「カウンター〇〇」って響きが好きなカズヒコです、こんにちは。
今回は、レベル好きにオススメのデッキ、
Pauper版「カウンターレベル」
を紹介したいと思います。
原案は「シミてく」さんのこちらの記事です。↓
カウンターレベルと聞くと往年のプレイヤーならちょっとワクワクしてしまうデッキかもしれません。
「え?あのカウンターレベルが使えるの?しかも5-0ってことは通用するデッキってこと?」
と興味を惹かれた方もいるんじゃないでしょうか。
コモンだけで組まれたとはいえ、レベルのリクルート能力を活かし、カウンターを構えながらクロックを展開できる動きは健在なので、当時のスタンダードでカウンターレベルを使っていた方ならけっこう楽しめるデッキだと思います。
まずは5-0した原案を回してみて色々とお好みに調整すると楽しいと思います。
私も原案を回してみて不満に思った部分を調整したレシピを乗せておきますので、何か参考になったら幸いです。
けっこういじれるデッキなので自分なりのカウンターレベルを完成させ、パウパー環境に飛び込んでみてください。
Pauper版「カウンターレベル」のレシピ
土地(23枚)
6 島
4 平地
1 森
3 平穏な入り江
3 茨森の滝
3 広漠な変幻地
3 進化する未開地
クリーチャー(16枚)
3 レイモス教の兵長
3 レイモス教の副長
1 アムローの偵察兵
1 果敢な隼
1 ヴェク追われの盲信者
3 エイヴンの裂け目追い
4 深夜の護衛
呪文(21枚)
4 渦まく知識
3 衝動
4 未達への旅
1 静寂の捕縛
4 対抗呪文
2 禁制
3 ゴンドの存在
サイドボード
1 ヴェク追われの盲信者
4 解呪
3 払拭
2 忘却の輪
1 静寂の捕縛
1 虹色の断片
3 大祖始の遺産
原案との違い
変えたのはドローと除去ですね。
大きな変更はこれだけです。
「定業」より「衝動」の方が必要なカードを探しやすく、インスタントである面も使いやすかったので変更しました。
除去は「はらわた撃ち」が使い物にならないことが多かったので「未達への旅」にして安定を取った感じですね。
どちらも一長一短ですので好みの問題だとは思います。
デッキの説明
コモンで組んだ「カウンターレベル」です。
「インスタントタイミングでクリーチャーを展開できるレベルのリクルート能力」
によって
「カウンターを構えながらクロックを出せる」
ので
「常に相手の動きに合わせて動くことができる」
という
青好きには理想的なデッキですね。
「クリーチャーを出すとカウンターが構えられない」
「でもカウンターを構えるとクリーチャーを展開できない」
という弱点をカバーしあった文句のない動きです。
これだけを見ればレベルは強いと思えるかもしれません。
ただ、欠点はあります。
それは「レベルクリーチャーの貧弱さ」です。
カードパワーが上がった現在ではレベルが弱すぎるんです。
なので、シンプルなカウンターレベルではとても戦えず、なかなか日の目を見ることがなかったんだと思います。
しかし、今回の原案となった5-0のリストではその欠点をある手段を足すことで克服しています。
それが「無限トークンコンボ」です。
緑をタッチして
による無限トークンコンボを入れたことで
「決まれば勝ち」
という決め手を足してデッキパワーを上げています。
現代のカードパワーに対し、レベルとカウンターだけで勝ち切るのは至難の業なので、こういった「決まれば勝ち」のコンボを内蔵することが生き残るコツなのかもしれません。
「カウンターレベル」というのは表向きの顔で、本当は「無限トークンコンボ」を決めるために組まれたデッキなのかもしれませんね。
基本的な動き
・「レイモス教の兵長」を展開し
・相手の動きをコントロールしながらマナを伸ばして
・リクルート能力でクロックを増やして殴り切る
というのが基本になると思います。
普通のカウンターレベルの動きも相手によっては強いので効果的ですから。
ただ、本当の狙いは「無限トークンコンボ」ですね。
・レベルをおとりに除去を使わせ
・手札を消耗した所で「深夜の護衛」を出し
・返しの除去をカウンターで守って
・次のターンに「ゴンドの存在」をプレイすれば完成です
これが決まればほぼ勝ちなので、相手は常に油断できないと思います。
他にも「リクルート能力」と「渦まく知識」のプチコンボも内蔵しているので地味ながら楽しいですよ。
「渦まく知識」で不要牌をライブラリートップに戻し、「リクルート能力」でシャッフルしてしまう動きは定番ですが強いです。
レベルが回り出したら手札にあるレベルはライブラリーに戻していいので、手札を有効牌で満たすこともできます。
手札にクリーチャーがなくてもリクルート能力持ちのレベルが場にいれば展開できるというのは、レベルならではの強さですよね。
小さなコンボから決まれば勝ちのコンボまで内蔵されたデッキなので、相手にするとなかなかヤッカイだと思います。
他にも面白い組み合わせを知っている方は、色々と組み合わせて楽しいカウンターレベルを組んでください。
このデッキの弱点
シンプルにクリーチャーが貧弱というのが弱点ですね。
真正面からの殴り合いには勝てません。
近い未来、またレベルがフィーチャーされて
・1マナ 2/1 リクルート能力持ち
・2マナ 3/2 リクルート能力持ち
・3マナ 3/2 飛行 リクルート能力持ち
のようなコモンクリーチャーが出てくれば少しはマシになるんですが・・・それはないんでしょうね・・・
除去満載の黒系コントロールにもメチャクチャ相性が悪いです。
こちらのカウンターを上回る除去により処理しきれずデッキが回りませんから。
あと、狙いが単純なので、絞って対応されるとモロいです。
レベルが貧弱なため、普通にクリーチャーを並べられると動けなくなってしまい、恐れるべきは「無限トークンコンボ」のみとなると対応が簡単になります。
メインでは「無限トークンコンボ」をウッカリ食らってしまったとしても、仕掛けは単純なのでサイド後は食らってくれません。
除去を「深夜の護衛」に絞られて2~3枚温存されると厳しいですね。
・クリーチャーの戦闘では勝てない
・頼みの綱の「無限トークンコンボ」も警戒されて決められない
となるともうどうしようもありません。
もう少し基本となるデッキパワーを上げる必要がありますが、現状では難しいです。
何かいい改善案があったら教えて頂けると嬉しいです。
サイドボードの説明
1 ヴェク追われの盲信者
4 解呪
3 払拭
2 忘却の輪
1 静寂の捕縛
1 虹色の断片
3 大祖始の遺産
ヴェク追われの盲信者
コスト(2)(白)の「1/1」「人間・レベル」で
「シャドー(このクリーチャーは、シャドーを持つクリーチャーのみブロックでき、シャドーを持つクリーチャーによってのみブロックされる)」「ヴェク追われの盲信者が攻撃してブロックされないたび、あなたはクリーチャー1体を対象とし、これはそれに1点のダメージを与えることを選んでもよい。そうした場合、このターンヴェク追われの盲信者が与えるすべての戦闘ダメージを軽減する」
という能力を持ったクリーチャーです。
タフネス1のクリーチャーが多ければ入れます。
相手によって刺さるか刺さらないかが明確なのでメイン、サイドで1枚ずつ散らしています。
解呪
コスト(1)(白)のインスタントで
「アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する」
という効果を持っています。
定番の「エンチャント・アーティファクト対策」です。
他に入れるものもなかったので4枚入れていますが、他に対応する必要のあるものがあるなら入れ替え枠にしてください。
払拭
コスト(青)のインスタントで
「インスタント呪文1つを対象とし、それを打ち消す」
という効果を持っています。
除去が豊富な相手に追加のカウンターとして入れています。
赤の火力にもけっこう対応できるので便利です。
忘却の輪
コスト(2)(白)のエンチャントで
「忘却の輪が戦場に出たとき、他の土地でないパーマネント1つを対象とし、それを追放する」「忘却の輪が戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す」
という効果を持っています。
便利な万能除去です。
どんな相手にもムダにならないし、広く対応できるので入れています。
静寂の捕縛
コスト(2)(白)の部族エンチャント(レベル)オーラで
「エンチャント(クリーチャー)」「エンチャントされているクリーチャーは攻撃したりブロックしたりできない」
という効果を持っています。
リクルート能力でサーチできる追加のクリーチャー対策です。
リクルート能力で出すと対象を取らないので「呪禁」クリーチャーにも付けられて強いです。
単体除去が効かないヤッカイなクリーチャーがいる時は重宝しますね。
虹色の断片
コスト(2)(白)のインスタントで
「このターン、あなたが選んだ色の発生源が与えるすべてのダメージを軽減する」「フラッシュバック ― あなたがコントロールするアンタップ状態の白のクリーチャー1体をタップする」
という効果を持っています。
選んだ色のダメージを軽減できるカードです。
火力のダメージを無効化したり、ダメージ系の除去をかわしたり、戦闘で一方的に勝てたりと便利なカードですね。
大祖始の遺産
コスト(1)のアーティファクトで
「(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の墓地にあるカード1枚を追放する」「(1),大祖始の遺産を追放する:すべての墓地にあるすべてのカードを追放する。カードを1枚引く」
という効果を持っています。
定番の墓地対策です。
ないよりはあった方がいいので入れています。
その他の候補カード
・軍旗の旗手
・除外
・水流破
・広がりゆく海
軍旗の旗手
コスト(1)(白)の「1/1」「人間・旗手」で
「対戦相手1人が自分がコントロールする呪文を唱えたり自分がコントロールする能力を起動する際の対象を選ぶ間に、そのプレイヤーは可能ならば少なくとも1体の戦場に出ている旗手(Flagbearer)を選ばなければならない」
という能力を持ったクリーチャーです。
強制的に対象に取らせることで相手の動きを制限したり、除去を無駄に使わせられる便利なクリーチャーです。
相手によっては強烈に刺さるカードなので、メタによってはサイドボードに必須になるカードですね。
除外
コスト(2)(青)のインスタントで
「クリーチャー呪文1つを対象とし、それを打ち消す」「カードを1枚引く」
という効果を持っています。
クリーチャー呪文をカウンターしつつ1ドローできる3マナのインスタントです。
決まれば強いので1枚くらい採用してるリストはけっこうありますね。
お好みで採用してください。
水流破
コスト(青)のインスタントで
以下から1つを選ぶ・呪文1つを対象とし、その色が赤である場合、それを打ち消す・パーマネント1つを対象とし、その色が赤である場合、それを破壊する
という効果を持っています。
赤対策としてシンプルに対応するならコレですね。
環境に赤が多いならサイドに3枚くらいあると安心です。
広がりゆく海
コスト(1)(青)のオーラで
「エンチャント(土地)」「広がりゆく海が戦場に出たとき、カードを1枚引く」「エンチャントされている土地は島(Island)である」
という効果を持っています。
土地を「島」に変える2マナのオーラです。
多色デッキや「ウルザトロン」への対策に使えます。
1ドロー付きなので腐らないのが良いですね。
最後に
古参プレイヤーならちょっと興味を惹くデッキ、Pauper版「カウンターレベル」を紹介してみました。
懐かしいカウンターレベルの動きを楽しめるので、好きな人にはかなり楽しめるデッキだと思います。
まだまだ改良の余地がある未完成のリストですし、色々といじってお好みのカウンターレベルを完成させてみてはいかがでしょうか。
あなたの力でカウンターレベルをメタの一角に押し上げてみてください。
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