【モダン】「青赤ストーム(けちストーム)」の紹介 土地を妥協して少し安めに組んでみました

2024/05/15

デッキ紹介(モダン)

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 今回は、モダンで使えるコンボデッキが欲しくて組んだ

青赤ストーム(けちストーム)

のレシピを紹介します。

2024年5月現在、1枚2000円以上する

は手が出せなかったので土地を妥協した廉価版ですが、特に問題なく回るので安く済ませたい方は参考にどうぞ。

青赤ストーム(けちストーム)のレシピ

土地(18枚)

3 島
1 山

クリーチャー(7枚)


呪文(35枚)

4 定業
3 考慮
1 撤廃
4 魔力変

サイドボード

3 稲妻
2 払拭
2 削剥
1 アノールの焔
1 ぶどう弾
1 炎の中の過去

※ 詳しいカードの効果はリンク先を参照してください。

デッキの説明

このデッキは「けちストーム」の名の通り、「けちな贈り物」で必要なパーツをサーチしてストームを稼ぎ、3ターンキルを狙うコンボデッキです。

条件が整った状態で「けちな贈り物」を撃てれば勝ち

というけっこう大雑把なデッキですね。(コンボの動きは次の見出しで詳しく書きます)

今回のレシピはクリーチャーや呪文はメジャーなリストと似たような構成ですが、最初に書いた通り土地を妥協しています。

フェッチランドとショックランドは高かったので

  • シヴの浅瀬
  • 焦熱島嶼域
  • 嵐削りの海岸

などのアンタップインしやすい安価な2色土地で代用しました。

「ダメラン」と「キャノピーランド」は色マナを出すたびに1点食らうのが気になるかもしれませんが、コンボでの短期決戦を狙うデッキなのでそこまで問題でもありません。

フェッチ ~ ショックイン で3点食らう展開と比べても1ゲームを通してのライフロスはそこまで差がなかったりしますから。

フェッチがない分「ほんのちょっとだけ余分な土地を引きやすい」という確率的な損があるくらいですね。

大切なのは

3ターン目まで安定してアンタップ状態で出せること

なので、土地を妥協しても特に問題はありません。

安価に済ませたい方はお試しください。

ドロー手段に「焦熱島嶼域」が4枚あると良いかも

個人的には最後の足掻きの1ドローにも使える「焦熱島嶼域」を優先して採用するのがオススメです。

コンボがギリギリ繋がるかどうかのヤケクソスタートをした時、場にあれば

「もし 〇〇 を引ければ繋がるかも・・・」

みたいになった時の賭けに使えて便利ですから。

後々、フェッチランドとショックランドを揃えられたとしても私は外さず4枚入れてると思います。

デッキの動き(コンボの解説)

コンボの流れとしては

  • マナ加速
  • ドロー
  • サーチ

でマナを溜めながらパーツを集め、ストームを稼いで「ぶどう弾」でトドメを刺す典型的なデッキと似ています。

この手のコンボは途中のドローが悪いと途切れてしまうことがありますが

  • けちな贈り物
  • 炎の中の過去

を採用することでコンボの達成をより確実にしたのが「けちストーム」です。

「けちな贈り物」で必要なパーツをザっと持ってこれるので、条件が整った状態で撃てばほぼ決まりますから。

コンボを開始した段階で相手に妨害手段がなければ勝ち

という勝負所が分かりやすいコンボデッキですね。

では、どういう手順でコンボを決めるのか具体的に書いていきます。

3ターンキルの条件

3ターンキルを決めるには

① 2ターン目にプレイした「遵法長、バラル」か「ゴブリンの電術師」が生き残った状態で3ターン目を迎える

② 手札に「けちな贈り物」と「捨て身の儀式」や「魔力変」などのマナ加速があり「(青)1マナと(赤)1マナを含む 計6マナ」を用意できる

の2つを満たす必要があります。

「炎の中の過去」が手札にあるなら1マナ少なくてもよくなりますが、その辺は回してる内に分かってくると思います。

まずは上記の2つをコンボスタートの目安として覚えておいてください。

具体的な3ターンキルの動き

初手に

  • 2色土地 2~3枚
  • 遵法長、バラル
  • 捨て身の儀式
  • 魔力変
  • けちな贈り物

があるのが理想なので上記の手札からスタートします。

1ターン目

「尖塔断の運河」をプレイ

2ターン目

「シヴの浅瀬」をプレイ

「遵法長、バラル」をプレイ

3ターン目

「焦熱島嶼域」をプレイ

「尖塔断の運河」から(赤)を出して「捨て身の儀式」をプレイ

現在のマナ(赤)(赤)(赤)

「シヴの浅瀬」から(赤)を出して「魔力変」をプレイ((赤)(青)を指定)

現在のマナ(赤)(赤)(赤)(赤)(青)

「焦熱島嶼域」から(赤)を出す

現在のマナ(赤)(赤)(赤)(赤)(赤)(青)

これで「(青)1マナ(赤)1マナを含む計6マナ」が確保できたのでコンボがスタートできます。

(赤)(赤)(青)を使って「けちな贈り物」をプレイ

ライブラリーから

  • 捨て身の儀式
  • 発熱の儀式
  • 魔力変
  • 炎の中の過去

をサーチ

一番マナが掛かるのが「炎の中の過去」を墓地に送られる選ばれ方なので、今回は

「捨て身の儀式」と「魔力変」が手札にきて・・・

「発熱の儀式」と「炎の中の過去」が墓地にいった形で進めます。

現在のマナ(赤)(赤)(赤)

(赤)を使って「捨て身の儀式」をプレイ

現在のマナ(赤)(赤)(赤)(赤)(赤)

(赤)を使って「魔力変」をプレイ、(赤)(青)を指定

現在のマナ(赤)(赤)(赤)(赤)(赤)(青)

(赤)(赤)(赤)(赤)を使って「炎の中の過去」をフラッシュバックでプレイ

(現在墓地にある「捨て身の儀式」×2、「魔力変」×2、「発熱の儀式」「けちな贈り物」にフラッシュバックが付く)

現在のマナ(赤)(青)

(赤)を使って墓地にある「捨て身の儀式」をフラッシュバックでプレイ

現在のマナ赤)(赤)(赤)(青)

(青)マナを残しながら墓地にある「捨て身の儀式」「発熱の儀式」「魔力変」×2(指定は(青)(青))をフラッシュバックでプレイしてマナ加速する

現在のマナ赤)(赤)(赤)(赤)(赤)(青)(青)(青)(青)(青)

この段階で「ストーム11」

(赤)(青)(青)を使って墓地にある「けちな贈り物」をフラッシュバックでプレイ

  • 捨て身の儀式
  • ぶどう弾
  • けちな贈り物
  • 炎の中の過去

をサーチ

(ここまでくればどう選ばれてもライフを20点以上削る流れに持ち込める)

もし「ぶどう弾」が手札にきた場合は、普通にプレイして「ストーム12」で13点与えた後に「炎の中の過去」をプレイして、フラッシュバックで再度「ぶどう弾」(ストーム14)をプレイすれば計28点を与えて勝てます。

少し長引くのは「ぶどう弾」が墓地にいった場合なので、一例として

「捨て身の儀式」と「けちな贈り物」が手札に・・・

「ぶどう弾」と「炎の中の過去」が墓地にいった場合で続けます。

現在のマナ赤)(赤)(赤)(赤)(青)(青)(青)

(赤)を使って「捨て身の儀式」をプレイ

現在のマナ赤)(赤)(赤)(赤)(赤)(赤)(青)(青)(青)

(赤)(青)(青)を使って「けちな贈り物」をプレイ

  • 願い
  • 発熱の儀式
  • 捨て身の儀式
  • 魔力変

をサーチ

(「願い」と「マナ加速」を持ってくるのがポイント)

あとは墓地にある「炎の中の過去」をフラッシュバックでプレイした後、

(赤)3マナを含む計4マナ

を用意して

「ぶどう弾」、「願い」→「ぶどう弾」

とプレイすれば勝ちです。

一例として「魔力変」と「願い」が手札に・・・

「発熱の儀式」と「捨て身の儀式」が墓地にいった場合で進めます。

現在のマナ赤)(赤)(赤)(赤)(赤)(青)

(赤)を使って「魔力変」をプレイ、(赤)(赤)を指定

(まずは手札に残ったマナ加速をプレイして6マナ以上を確保する)

現在のマナ赤)(赤)(赤)(赤)(赤)(赤)(青)

赤)(赤)(赤)(赤)を使って墓地にある「炎の中の過去」をフラッシュバックでプレイ

現在のマナ赤)(赤)(青)

(赤)を使って墓地にある「発熱の儀式」をフラッシュバックでプレイ

(これでトドメの「ぶどう弾」を撃つマナは充分)

現在のマナ赤)(赤)(赤)(赤)(青)

(赤)を使って「ぶどう弾」をフラッシュバックでプレイ(ストーム17)(計18点)

現在のマナ赤)(赤)(赤)(青)

(赤)(赤)を使って「願い」をプレイ

(赤)を使ってサイドボードの「ぶどう弾」をプレイ(ストーム19)(計38点)

これで大抵の相手はライフが0なので勝ちです。


実際に回してみると「魔力変」のドローで引いてきた「マナ加速」や「ドロー呪文」を使ってもっと簡単にストームを稼げたり・・・

フェッチやショックインなどで相手のライフが15点 ~ 18点になっていることが多いので1発の「ぶどう弾」だけで勝てたりもしますが・・・

3ターンキルの基本は上記の手順になるので、まずはコレをしっかり覚えておきましょう。

コンボの基本 まとめ

実戦では除去やカウンターで妨害されるので3ターンキルを決めるのはけっこう難しいです。

なので相手のスキを突いて4ターン目以降にコンボを開始することが多いんですが、その時に失敗しないためのポイントを書いておきますね。

コンボ開始 3つのポイント

① 下記の3枚の内、1枚以上が場に出ている

  • 遵法長、バラル
  • ゴブリンの電術師
  • 研究所荒らしの事件

② 「けちな贈り物」が手札にある

(青)1マナと(赤)1マナを含む「計6マナ」が生み出せる

上記の3つが揃っている時はコンボを始められます。

「けちな贈り物」でサーチするカード

最初にサーチするカードと2回目にサーチするカードは覚えておいて損がないのでまとめておきます。

① 最初にプレイした「けちな贈り物」でサーチするのは

  • 捨て身の儀式
  • 発熱の儀式
  • 魔力変
  • 炎の中の過去

の4枚で、「炎の中の過去」をフラッシュバックした後にサーチするのは

  • 捨て身の儀式
  • ぶどう弾
  • けちな贈り物
  • 炎の中の過去

の4枚です。

1回目は「マナ加速」+「炎の中の過去」

2回目は「ぶどう弾」+「炎の中の過去」を忘れずに・・・

色マナの管理 3つの注意点

(青)(赤)の配分を間違えると危ないので簡単に注意点を書いておきます。

① 最初の「けちな贈り物」をプレイする前は(青)1マナの確保を忘れない

② 「炎の中の過去」をプレイする時は(赤)1マナを必ず残す

③ 「魔力変」をプレイする時、(赤)が3マナ以上確保できているなら他のマナは優先して(青)に変換する

それぞれの意味を軽く補足します。

① は(青)がないとそもそもプレイできないので当然ですね。

② を間違えて(赤)を使い切ってしまうとマナ加速ができずコンボが途切れるので要注意です。

③ は「定業」や「差し戻し」などを使うための(青)確保ですね。

(赤)は簡単に増やせますし、コンボが繋がり出した後は3マナあれば足りますから(青)を確保するのが地味に大切です。

サイドボードについて

3 稲妻
2 払拭
2 削剥
1 残響する真実
1 アノールの焔
2 パズルの欠片
1 ぶどう弾
2 巣穴からの総出
1 炎の中の過去

いくつか見たリストを参考にそれっぽいカードを入れただけで実はそんなに意味が分かってなかったりします。

大雑把に「クリーチャー除去」「カウンター対策」「アーティファクト対策」「エンチャント対策」を詰め込んだだけですから・・・

この辺はプレイ動画などを参考に意味を理解次第、入れ替えたりしそうです。

その他の候補カード

他のリストでよく見かけたカードをメモ程度に残しておきます。

最序盤のアンタップインを重視するならスローランドの「嵐削りの海岸」ではなく「河川滑りの小道」はアリですね。

現状では1000円くらいするのでもう少し落ち着いたら購入も視野に入りそうです。

「天上都市、大田原」はコンボを邪魔するパーマネント対策に1~2枚欲しいですが2024年5月現在、2500円くらいするのがネックです。

「島」と入れ替えるだけだから枠を邪魔しませんし、「プロテクション(青)」を無視できるバウンスとして1枚は入れたいですね。

「破壊放題」「狼狽の嵐」「応じ返し」はよく見るサイドカードです。

「狼狽の嵐」以外は安めなのでアーティファクト対策やクリーチャー対策に1~2枚あるとよさそうですね。

最後に

「ぶどう弾」を使ったストームデッキが好きなので、モダンで使える

青赤ストーム(けちストーム)

を安価に組んだついでにレシピを紹介しながらコンボの基本手順も解説してみました。

文字にすると長くて複雑に見えたかもしれませんが

マナ加速 → キーカードのサーチ → マナ加速 → キーカードのサーチ

でストームを稼いで「ぶどう弾」を撃つ定番のコンボデッキです。

ポイントが分かれば色々と勝ち筋が見えて面白いと思いますよ。

それぞれのパーツは安めですし、フェッチランドやショックランドを妥協すれば2万円くらいで組めますから、もしコンボデッキに興味があるならオススメです。

安くて強いデッキの1つとしてお試しください。

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