こんにちは、カズヒコです。
今回は
「パイオニア・チャレンジャーデッキ2022 グルール・ストンピィ」
を予算15000円くらいで私好みの形へアレンジしたデッキ
パイオニア版「グルール・ストンピィ」
を紹介します。
まずはレシピからどうそ。
パイオニア版「グルール・ストンピィ」のレシピ
土地(24枚)
2 森
2 バグベアの居住地
2 ハイドラの巣
4 踏み鳴らされる地
4 落石の谷間
4 カープルーザンの森
2 根縛りの岩山
クリーチャー(20枚)
4 ヤヴィマヤの偶像破壊者
4 砕骨の巨人
4 探索する獣
4 栄光をもたらすもの
呪文(16枚)
4 抹消する稲妻
4 レンジャー・クラス
2 反逆の先導者、チャンドラ
2 エンバレスの宝剣
サイドボード
未定なので候補カードを後述します。
原案からの変更点
元のレシピから
5 山
4 ラノワールのエルフ
4 エルフの神秘家
4 漁る軟泥
4 恋煩いの野獣
4 ミジウムの迫撃砲
3 削剥
の35枚を抜き
2 根縛りの岩山
2 バグベアの居住地
2 ハイドラの巣
4 腐れ花
4 ヤヴィマヤの偶像破壊者
2 探索する獣
4 炎恵みの稲妻
4 抹消する稲妻
4 レンジャー・クラス
2 エンバレスの宝剣
と入れ替えました。
原案の
によるマナ加速から2ターン目に3マナの呪文をプレイする「速度特化型」を捨て、素直にクリーチャーを展開しながら殴り勝つ「中速寄りのアグロ」に変更しています。
なぜそうしたのかと言うと
・初手にエルフがないとイマイチ
・中盤以降にエルフを引いた時の弱さがある
といったエルフ依存のデメリットを嫌い、
・最近の2マナクリーチャーは充分強いからマナ加速しなくても大丈夫
・いつ引いても強いカードで組んだ方が安定する
などのメリットを活かした方がいいと判断したからです。
簡単に言えば
ブン回りよりも安定感を取った
感じですね。
レシピを見れば昔懐かしいステロイドの流れを汲むオーソドックスな赤緑アグロで、扱いやすく強いデッキに仕上がったと思います。
殴り合いなら負けないグルールらしさが売りですね。
デッキのポイント
今回のレシピは、シンプルに強い「探索する獣」のような使ってみたかったクリーチャーを詰め込みながら
- 攻めだけじゃなく受けの要素もある
- 息の長い戦いに備えている
の2つを達成しているのがポイントです。
それぞれ説明します。
攻めだけじゃなく受けの要素もある
の3枚が自然な形で相手への干渉手段になるカードです。
2マナ「3/2」という充分な強さを持ちながら置物対策ができる「腐れ花」の便利さ・・・
2点火力として使いながら3マナ「4/3」としても使える「砕骨の巨人」の柔軟さ・・・
アタックと同時にクリーチャーへの4点ダメージを飛ばせる「栄光をもたらすもの」の強烈さ・・・
置物対策と除去をクリーチャーで解決できている点が相手への牽制になる上にアドも取れる強さがありますね。
わざわざ呪文枠を割かずに済んだ所が本当に最高です。
これらのカードのおかげでさりげなくガードも固い理想形のアグロになったと思います。
息の長い戦いに備えている
この手のアグロデッキはクリーチャーを対処されると息切れしてしまうんですが
といったミシュラランドや
によってその弱点をカバーしています。
ライブラリートップのクリーチャー呪文をプレイできる「レンジャー・クラス」の「Lv3」と・・・
ライブラリートップを1枚追放してプレイできる「反逆の先導者、チャンドラ」の「+1」能力は、手札が尽きても戦える強力な効果ですね。
自然な流れで息切れ防止までしてくれるので、ガンガン攻めるアグロ感を楽しめるようになりました。
手札を使い切っても怖くないのは心強いですね。
あと、火力呪文を
のような追放除去にしているのも先を見据えた選択です。
墓地から戻ってくる手段を消すことで相手の挽回を阻止しています。
プレイヤーへ撃てないデメリットと引き換えに安心感を重視した感じですね。
デッキの動き
動きはシンプルで、クリーチャーを展開して除去でサポートしながら殴り勝つだけです。
大まかな流れとしては・・・
1ターン目
後にタップインになりそうな土地からプレイ
2ターン目
「腐れ花」や「レンジャー・クラス」をプレイ
3ターン目
「ヤヴィマヤの偶像破壊者」を「キッカー」でプレイ
2体でアタック(計6~7点ダメージ)
4ターン目
「探索する獣」をプレイ
3体でアタック(計15~17点ダメージ)
5ターン目
「栄光をもたらすもの」をプレイ
4体でアタック(計20点以上で勝ち)
のような感じですね。
クリーチャーが強いので、平凡に2マナ ~ 3マナ ~ 4マナ ~ 5マナ と順番に展開できれば充分です。
状況によって「レンジャー・クラス」を「Lv2」にして「+1/+1」カウンターで強化していったり・・・
「エンバレスの宝剣」を「探索する獣」につけて
「5/5」「警戒」「接死」「速攻」「二段攻撃」「トランプル」
のバケモノにしてブン殴ったりと・・・
赤緑らしい暴力的な動きも含みにすれば盤石ですね。
殴り合いなら負けないグルールの強さ
を楽しめるのがこのデッキの醍醐味です。
サイドボードの候補カード
などが候補でしょうか・・・
置物対策の追加やコントロールデッキの牽制に「燃えがら蔦」
4点火力では倒せない「黙示録、シェオルドレッド」のようなタフネス5の除去に「焙り焼き」
オーラデッキ対策に「自然に帰れ」
カウンター対策に「ボーラスの壊乱者、ドムリ」
ロータスコンボに「減衰球」
墓地対策やライブラリーを使ったコンボ対策に「風化したルーン石」
現状ではこの辺が無難だと思います。
その他の候補カード
追放はできませんが、プレイヤーにも撃てる火力がいいなら「火遊び」や・・・
「超過」による全体火力も含みにできる「ミジウムの迫撃砲」は悪くありません。
メタゲームを見て追放が重要でないなら「炎恵みの稲妻」と「抹消する稲妻」をこの2枚に変更するのは考えられます。
決め手の追加に「アクロス戦争」を1~2枚入れておくのは良いかもしれません。
メインから墓地対策をするなら「漁る軟泥」を2枚くらい採用するのはアリです。
2マナ域がタフネス2ばかりで相打ちの多さが気になる場合は「ヤヴィマヤの偶像破壊者」を「グルールの呪文砕き」や「迷宮壊し、ミグロズ」のような3マナ「4/4」と入れ替えるといいかもしれません。
元々「ヤヴィマヤの偶像破壊者」は3マナ「4/3」「速攻」「トランプル」として換算していたので、ここを3マナのクリーチャーに変えてもバランスは崩れませんから。
殴り合いの強さを重視する方はサイズの大きいクリーチャーと入れ替えてください。
予算に余裕があるなら余計な枠を割かずに置物対策を追加できる「耐え抜くもの、母聖樹」は1~2枚あると心強いです。
ガチ度が高いならどうぞ。
最後に
個人的に一番好きな赤緑ステロイドを現代風に組んだ
パイオニア版「グルール・ストンピィ」
を紹介してみました。
第5版の頃にマジックを始めた身としては
「本当に同じマナ域のクリーチャー?」
と思ってしまうほどインフレの激しさを感じる痛快なデッキで満足しています。
チャレンジャーデッキからのアレンジは色々なパターンがあると思いますが、一例としてちょっとでも参考になれば嬉しいです。
2023年 8月1日 追記 クリーチャーのサイズを重視した形に調整しました
少し回した結果、殴り合いに強い「4/4」の重要性に気付いたので、ちょっとクリーチャーを変更しました。
変更後のレシピはこちらです。
クリーチャーのサイズを重視したグルールストンピィのレシピ
土地(22枚)
3 森
2 バグベアの居住地
2 ハイドラの巣
4 踏み鳴らされる地
4 落石の谷間
4 カープルーザンの森
クリーチャー(22枚)
2 ヤヴィマヤの偶像破壊者
4 砕骨の巨人
4 探索する獣
2 栄光をもたらすもの
呪文(16枚)
4 抹消する稲妻
4 レンジャー・クラス
2 反逆の先導者、チャンドラ
2 エンバレスの宝剣
※ 赤字が追加したカード
メインとなる変更点について
最初のレシピから
の8枚を抜き
1 森
4 グルールの呪文砕き
2 迷宮壊し、ミズログ
と入れ替えました。
「その他の候補カード」の所で触れた
2マナ域のクリーチャーがタフネス2ばかり
の欠点を補うために3マナ「4/4」の
2 迷宮壊し、ミズログ
を採用したのがメインの変更点です。
そう簡単にやられない「4/4」のおかげで3ターン目以降の重厚感が増し、安心して殴り合いを楽しめるグルールらしい形になりました。
やっぱりサイズは大切ですね。
ただ、「序盤の軽さ」と「速攻」を重視するなら「迷宮壊し、ミズログ」ではなく「ヤヴィマヤの偶像破壊者」の方が良かったりもするので、この辺は好みが変われば戻すかもしれません。
土地の変更について
・「基本土地タイプ」を持った土地が少ないから「根縛りの岩山」が使いにくかった
・5マナの「栄光をもたらすもの」を2枚 抜いたら22枚でも充分だった
という感じだったので
を抜き、「根縛りの岩山」を
1 森
の基本土地に変え、活躍の場が少なかった「廃墟の地」をクリーチャー枠にしました。
特に色マナの不自由はなく、逆にタップインの不安があった序盤のギクシャク感が減って良い感じにまとまったと思います。
このレシピのバランスを基本にしながら、よりよい土地や呪文が出るたびに入れ替えていけば完成形に近づきそうです。
2025年2月19日 追記 エルフ8枚体制に組み直しました
順調に土地を引かない時の重さが目立ったので、エルフを8枚採用した軽い形にに組み直しました。
オーソドックスなグルールストンピィがお好きな方は下記リンクのレシピの方がオススメです。
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