【MTG】Pauperデッキ「ナヤ境界石」の紹介 「殴って焼いて強化して」の昔ながらの中速ビートダウン【パウパー】

2021/06/15

デッキ紹介(パウパー)

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赤緑の速攻デッキを使ってると落ち着くカズヒコです、こんにちは。

今回は、昔ながらの赤緑系アグロデッキ好きにオススメなPauperデッキ

「ナヤ境界石」

を紹介します。

デッキ名の通り「アラーラ再誕」の「境界石」を利用して「刃サイクル」のクリーチャーを有効に使ったデッキです。

前に紹介した青黒接死砲台(接死ティム)でも使いましたが、ナヤで使える「刃サイクル」も強いと思ったので組んでみました。

昔ながらの赤緑速攻デッキの流れを汲んだ

「殴って焼いて強化して」

の王道アグロデッキなので、ステロイドファンの方には使いやすいデッキかと思います。

白を足したことで優秀な除去も加わり、攻撃力もありつつ守りもぬかりないバランスのいい中速ビートダウンデッキに仕上がりました。

ナヤ系の安定したビートダウンがお好きならぜひお試しください。

Pauperデッキ「ナヤ境界石」のレシピ

土地(16枚)

8 森
4 平地
4 山

クリーチャー(23枚)

4 ジャンドの斬刃
4 バントの信刃
4 ナヤの静刃
2 クァーサルの群れ魔道士
4 国境地帯のレインジャー
4 ザル=ターの豚
1 クローサの大牙獣

呪文(21枚)

4 稲妻
1 炎の稲妻
2 弧状の稲妻

4 未達への旅
2 アルマジロの外套

4 火荒の境界石
4 荒原の境界石

サイドボード

2 クァーサルの群れ魔道士
2 解呪
4 天界のほとばしり
2 弧状の稲妻
1 アルマジロの外套
1 忘却の輪
3 大祖始の遺産

デッキの説明

ナヤカラーの「境界石」と「刃サイクル」で組んだ中速ビートダウンデッキです。

「境界石」と相性がいい優秀な2マナクリーチャーで殴りつつ、火力と除去でサポートし、強化呪文で押し切るシンプルなビートダウンですね。

昔ながらの赤緑速攻デッキが現代の強力なカードでよりパワフルになっているので、懐かしい感じと新鮮な感動を味わえるデッキだと思います。

「アグロと言えば赤緑」

という方にならオススメできるデッキです。

核となるパーツの紹介

あまり見慣れないカードが多いと思うので、核となるパーツの紹介をします。

火荒の境界石

コスト(1)(赤)(緑)のアーティファクトで

「あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、(1)を支払うとともにあなたがコントロールする基本土地1つをオーナーの手札に戻してもよい」

「火荒の境界石はタップ状態で戦場に出る」

「(T):(赤)か(緑)を加える」

という効果を持っています。

タップイン2色ランドのように使える多色のアーティファクトです。

これを1ターン目に出すことで「刃サイクル」の条件を達成します。

荒原の境界石

コスト(1)(白)(緑)のアーティファクトで

「あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、(1)を支払うとともにあなたがコントロールする基本土地1つをオーナーの手札に戻してもよい」

「荒原の境界石はタップ状態で戦場に出る」

「(T):(緑)か(白)を加える」

という効果を持っています。

これもタップイン2色ランドのように使える多色のアーティファクトです。

「火荒の境界石」との境界石8枚体制で安定した「刃サイクル」の条件達成を目指します。

ジャンドの斬刃

コスト(黒/緑)(赤)の「2/1」「ゴブリン・狂戦士」で

「あなたが他の多色のパーマネントをコントロールしているかぎり、ジャンドの斬刃は+1/+1の修整を受けるとともに速攻を持つ」

という能力を持ったクリーチャーです。

多色のパーマネントがあれば「2マナ 3/2 速攻」になるクリーチャーです。

今からはるか昔のミラージュブロックで「4マナ 3/3 速攻」の「タールルーム・ミノタウルス」を使っていた私にとってこのスペックはビックリです。

2ターン目からパワー3で殴りかかれるのはかなり強力ですね。

これを見てこのデッキを組んでみようと思ったくらい古いプレイヤーには感動したクリーチャーです。

バントの信刃

コスト(緑/青)(白)の「2/1」「人間・兵士」で

「あなたが他の多色のパーマネントをコントロールしているかぎり、バントの信刃は+1/+1の修整を受けるとともに先制攻撃を持つ」

という能力を持ったクリーチャーです。

多色のパーマネントがあれば「2マナ 3/2 先制攻撃」という高スペックなクリーチャーです。

「先制攻撃」があるので攻めても守っても強く、序盤から頼りになりますね。

ナヤの静刃

コスト(赤/白)(緑)の「2/1」「エルフ・ならず者」で

「あなたが他の多色のパーマネントをコントロールしているかぎり、ナヤの静刃は+1/+1の修整を受けるとともに被覆を持つ」

という能力を持ったクリーチャーです。

多色のパーマネントがあれば「2マナ 3/2 被覆」になるので単体除去に強く、安心して出せる所が強いですね。

クァーサルの群れ魔道士

コスト(白)(緑)の「2/2」「猫・ウィザード」で

「賛美(あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける)

「(1),クァーサルの群れ魔道士を生け贄に捧げる:アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する」

という能力を持ったクリーチャーです。

メインからエンチャントとアーティファクト対策ができる2マナクリーチャーです。

「賛美」によるサポートも地味に優秀で、非の打ち所がないカードですね。

国境地帯のレインジャー

コスト(2)(緑)の「2/2」「人間・スカウト・レインジャー」で

「国境地帯のレインジャーが戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それを公開し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい」

という能力を持ったクリーチャーです。

マナベースに無理があるので必要な土地をサーチするために採用しました。

最低限のアタッカーになりつつデッキの安定性を上げてくれるので必要なカードですね。

ザル=ターの豚

コスト(3)(赤)(緑)の「5/4」「猪」で

「湧血 ― (1)(赤)(緑),ザル=ターの豚を捨てる:攻撃クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+5/+4の修整を受ける」

という能力を持ったクリーチャーです。

5マナ「5/4」のフィニッシャーでありつつ「湧血」を持っているので強化呪文としても使える便利なクリーチャーです。

攻撃クリーチャー限定とはいえ3マナでターン終了まで「+5/+4」ができるのは強力ですね。

巨大化」や「血の渇き」が好きだった私にとって、クリーチャー枠を減らさずに使えるこのカードには感動しました。

いつ使っても強力なカードなので、赤緑アグロにとって理想的な1枚だと思います。

クローサの大牙獣

コスト(5)(緑)(緑)の「6/5」「猪・ビースト」で

「サイクリング(2)(緑)((2)(緑),このカードを捨てる:カードを1枚引く)

「あなたがクローサの大牙獣をサイクリングしたとき、あなたは「あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。(これはあなたがカードを引く前に行う)

という能力を持ったクリーチャーです。

フィニッシャーと土地サーチを兼ねた便利なクリーチャーです。

土地サーチ呪文は終盤に引くと腐るんですが、このカードはフィニッシャーになるので腐りません。

「ザル=ターの豚」と同じでいつ使っても強い理想のクリーチャーですね。

基本的な動き

「境界石」を出して、あとは条件を満たした「刃サイクル」のクリーチャーで殴りつつ火力と除去と強化呪文でサポートする感じですね。

高速のアグロデッキほどキルターンは早くありませんが、序盤から終盤まで攻撃力を維持しながら戦えるバランスのいいビートダウンです。

理想的な動きとしては・・・

1ターン目

「森」セット、「火荒の境界石」をプレイ

2ターン目

「森」セット、「ジャンドの斬刃」をプレイ、そのままアタック(3点)

3ターン目

「平地」セット、「バントの信刃」をプレイ、「ジャンドの斬刃」でアタック(計6点)

4ターン目

「山」セット、2体でアタック、「ザル=ターの豚」を「湧血」でプレイ(計17点)

5ターン目

「森」セット、2体でアタック(計23点)

という感じでしょうか・・・

分かりやすいブン回りはないんですが、とりあえず2ターン目に「ジャンドの斬刃」で殴っていければ気持ちいいのでOKかと思います。

これがやりたくて組んだっていうのもありますから。

「刃サイクル」はパワーが3あるので2体でスムーズに殴っていけると意外とダメージがあって強いです。

淡々と並べて火力と除去でサポートしながら地道に攻めるだけで充分な強さがありますね。

序盤に攻め切れなければ厳しい前のめりなアグロと違い、フィニッシャーが控えてるので焦る必要もなく、火力と除去で受けに回ることもできるのでけっこう柔軟に対応できます。

攻めるか受けるかの判断も含め、プレイングに差が出るデッキかもしれません。

このデッキの弱点

ちょっとサイズの大きい「2/4」や「4/4」くらいのクリーチャーを出されると止まってしまいます。

タフネス4の壁は地味にキツいです。

未達への旅」や「アルマジロの外套」を引けていればいいんですが、そうじゃないと火力で相打ちにするくらいしか対処できないので動けません。

「4/4」が普通な「親和」は苦手ですし、コントロールでも壁になるクリーチャーを出されてゆっくり対応されると厳しいです。

まぁクリーチャーデッキが「回り出したコントロール」が苦手なのは共通かもしれませんが・・・

前に紹介した「黒単コントロール(信心)」のようなバリエーション豊かな除去満載なデッキは特に苦手です。

「ナヤの静刃」の「被覆」も布告で対処されますし、ライフゲインもされながら盤面をコントロールされてしまい、勝つまでが遠すぎますから。

デッキのバランスは良いですが「飛び抜けた速さ」や「しぶとい守り」のようなコレといった武器がないのが欠点になってしまうのかもしれません。

サイドボードの説明

2 クァーサルの群れ魔道士
2 解呪
4 天界のほとばしり
2 弧状の稲妻
1 アルマジロの外套
1 忘却の輪
3 大祖始の遺産

クァーサルの群れ魔道士

追加のエンチャント、アーティファクト対策です。

解呪

コスト(1)(白)のインスタントで

「アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する」

という効果を持っています。

「クァーサルの群れ魔道士」だけだと最短で3マナかかるので、シンプルに2マナで置物対策をするために採用しました。

天界のほとばしり

コスト(白)(白)のインスタントで

「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは攻撃かブロックしているクリーチャーを1体生け贄に捧げる」

という効果を持っています。

対象を取る単体除去が効かない「呪禁オーラ」対策です。

「クァーサルの群れ魔道士」と合わせてまあまあ対応できますね。

弧状の稲妻

コスト(2)(赤)のソーサリーで

「1つか2つか3つのクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。弧状の稲妻は、それらに3点のダメージを望むように割り振って与える」

という効果を持っています。

小回りが利く火力です。

タフネス1の小粒クリーチャーが多いデッキに入れます。

エルフとかをこれで複数除去できると快感ですね。

アルマジロの外套

コスト(1)(白)(緑)のオーラで

「エンチャント(クリーチャー)」

「エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受けるとともにトランプルを持つ」

「エンチャントされているクリーチャーがダメージを与えるたび、あなたはその点数に等しい点数のライフを得る」

という効果を持っています。

サイズで負けているデッキやライフ回復手段が欲しい時に入れます。

これ1枚でいきなり戦況がひっくり返ることもあるのでメインに4枚採用してもいいかもしれません。

忘却の輪

コスト(2)(白)のエンチャントで

「忘却の輪が戦場に出たとき、他の土地でないパーマネント1つを対象とし、それを追放する」

「忘却の輪が戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す」

という効果を持っています。

白らしい万能除去です。

手広く構えられるのであると便利ですね。

大祖始の遺産

コスト(1)のアーティファクトで

「(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の墓地にあるカード1枚を追放する」

「(1),大祖始の遺産を追放する:すべての墓地にあるすべてのカードを追放する。カードを1枚引く」

という効果を持っています。

とりあえずの墓地対策です。

一応、あった方がいいかと採用しました。

その他の候補カード

・森のレインジャー

・怨恨

・広漠なる変幻地

森のレインジャー

コスト(1)(緑)の「1/1」「エルフ・スカウト・レインジャー」で

「森のレインジャーが戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい」

という能力を持ったクリーチャーです。

1マナ軽くなってサイズが小さくなった「国境地帯のレインジャー」です。

初手にコレと土地2枚でもキープできるので安心感があります。

回してみて「国境地帯のレインジャー」が3マナで重く感じることが多いならこちらを採用してください。

怨恨

コスト(緑)のオーラで

「エンチャント(クリーチャー)」

「エンチャントされているクリーチャーは、+2/+0の修整を受けるとともにトランプルを持つ」

「怨恨が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、怨恨をオーナーの手札に戻す」

という効果を持っています。

軽さを求めるなら使えるオーラです。

3ターン目にパワー5で殴っていけたらなかなかの脅威になりますし、アド損しないのが優秀ですね。

ただ、「境界石」を使ってる都合上、2ターン目から動くデッキなので、どうせ3ターン目にしか付けられないなら「アルマジロの外套」の方がいいかと思い採用を見送りました。

「境界石」にこだわらない多色の軽いクリーチャーデッキとして「刃サイクル」を使うなら「怨恨」の方が良いかもしれません。

広漠なる変幻地

「(T),広漠なる変幻地を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す」

という能力を持った土地です。

マナベースをもう少し安定させるならこれを採用するのもアリです。

その場合、「森」を2枚、「山」と「平地」を1枚ずつ抜いて入れ替えるといいと思います。

タップインが増えますが安定性は上がるので、色事故が多いと感じるならお試しください。

最後に

懐かしの赤緑速攻デッキを思わせるPauperデッキ「ナヤ境界石」を紹介してみました。

昔の4マナ相当のクリーチャーが2マナで出てくるので、古いプレイヤーならプチ感動するデッキだと思います。

・クリーチャー
・火力
・除去
・強化

がそれぞれ普通のバランスで入っているオーソドックスなビートダウンデッキなので、安定したデッキがお好きならオススメです。

「序盤に攻め切れなかったら投了」

みたいな高速アグロより、後半も戦える中速アグロがお好みでしたらこちらをどうぞ。
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