【MTG】Pauper版「ウルザトロン」の紹介 大量のマナを使ったコントロールデッキ【パウパー】

2021/07/27

デッキ紹介(パウパー)

t f B! P L

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「X火力を20点で撃つ」という夢を持っていたカズヒコです、こんにちは。

今回は、大量のマナでメチャクチャ悪さができるコントロール、

Pauper版「ウルザトロン」

を紹介します。

このデッキは


という、この3種類が揃うと計7マナ出るメチャクチャな土地を活かしたコントロールデッキです。

膨大なマナを背景に5色の優秀な呪文を使って悪さをする面白いデッキですね。

序盤はちょっとトロいですが、回り出すと豪快な動きができて楽しいですよ。

私なりに調整したサンプルレシピとよく使われているカードを紹介するので、お好みにアレンジしてもらえたらと思います。

Pauper版「ウルザトロン」のレシピ

土地(22枚)

1 島
1 茨森の滝
1 急流の崖
1 ボジューカの沼
4 興隆する島嶼
2 誘惑の洞窟
4 ウルザの塔
4 ウルザの鉱山
4 ウルザの魔力炉

クリーチャー(8枚)

1 石角の高官
4 熟考漂い
2 記憶の壁
1 ディンローヴァの恐怖

呪文(30枚)

1 輪作

4 衝動

1 削剥
1 喪心

1 否認
1 禁制
1 対抗呪文

3 一瞬の平和
2 ムラーサの胎動

1 とどろく雷鳴
2 焦熱の連続砲撃

1 転覆
1 幽霊のゆらめき
2 神秘の指導

4 予言のプリズム
4 眷者の装飾品

サイドボード

1 石角の高官
1 ゴリラのシャーマン
1 払拭
4 赤霊破
1 削剥
1 喪心
1 否認
2 嵐の乗り切り
2 自然への回帰
1 焦熱の連続砲撃

※ 2022年1月21日に「予言のプリズム」と「眷者の装飾品」が禁止になったので変更が必要です。

カードの説明

ウルザの塔

「(T):(◇)を加える。あなたがウルザの(Urza's)・鉱山(Mine)とウルザの・魔力炉(Power-Plant)をコントロールしているなら、代わりに(◇)(◇)(◇)を加える」

という効果を持った土地です。

他のウルザランドが揃えば3マナ出る強力な土地ですね。

ウルザの鉱山

「(T):(◇)を加える。あなたがウルザの(Urza's)・魔力炉(Power-Plant)とウルザの・塔(Tower)をコントロールしているなら、代わりに(◇)(◇)を加える」

という効果を持った土地です。

こちらは他のウルザランドが揃うと2マナ出ます。

ウルザの魔力炉

「(T):(◇)を加える。あなたがウルザの(Urza's)・鉱山(Mine)とウルザの・塔(Tower)をコントロールしているなら、代わりに(◇)(◇)を加える」

という効果を持った土地です。

こちらも他のウルザランドが揃うと2マナ出ます。

・ウルザの塔
・ウルザの鉱山
・ウルザの魔力炉

これら3枚を揃え、大量のマナで色々と悪さをするのが「ウルザトロン」です。

ボジューカの沼

「ボジューカの沼はタップ状態で戦場に出る」

「ボジューカの沼が戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの墓地にあるすべてのカードを追放する」

「(T):(黒)を加える」

という効果を持った土地です。

土地なので呪文枠を割かず、自然な形で墓地対策ができて便利ですね。

幽霊のゆらめき」で対象に取れば任意のタイミングで墓地を追放できます。

興隆する島嶼

「興隆する島嶼はタップ状態で戦場に出る」

「興隆する島嶼が戦場に出るに際し、青以外の色を1色選ぶ」

「(T):(青)か選ばれた色のマナ1点を加える」

という効果を持った土地です。

出すタイミングで必要な色を指定できるので色事故を防げる便利な土地ですね。

このデッキでは「赤」か「緑」を指定することが多いです。

誘惑の洞窟

「(T):(◇)を加える」

「(1),(T):好きな色1色のマナ1点を加える」

「(4),(T),誘惑の洞窟を生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンター2個を置く。起動はソーサリーとしてのみ行う」

という効果を持った土地です。

マナフィルターになりつつクリーチャー強化もできて便利ですね。

色マナの安定に1~2枚は必要になる土地だと思います。

石角の高官

コスト(3)(白)の「1/4」「サイ・兵士」で

「石角の高官が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の次の戦闘フェイズを飛ばす」

という能力を持ったクリーチャーです。

「記憶の壁」+「幽霊のゆらめき」

とのコンボで毎ターン戦闘フェイズをスキップする動きができます。

相手によってはこれでゲームエンドになるので強力です。

熟考漂い

コスト(4)(青)の「2/2」「エレメンタル」で

「飛行」

「熟考漂いが戦場に出たとき、カードを2枚引く」

「想起(2)(青)(あなたはこの呪文を、その想起コストを支払うことで唱えてもよい。そうした場合、戦場に出たときにこれを生け贄に捧げる)

という能力を持っています。

序盤は3マナ2ドロー、終盤は5マナ「2ドロー」+「2/2 飛行」のフィニッシャーとして活躍します。

「記憶の壁」+「幽霊のゆらめき」

とのコンボでマナの許す限り2ドローを繰り返せますし、

「想起」で場を離れる前に「幽霊のゆらめき」を打てば6マナで「4ドロー」に「2/2 飛行」が残る強力なコンボになります。

大量のマナが出るこのデッキではアドの塊ですね。

記憶の壁

コスト(4)(青)の「0/4」「壁」で

「防衛」

「記憶の壁が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい」

という能力を持ったクリーチャーです。

先ほどから書いている「幽霊のゆらめき」との使い回しコンボのパーツです。

コンボにこだわらなくてもシンプルに呪文を回収できるだけで強力ですね。

ディンローヴァの恐怖

コスト(4)(青)(黒)の「4/4」「ホラー」で

「ディンローヴァの恐怖が戦場に出たとき、パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。その後、そのプレイヤーはカードを1枚捨てる」

という能力を持ったクリーチャーです。

これも「記憶の壁」+「幽霊のゆらめき」で使い回すと強力なクリーチャーです。

マナの許す限りバウンスできるので、終盤は相手のパーマネントをすべて戻すことができます。

これが回りだしたら相手は投了しますね。

輪作

コスト(緑)のインスタントで

「この呪文を唱えるための追加コストとして、土地を1つ生け贄に捧げる」

「あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、そのカードを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す」

という効果を持っています。

土地1枚を犠牲にして好きな土地をライブラリーから場に出せる呪文です。

基本的にはこれでウルザランドを揃えます。

場合によっては「ボジューカの沼」をサーチしたりもできるので、構築次第では広く対応できる便利な呪文ですね。

衝動

コスト(1)(青)のインスタントで

「あなたのライブラリーのカードを上から4枚見る。それらのうちの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く」

という効果を持っています。

ライブラリーを4枚も掘れる強力なドロー呪文です。

序盤はこれでウルザランドを探し、終盤は必要なパーツを探すのが基本ですね。

削剥

コスト(1)(赤)のインスタントで

以下から1つを選ぶ

・クリーチャー1体を対象とする。削剥はそれに3点のダメージを与える

・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する

という効果を持っています。

アーティファクトかクリーチャーを対処できる便利な呪文です。

広く対応できるのでこちらを採用しています。

喪心

コスト(1)(黒)のインスタントで

「伝説でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する」

という効果を持っています。

パウパーでは万能除去として働く1枚です。

マナベースが「青赤緑」中心なので「黒」の呪文は打てなそうですが、「予言のプリズム」や「眷者の装飾品」によって無理なく使えます。

否認

コスト(1)(青)のインスタントで

「クリーチャーでない呪文1つを対象とし、それを打ち消す」

という効果を持っています。

相手のヤッカイな呪文への対策です。

シングルシンボルなので序盤から無理なく使えます。

禁制

コスト(1)(青)のインスタントで

「キッカー(2)(あなたはこの呪文を唱えるに際し、追加で(2)を支払ってもよい)

「呪文1つを対象とする。それのマナ総量が2以下であるなら、それを打ち消す。それがキッカーされていたなら、代わりにそのマナ総量が4以下であるならそれを打ち消す」

という効果を持っています。

4マナまで対処可能なカウンターです。

序盤から終盤まで活躍できる優秀な呪文ですね。

対抗呪文

コスト(青)(青)のインスタントで

「呪文1つを対象とし、それを打ち消す」

という効果を持っています。

一番シンプルな2マナカウンターです。

このデッキでは青2マナがちょっとネックですが、終盤のここぞという場面で確実に打ち消すために採用しています。

一瞬の平和

コスト(1)(緑)のインスタントで

「このターンに与えられるすべての戦闘ダメージを軽減する」

「フラッシュバック(2)(緑)」

という効果を持っています。

2回使えるフォグ系カードです。

序盤のアグロの猛攻をこれで凌ぎます。

「記憶の壁 2体」+「幽霊のゆらめき」

のコンボで毎ターン回収すれば無限フォグも可能で、回り出すとアグロを投了に追い込めたりします。

とどろく雷鳴

コスト(X)(赤)(赤)のソーサリーで

「望む数のクリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーを対象とする。とどろく雷鳴はそれらにX点のダメージをあなたの望むように分割して与える」

という効果を持っています。

大量のマナによって全体除去のように使えますし、Xを20でプレイして一撃で倒すこともあるフィニッシュ呪文です。

このデッキで

「X火力を20点で撃つ」

という中学生の頃の夢を叶えることができました。

焦熱の連続砲撃

コスト(2)(赤)のインスタントで

「焦熱の連続砲撃は、海賊(Pirate)でない各クリーチャーにそれぞれ2点のダメージを与える」

という効果を持っています。

2点ダメージによる全体除去です。

パウパーのアグロはタフネス2以下が多いので刺されば強力な呪文ですね。

一瞬の平和」で凌ぎつつ、相手が大量展開してきた所を一掃すると効果的です。

ムラーサの胎動

コスト(2)(緑)のインスタントで

「墓地からクリーチャーか土地であるカード1枚を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。あなたは6点のライフを得る」

という効果を持っています。

「想起」で使った「熟考漂い」や、除去された「記憶の壁」を回収することでアドを取れます。

ライフを6点回復するというのも優秀で、対アグロにも使える1枚です。

このデッキでは呪文の使い回しをするので

・「ムラーサの胎動」で「記憶の壁」を回収する

・「記憶の壁」で「ムラーサの胎動」を回収する

という動きで「記憶の壁」をゾンビのように使う動きが強力です。

長い戦いに対応するために必要な動きとして覚えておくといいですね。

転覆

コスト(1)(青)(青)のインスタントで

「バイバック(3)」

「パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す」

という効果を持っています。

バイバック」によって何度も使えるバウンス呪文で、「神秘の指導」からサーチできる万能対策として好きで入れているカードです。

これで「記憶の壁」をバウンスして出し直し、任意の呪文を回収するという動きが便利で個人的には使えるカードだと思います。

幽霊のゆらめき

コスト(2)(青)のインスタントで

「あなたがコントロールするアーティファクトやクリーチャーや土地2つを対象とし、それらを追放し、その後それらのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す」

という効果を持っています。

「記憶の壁」との使い回しコンボに使える強力な呪文です。

終盤はアド取り放題の楽しい動きができる爽快なカードですね。

神秘の指導

コスト(3)(青)のインスタントで

「あなたのライブラリーからインスタント・カードか瞬速を持つカードを1枚探し、それを公開し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す」

「フラッシュバック(5)(黒)」

という効果を持っています。

必要に応じてインスタントを持ってこれる呪文です。

これによって1枚挿しでの広い対応ができるので、デッキの柔軟性が上がる便利なカードですね。

予言のプリズム

コスト(2)のアーティファクトで

「予言のプリズムが戦場に出たとき、カードを1枚引く」

「(1),(T):好きな色1色のマナ1点を加える」

という効果を持っています。

色マナの安定に必要なアーティファクトです。

ドローできるのでアド損せず、5色の呪文を使えるようになるので便利なカードですね。

※ 2022年1月21日に禁止カードになり使えなくなりました。

眷者の装飾品

コスト(3)のアーティファクトで

「(T):好きな色1色のマナ1点を加える」

「(4),(T):《眷者の装飾品/Bonder's Ornament》という名前のパーマネントをコントロールしている各プレイヤーはそれぞれカードを1枚引く」

という効果を持っています。

・マナ加速
・色マナの安定
・ドロー

というこのデッキに必要な要素をギュッと詰め込んだ1枚です。

余ったマナをドローに変えられるので終盤は毎ターンアドを取れる強力なカードになりますね。

※ 2022年1月21日に禁止カードになり使えなくなりました。

デッキの説明

ウルザランドを使った5色コントロールです。

基本方針としては

・ウルザランドが揃うまで耐え忍び

・マナが出るようになったらアドを取りつつ場をコントロールする

という感じですね。

ウルザランドが揃えば楽しい時間が待っているので「そこまでどう耐え抜くか」が課題になります。

昔のウルザトロンだと


といった火力でクリーチャーを対処し、


のようなドロー能力持ちクリーチャーで場を整える赤青を中心としたものが多かった気がします。


といった優秀なサーチ呪文によって比較的早くウルザランドが揃ったので、序盤の数ターンを耐えればいいという感じでしたね。

しかし「探検の地図」の禁止によって安定性が失われた現在は、より長く耐える必要があります。

最近の主流は

・石角の高官
・一瞬の平和
・焦熱の連続砲撃

のようなフォグ系や全体除去で時間を稼ぐ構築でしょうか・・・

・輪作
・衝動

といったちょっと質の落ちた呪文でウルザランドを揃えなければいけないため

・記憶の壁
・幽霊のゆらめき

での使い回しを意識した息の長い戦いを覚悟していますね。

ゆっくりしたデッキとは相性が悪くないので、まずはアグロの速さに対応する構築をするといいと思います。

ただ、これはあくまで一例なので、もっと好みの「こっちの方が強くない?」という凌ぎ方があればそちらを採用してください。

メジャーなリストとの採用枚数の違い

今回紹介したレシピは、メジャーなリストを私になりに調整したものです。

ちょっと採用枚数が違うカードがあるので、その理由を紹介しますね。

「輪作」を1枚にした理由

初期のリストでは「輪作」が2枚でした。

色々なリストを見ていると2枚の方が多い印象なんですが、私は1枚にしています。

その理由は「そこまで必要じゃない」と感じたからです。

意外とウルザランドが揃わなくても5マナくらい出るようになれば回りますし、基本的にウルザランドが2種類は場にあって、あと1種類そろえるために必要なので「輪作」は1枚あれば充分と判断しました。

土地1枚を生け贄にするのも地味に負担だったりしますし「おまけで引ければいいかな」という感じですから。

この辺はウルザランドを揃える重要性の感覚で変わってくる所だと思います。

回してみてしっくりくる枚数に各自調整してください。

「ムラーサの胎動」が2枚の理由

「ムラーサの胎動」は1枚だけのリストが多いです。

私は「呪文を回収して使い回す動きが重要」と判断して「記憶の壁」を安定して再利用するために2枚にしています。

デッキの核となる「記憶の壁」をいかに効率よく場に残すかを重視しました。

「転覆」も「記憶の壁」を再利用するために入れているようなものですし、私にとっては「記憶の壁」が重要ということですね。

この辺は人によって様々で、ブリンクを重視する人は「幽霊のゆらめき」を2枚にしていたりします。

自分が重視するものは何かで枚数を調整するといいですね。

「焦熱の連続砲撃」が2枚の理由

多くのリストではサイド後に追加する人が多く「焦熱の連続砲撃」はメインに1枚の場合が多いです。

私は対アグロを重視しているのでメインから2枚にしています。

「一瞬の平和」ではクリーチャーが場に残るので凌ぎ切れなかった時に一瞬でやられますが、「焦熱の連続砲撃」なら除去できるため動きを落ち着けることができますから。

フォグは耐えた先に対抗手段がないと「その場しのぎ」にしかならないので、ひとまず脅威を排除できる全体除去を優先しました。

「記憶の壁」+「幽霊のゆらめき」コンボの紹介

「記憶の壁」+「幽霊のゆらめき」のコンボでクリーチャーを使い回す

と先ほどからさりげなく書いていますが、知らない人のために解説します。

動きとしてはこうです。

場に

・記憶の壁
・場に出たら能力が誘発するクリーチャー

がいる時、

・幽霊のゆらめき

を「記憶の壁」と「場に出たら能力が誘発するクリーチャー」を対象に唱えます。

すると、この2体が一回追放されて場に戻るので、場に出た時の能力が誘発します。

そうなったら

・「記憶の壁」の能力で「幽霊のゆらめき」を墓地から手札に戻す

・「場に出たら能力が誘発するクリーチャー」の能力が誘発する

という手順を踏むことで、能力を誘発しながら「幽霊のゆらめき」を回収でき、マナの続く限り何度も「幽霊のゆらめき」を使えるコンボが成立します。


「場に出たら能力が誘発するクリーチャー」が

・「熟考漂い」なら「2ドロー」

・「記憶の壁」なら「好きなインスタントかソーサリーを回収」

・「石角の高官」なら「戦闘フェイズスキップ」

・「ディンローヴァの恐怖」なら「バウンス&ディスカード」

をマナの続く限りできます。


「幽霊のゆらめき」はアーティファクトや土地も対象に取れるので

・予言のプリズム
・ボジューカの沼
・急流の崖

などに使えば、同じように「場に出た時の能力」をマナの限り使うことができます。

大量のマナを有効に使えるコンボなので、その場その場で有効な効果を使い回しましょう。

このデッキの弱点

・色マナが不安定
・ウルザランドが揃わないと並み以下
・速いデッキは苦手

というのがあります。

色マナが不安定

5色使えているのは

・興隆する島嶼
・誘惑の洞窟
・予言のプリズム
・眷者の装飾品

のおかげなんですが、これらに頼り切っているため引けないとまともに動けません。

無色マナは大量にあるけど色マナが出ないから複数行動ができないなんてこともありますしね。

5色はちょっと欲張りすぎてる感もあるので、もう少し絞って3色くらいにまとめるといいかもしれません。

ウルザランドが揃わないと並み以下、速いデッキは苦手

ウルザランドは単体ではただの無色土地でしかなく、揃わない時の弱さがハンパないです。

「探検の地図」がないので序盤の立ち遅れ感は否定できず、変に事故るとあっけなくやられます。

基本的に4ターン目くらいまでは大した動きができないので速いデッキは苦手ですね。

「焦熱の連続砲撃」を引かない場合、ひっくり返せない状況になっていることも多く、対アグロはメインからもっと警戒してもいいかもしれません。

サイドボードの説明

1 石角の高官
1 ゴリラのシャーマン
1 払拭
4 赤霊破
1 削剥
1 喪心
1 否認
2 嵐の乗り切り
2 自然への回帰
1 焦熱の連続砲撃

石角の高官

対アグロ対策ですね。

「記憶の壁」+「幽霊のゆらめき」での「毎ターン戦闘フェイズスキップ」が刺さる「緑単ストンピィ」のようなデッキに入れます。

ゴリラのシャーマン

コスト(赤)の「1/1」「類人猿・シャーマン」で

「(XX1):マナ総量がXである、クリーチャーでないアーティファクト1つを対象とし、それを破壊する」

という能力を持ったクリーチャーです。

普通ならアーティファクト土地や軽いアーティファクト破壊になりますが、このデッキではマナが多く出るので幅広く破壊できます。

メタによっては2枚くらい採用してもいいかもしれません。

払拭

コスト(青)のインスタントで

「インスタント呪文1つを対象とし、それを打ち消す」

という効果を持っています。

青のカウンターや、赤の火力を打ち消せる便利な呪文です。

ヤッカイなインスタントを使ってくる相手の時に入れます。

赤霊破

コスト(赤)のインスタントで

以下から1つを選ぶ

・青の呪文1つを対象とし、それを打ち消す

・青のパーマネント1つを対象とし、それを破壊する

という効果を持っています。

青へのキラーカードですね。

コンボとかを打ち消されると困るのでカウンターを軽く捌くために入れています。

削剥

追加のクリーチャーとアーティファクト対策です。

速いデッキには必要ですね。

喪心

追加のクリーチャー除去です。

これも速いデッキに入れます。

否認

打ち消しが欲しい時に追加で入れます。

嵐の乗り切り

コスト(1)(緑)のインスタントで

「あなたは3点のライフを得る」

「ストーム」

という効果を持っています。

赤単バーン」や速いデッキへのライフ回復手段ですね。

軽い呪文を連打してくる相手にはこれ1枚でかなり時間稼ぎができます。

自然への回帰

コスト(1)(緑)のインスタントで

以下から1つを選ぶ

・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する

・エンチャント1つを対象とし、それを破壊する

・墓地からカード1枚を対象とし、それを追放する

という効果を持っています。

シンプルにエンチャント対策です。

おまけで墓地もちょっと対策できるのでこちらを採用しています。

焦熱の連続砲撃

追加の全体除去です。

速いデッキには初手に欲しいのでサイド後は3枚体制で臨みます。

その他の候補カード

・ファングレンの匪賊
・ウラモグの破壊者
・大槌の接合者
・海門の神官

・儚い存在
・古えの遺恨
・水流破
・古きものの活性
・除外
・巻き戻し
・強迫的な研究

・彩色の星
・彩色の宝球

ファングレンの匪賊

コスト(5)(緑)の「5/5」「ビースト」で

「アーティファクトが1つ戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、あなたは5点のライフを得てもよい」

という能力を持ったクリーチャーです。

対「親和」に強力な1枚です。

構築の仕方次第でライフ回復のギミックも仕込めるので使えるカードだと思います。

ウラモグの破壊者

コスト(8)の「8/8」「エルドラージ」で

「滅殺2(このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントを2つ生け贄に捧げる)

「各戦闘で、ウラモグの破壊者は可能なら攻撃する」

という能力を持ったクリーチャーです。

ビッグマナ系のフィニッシャーですね。

先ほどの「ファングレンの匪賊」と合わせて「緑トロン」でよく使われていたカードです。

クリーチャーで殴り勝つのが好きなら使える1枚ですね。

大槌の接合者

コスト(6)(緑)の「1/1」「ファイレクシアン・人間・工匠」で

「大槌の接合者が戦場に出たとき、無色の3/3のファイレクシアン(Phyrexian)・ゴーレム(Golem)・アーティファクト・クリーチャー・トークン2体を生成する」

「あなたがコントロールするゴーレム・クリーチャーはトランプルを持つ」

という能力を持ったクリーチャーです。

これも「緑トロン」で使われているカードです。

「記憶の壁」+「幽霊のゆらめき」で使い回すと「3/3」ゴーレムが一瞬で溢れる強力な動きができます。

勝ち手段を増やすなら1枚くらいあるといいかもしれません。

海門の神官

コスト(2)(青)の「1/3」「人間・ウィザード」で

「海門の神官が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から2枚のカードを見る。それらの1枚をあなたの手札に加え、もう1枚をあなたのライブラリーの一番下に置く」

という能力を持ったクリーチャーです。

パワー2までのクリーチャーを止められるドロー付きクリーチャーです。

受けを重視するなら「熟考漂い」より優先されるカードかと思います。

儚い存在

コスト(白)のインスタントで

「あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後それをオーナーのコントロール下で戦場に出す」

「反復(この呪文があなたの手札から唱えられたなら、これの解決に際し、これを追放する。次のあなたのアップキープの開始時に、あなたは追放領域からこのカードをこれのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい)

という効果を持っています。

軽いブリンク呪文です。

「熟考漂い」を「想起」で唱え、場を離れる前にこれをプレイすると「4マナ4ドロー」しつつ「熟考漂い」が場に残るという強烈な動きになります。

「反復」によって次のターンのアップキープにもう1度使え、爆アドになる1枚です。

1枚採用されているリストが多いですが、個人的にはやり過ぎ感があって抜いたカードです。

古えの遺恨

コスト(赤)のインスタントで

「アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する」

「フラッシュバック(緑)」

という効果を持っています。

対アーティファクトには1枚で2つ破壊できる強力なカードです。

環境によって採用してください。

水流破

コスト(青)のインスタントで

以下から1つを選ぶ

・呪文1つを対象とし、その色が赤である場合、それを打ち消す

・パーマネント1つを対象とし、その色が赤である場合、それを破壊する

という効果を持っています。

赤へのキラーカードです。

サイドに3枚くらい採用しているリストが多いですが、対赤は「嵐の乗り切り」でいいと思って抜きました。

ただ、「親和」の「エイトグ」にも有効なので1~2枚くらいサイドに必要かもしれません。

古きものの活性

コスト(緑)のソーサリーで

「あなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを見る。あなたはその中から無色のカードを1枚公開し、それをあなたの手札に加えてもよい。その後、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く」

という効果を持っています。

「緑トロン」で使われているカードで、ウルザランドを揃える手助けをしてくれます。

アーティファクトも探せますし、無色の「ウラモグの破壊者」をフィニッシャーにしているウルザトロンなら有効な1枚だと思います。

除外

コスト(2)(青)のインスタントで

「クリーチャー呪文1つを対象とし、それを打ち消す」

「カードを1枚引く」

という効果を持っています。

ちょっと重いですが、対クリーチャーにおいて有効なカウンターです。

メインに1枚あってもいいかもしれません。

巻き戻し

コスト(2)(青)のインスタントで

「クリーチャーでない呪文1つを対象とし、それを打ち消す。土地最大3つをアンタップする」

という効果を持っています。

1マナ重くなってフリースペルになった「否認」で、メインに1枚採用しているリストが多いです。

このデッキではウルザランドをアンタップすればマナ加速になるので使えるカードだと思います。

強迫的な研究

コスト(2)(青)のソーサリーで

「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚引き、その後そのプレイヤーは土地カードを1枚捨てないかぎり、カードを2枚捨てる」

という効果を持っています。

これを1枚採用しているリストが多いです。

私はドロー呪文は充分だと思って抜きました。

彩色の星

コスト(1)のアーティファクトで

「(1),(T),彩色の星を生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える」

「彩色の星が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、カードを1枚引く」

という効果を持っています。

ドローできる1回切りのマナフィルターです。

「ファングレンの匪賊」を採用している場合、こちらを使ってライフゲインすることができます。

「緑トロン」で使われているカードですね。

彩色の宝球

コスト(1)のアーティファクトで

「(1),(T),彩色の宝球を生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。カードを1枚引く」

という効果を持っています。

これも「緑トロン」で使われているカードで、「ファングレンの匪賊」とのコンボに使います。

最後に

大量のマナでメチャクチャできるパウパーデッキ「ウルザトロン」を紹介してみました。

普通のコントロールより豪快な動きで勝ちたいという方にオススメですね。

組み方は様々あり個性が出るデッキだと思うので、大量のマナを活用するお好みの形に仕上げてみると楽しいかもしれませんよ。
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