メインから使える置物対策兼ビートダウン要因です。

ナヤといえばコレというカードですが、このデッキだと白マナがちょっとネックになる気もします。

怨恨

コスト(緑)のオーラで

「エンチャント(クリーチャー)」

「エンチャントされているクリーチャーは、+2/+0の修整を受けるとともにトランプルを持つ」

「怨恨が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、怨恨をオーナーの手札に戻す」

という効果を持っています。

軽く強化したいならアリな1枚です。

今回のレシピでは1枚で決まるフィニッシャーとして「アルマジロの外套」にしていますが、速度やアド損防止を重視するならこちらですね。

赤の防御円

コスト(1)(白)のエンチャントで

「(1):このターン、あなたが選んだ赤の発生源1つが次にあなたに与えるすべてのダメージを軽減する」

という効果を持っています。

対赤でこれがあればかなり楽に戦えます。

序盤の速度負けを防止できますし、環境に赤が多いならサイドに3枚くらいあるといいかもしれません。

カルドハイムの氷雪タップインランド

基本土地タイプを持つ2色ランドなので上手く使えば強いかもしれません。

これをサーチできるコモンフェッチが出たら安定度が爆上がりなので4枚ずつ揃えておくと遠い未来に良いことがあるかもしれませんよ。

最後に

パウパー界のパワフルなビートダウン「ドメインzoo」を紹介してみました。

モダンやレガシーの「zoo」と比べると速度や安定度は落ちますが、上手く回ればメチャクチャ強いデッキです。

中速ビートダウンとしては最強クラスのパワーを持つデッキなので、後の進化を期待して1つ持っておくと面白いかもしれません。

「野生のナカティル」好き、ナヤズー好きの方は試しに組んでみてはいかがでしょうか。

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