【MTG】Pauper版「赤緑マッドネス」の紹介 ディスカードがメリットになる面白いアグロ

2022/09/17

デッキ紹介(パウパー)

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こんにちは、カズヒコです。

今回は、昔懐かしい能力をフィーチャーしたアグロデッキ

Pauper版「赤緑マッドネス」

を紹介します。

このデッキは、名前の通り


という

手札から捨てる時に誘発し、(基本的には)通常のコストより1~2マナ軽く唱えられる能力

を中心に組んだアグロデッキです。

上手く回った時の爆発力が売りで、通常の赤緑デッキとは一味違う面白さがあります。

ブン回りの強さを求めるアグロ好きにオススメなデッキですね。

この記事では

「私なりに調整したレシピ」と「基本的な動き」

を紹介するので、パウパーで組むマッドネスデッキに興味のある方はぜひお付き合いください。

Pauper版「赤緑マッドネス」のレシピ

土地(20枚)

6 山
6 森
4 高地の森
4 広漠なる変幻地

クリーチャー(22枚)

4 密林の猿人
4 日を浴びるルートワラ

4 野生の雑種犬

4 スコフォスの肉裂き
3 谷の商人

2 無謀なるワーム

2 わめき騒ぐマンドリル

呪文(18枚)

4 稲妻
4 信仰無き物あさり
4 巨森の蔦

4 癇しゃく

1 稲妻の斧

サイドボード

4 紅蓮破
4 ブレス攻撃
4 自然への回帰
2 炎の斬りつけ
1 稲妻の斧

カードの説明

高地の森

「氷雪土地 — 山(Mountain) 森(Forest)」

「(T):(赤)か(緑)を加える」

「高地の森はタップ状態で戦場に出る」

という能力を持った土地です。

基本土地タイプを持つタップインデュアルランドです。

色事故の防止をしながら「密林の猿人」を安定して「2/3」にする役目を果たします。

広漠なる変幻地

「(T),広漠なる変幻地を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す」

という能力を持った土地です。

タップインで基本土地をサーチするフェッチランドですね。

色事故の防止をしながら「わめき騒ぐマンドリル」の「探査」にも役立つ便利さがあります。

密林の猿人

コスト(赤)の「1/1」「類人猿」で

「密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける」

という能力を持ったクリーチャーです。

森が場にあれば「2/3」になるパウパー最強クラスの1マナクリーチャーです。

赤緑のアグロなら何の負担もなく使えるので常に候補に入りますね。

日を浴びるルートワラ

コスト(緑)の「1/1」「トカゲ」で

「(1)(緑):ターン終了時まで、日を浴びるルートワラは+2/+2の修整を受ける。毎ターン1回のみ起動できる」

「マッドネス(0)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く)

という能力を持ったクリーチャーです。

「ディスカードすると0マナで場に出せる」

というマッドネスを代表する1マナクリーチャーです。

初手にコレが2枚と「信仰無き物あさり」があるのが1つの理想で、1ターン目から

・2ドロー
・2体の「日を浴びるルートワラ」を場に出す

という動きが達成できると気持ちよすぎます。

コレが手札にあればディスカードがメリットになるので潤滑油として重要なカードです。

野生の雑種犬

コスト(1)(緑)の「2/2」「犬」で

「カードを1枚捨てる:野生の雑種犬はターン終了時まで+1/+1の修整を受けるとともに、あなたが選んだ1色の色になる」

という能力を持ったクリーチャーです。

場にいれば好きなタイミングでディスカードできるようになり、いつでも「マッドネス」を誘発させられるのでデッキの回りがよくなります。

なるべく場に残しておきたいこのデッキのキーカードですね。

さりげなく色を変えられるのも強く、

・「殺し」のような黒以外を除去する呪文


などを1ディスカードで無力化させる強さもあり、かなり頼れる2マナクリーチャーとして活躍します。

スコフォスの肉裂き

コスト(2)(赤)の「2/3」「ミノタウルス・戦士」で

「このターンがあなたのターンであるかぎり、スコフォスの肉裂きは+2/+0の修整を受ける」

「マッドネス(1)(赤)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。そうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く)

という能力を持ったクリーチャーです。

「マッドネス」なら2マナで出せる軽さが優秀で、軽快ながらパワフルな動きを可能にするマッドネスクリーチャーです。

序盤早々に出せるパワー4のアタッカーはアグロ感満載で最高ですね。

谷の商人

コスト(2)(赤)の「2/3」「人間・農民」で

「(2)(赤),カード1枚を捨てる:カードを1枚引く」

という能力を持ったクリーチャーです。

出来事」として

Haggle / 値切り (赤)

「インスタント — 出来事(Adventure)」

「あなたはカード1枚を捨ててもよい。そうしたなら、カードを1枚引く(その後、このカードを追放する。あなたは後で追放領域からこのクリーチャーを唱えてもよい)

という効果を持っています。

「信仰無き物あさり」の他に1マナでディスカードできる呪文を求めていた所、

・インスタントタイミングで使える

・クリーチャーの数増しにもなる

というピッタリなこのカードを見つけました。

基本は「出来事」から使い、「マッドネス」を有効活用する役目を重視します。

普通に3マナ「2/3」も充分なスペックで、ディスカードする能力持ちなのも強く、このデッキのために生まれたようなクリーチャーですね。

無謀なるワーム

コスト(3)(赤)(赤)の「4/4」「ワーム」で

「トランプル」

「マッドネス(2)(赤)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く)

という能力を持ったクリーチャーです。

・「野生の雑種犬」の能力
・「谷の商人」の「出来事」

から「マッドネス」を誘発し、インスタントタイミングで出したりすると強烈なコンバットトリックになったりします。

このデッキではトリッキーな動きを可能にするフィニッシャーになりますね。

わめき騒ぐマンドリル

コスト(5)(緑)の「類人猿」で

「トランプル」

「探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(1)を支払う)

という能力を持ったクリーチャーです。

手札を捨てることが多いデッキなので墓地が肥えやすく、早い段階から1~3マナで場に出せます。

軽いフィニッシャーとして頼りになるカードですね。

稲妻

コスト(赤)のインスタントで

「クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える」

という効果を持っています。

赤を代表する1マナ3点火力ですね。

・プレイヤーへの直接ダメージ
・クリーチャーの除去

など、攻守に渡って活躍するので赤絡みのアグロを組むなら4枚必須とも言える呪文です。

信仰無き物あさり

コスト(赤)のソーサリーで

「カードを2枚引き、その後カードを2枚捨てる」

「フラッシュバック(2)(赤)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する)

という効果を持っています。

通常なら2枚のディスカードがデメリットになる所、このデッキではスムーズに「マッドネス」を達成させるメリットになります。

3マナで「フラッシュバック」できる軽さも優秀で、中盤以降にカードを捨てたい時にも役立ちます。

序盤から終盤までデッキの柱になる強さがありますね。

巨森の蔦

コスト(緑)のインスタントで

「キッカー(緑)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(緑)を支払ってもよい)

「クリーチャー1体を対象とする。このターン、それはあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。この呪文がキッカーされているなら、ターン終了時まで、そのクリーチャーは+4/+4の修整を受ける」

という効果を持っています。

核となるクリーチャーを守りつつ、場合によっては強化呪文としても使える優秀な呪文です。

いかにクリーチャーを生き残らせるかが大切なので最低でも3枚は欲しいカードですね。

癇しゃく

コスト(1)(赤)(赤)のインスタントで

「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。癇しゃくはそれに3点のダメージを与える」

「マッドネス(赤)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く)

という効果を持っています。

「マッドネス」を達成すると「稲妻」になる火力呪文です。

素打ちでも3マナ3点火力とそこまで悪い性能でもなく、けっこう使いやすい呪文だと思います。

稲妻の斧

コスト(赤)のインスタントで

「この呪文を唱えるための追加コストとして、カードを1枚捨てるか(5)を支払う」

「クリーチャー1体を対象とする。稲妻の斧はそれに5点のダメージを与える」

という効果を持っています。

任意のタイミングでディスカードを可能にしてくれる除去呪文です。

このデッキでは「マッドネス」を誘発させて、クリーチャーを除去しながらアドを取るという強力な動きを可能にしてくれる強さがありますね。

デッキの説明

「マッドネス」をフィーチャーした赤緑のアグロデッキです。

普通の赤緑デッキと比べると

・ブン回った時の展開力がすごい

・適度にドローできるのでアドを得られる

・トリッキーで面白い動きができる

などの利点があり、使っていて楽しいデッキになっています。

一味違ったアグロをお求めならオススメできるデッキですね。

基本的な動き

「マッドネス」を誘発させて優位な場を築くのが基本になります。

具体的には

・「信仰無き物あさり」から「日を浴びるルートワラ」を0マナで出してアドを取る

・「野生の雑種犬」経由で「マッドネス」を活用する

といった感じで、ディスカードを有効に使う感じですね。

理想的な流れとしては・・・

1ターン目

「山」セット

「信仰無き物あさり」をプレイ

2ドローした後「日を浴びるルートワラ」2枚を捨て、マッドネス経由で2体を0マナで出す

2ターン目

「森」セット

「日を浴びるルートワラ」2体でアタック(計2点)

「野生の雑種犬」をプレイ

3ターン目

「森」セット

3体でアタック(「1/1」「1/1」「2/2」)

ダメージ解決前に「野生の雑種犬」の能力で「無謀なるワーム」を捨て、「+1/+1」修正をしながらマッドネス経由で場に出す(計7点)

4ターン目

「山」セット

4体でアタック(「1/1」「1/1」「2/2」「4/4」)

ダメージ解決前に「日を浴びるルートワラ」1体の能力を起動して「3/3」にする(計17点)

「稲妻」をプレイヤーにプレイ(計20点)


という感じになります。

上手く回ると軽くて打点の高いクリーチャーがワラワラ出てくるので驚異の攻撃力がありますね。

ここまで順調に回らなくても

1ターン目に「密林の猿人」

2ターン目に「野生の雑種犬」

3ターン目に「スコフォスの肉裂き」

という「マッドネス」がほぼ使われない普通の展開でも充分強いです。

平凡な展開でも悪くなく、ブン回ればメッチャ強い

という強みがこのデッキの売りですね。

サイドボードの説明

4 紅蓮破
4 ブレス攻撃
4 自然への回帰
2 炎の斬りつけ
1 稲妻の斧

紅蓮破

コスト(赤)のインスタントで

以下から1つを選ぶ

・呪文1つを対象とし、その色が青である場合、それを打ち消す

・パーマネント1つを対象とし、その色が青である場合、それを破壊する

という効果を持っています。

青対策の定番カードですね。

核となる呪文を打ち消されるとキツイので4枚フル投入して挑みます。

ブレス攻撃

コスト(2)(赤)のインスタントで

「ブレス攻撃は、ドラゴン(Dragon)でない各クリーチャーにそれぞれ2点のダメージを与える」

という効果を持っています。

トークンなどを大量展開してくる「白ウィニー」系の軽いアグロデッキへの対策です。

パウパーではドラゴンをあまり見かけないのでほぼ確定の全体ダメージになりますね。

自然への回帰

コスト(1)(緑)のインスタントで

以下から1つを選ぶ

・アーティファクト1つを対象とする。それを破壊する

・エンチャント1つを対象とする。それを破壊する

・墓地にあるカード1枚を対象とする。それを追放する

という効果を持っています。

シンプルな置物対策です。

さりげなく墓地にもちょっと触れられるので悪くない呪文だと思います。

炎の斬りつけ

コスト(赤)のソーサリーで

「クリーチャー1体を対象とする。炎の斬りつけはそれに4点のダメージを与える」

という効果を持っています。

ちょっとサイズの大きいクリーチャーが苦手なので、その対策に入れています。

稲妻の斧

タフネスが4以上のクリーチャーがいるデッキに追加で入れて対策します。

その他の候補カード

・血狂いの吸血鬼
・尊大なワーム

・怨恨
・象の導き

血狂いの吸血鬼

コスト(2)(赤)の「4/1」「吸血鬼・狂戦士」で

「血狂いの吸血鬼がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、これの上に+1/+1カウンターを1個置く」

「マッドネス(1)(赤)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く)

という能力を持ったクリーチャーです。

前のめりな攻撃力を重視するならアリなマッドネスクリーチャーですね。

トランプル」や「威迫」などを持っていれば強かったんですが、回避能力がないタフネス1は殴り合いに分が悪く、そういった弱さを嫌って見送りました。

尊大なワーム

コスト(3)(緑)(緑)の「4/4」「ワーム」で

「トランプル」

「マッドネス(2)(緑)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く)

という能力を持ったクリーチャーです。

無謀なるワーム」は「プロテクション(赤)」などで対策されやすいので、色を散らす目的で1枚ずつ採用するのはアリだと思います。

怨恨

コスト(緑)のエンチャント・オーラで

「エンチャント(クリーチャー)」

「エンチャントされているクリーチャーは、+2/+0の修整を受けるとともにトランプルを持つ」

「怨恨が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、怨恨をオーナーの手札に戻す」

という効果を持っています。

強化手段として2枚くらいあると突破力が増しますね。

緑単のようなアグロが好きなら採用が考えられるカードです。

象の導き

コスト(2)(緑)のエンチャント・オーラで

「エンチャント(クリーチャー)」

「エンチャントされているクリーチャーは+3/+3の修整を受ける」

「エンチャントされているクリーチャーが死亡したとき、緑の3/3の象(Elephant)クリーチャー・トークンを1体生成する」

という効果を持っています。

強化手段としては最強クラスのオーラで、無事にエンチャントできればアド損しない強さがあります。

1枚くらい入れておくと最後の一押しに役立つかもしれません。

最後に

Pauper版「赤緑マッドネス」

は、一味違うアグロデッキを求めている方にピッタリなデッキです。

パズルのようにディスカードを上手く利用してブン回った時の快感はたまらないですよ。

赤黒で組むマッドネスデッキもありますし、研究すると面白いデッキが出来上がるかもしれません。

ちょっとマッドネスに興味を持った方がいましたら、まずはサンプルとしてこのデッキをお試し頂けると嬉しいです。

仕組みを理解したら色々とチューンしてお好みのマッドネスデッキを完成させてください。

2022年9月21日 追記 安定型にレシピを調整しました

ブン回れば楽しいけど、何度も回している内に

・土地が少ない
・ディスカード手段がもう少し欲しい

という「安定感の低さ」や「回りの悪さ」が見えたので、今回紹介したレシピから

4 高地の森
4 密林の猿人

の8枚を抜き

2 山
4 岩だらけの高地
1 谷の商人
1 稲妻の斧

と入れ替えました。

「密林の猿人」の1マナ「2/3」というスペックは悪くなかったんですが

・マッドネスとのシナジーがない

・1ターン目からクリーチャーを出さなくても充分な強さと展開力がある

という感じでこのデッキでは重要性が低いと判断して抜きました。

「密林の猿人」が抜けて基本土地タイプにこだわる必要がなくなったため「高地の森」も抜き、1点ライフゲインできる「岩だらけの高地」に変更しています。

回していて

「密林の猿人が土地かディスカード呪文だったら・・・」

と思うことが多かったのもあり、素直に入れ替えたらデッキの回りがよくなったので今回の変更は正解だと思います。

紹介して早々の変更で申し訳ありませんが、安定型を求めるなら上記の入れ替えをしたレシピをお使いください。
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