【MTG】Pauper版「青緑ターボフォグ」の紹介 もしアグロデッキがトップメタだったらどうぞ【パウパー】

2021/06/17

デッキ紹介(パウパー)

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「濃霧」はミラージュのイラストが一番好きなカズヒコです、こんにちは。

今回は、「濃霧」ファンへのオススメデッキ

「青緑ターボフォグ」

を紹介したいと思います。

「ターボフォグ」というのは・・・

・戦闘ダメージを軽減する呪文
・単体除去呪文
・全体除去呪文
・追加ターンを得る呪文
・お互いにドローする呪文
・ライブラリーを「切削」する呪文

などを使って毎ターン相手のクリーチャーを無効化しながら「ライブラリーアウト勝ち」を狙うちょっと変わったデッキです。

明らかに相手を絞ったデッキなので、クリーチャーデッキがメタの中心になっているスタンダードでたまに現れるメタデッキという感じでしょうか。

個人的に印象的だったのは世界選手権2009の「ジェイスレイター」と呼ばれるデッキです。

下記のリンクでデッキ紹介をしています。


メタを読み切ってここまで圧倒的に決まると気持ちいいでしょうね。

パウパーのようなコモン構築だとクリーチャーデッキが多いので有効なデッキに感じますが、

・全体除去呪文
・追加ターンを得る呪文

といった重要な役割を果たすカードがレアにしかないのでちょっと難しいです。

でも全く不可能というわけでもないみたいで、かなり昔に結果を出したリストが上がっていました。

なくはないデッキみたいなので、「濃霧」ファンの方に向けて原案を元に私なりに調整してみたサンプルレシピを紹介したいと思います。

Pauper版「青緑ターボフォグ」のレシピ

土地(20枚)

8 島
2 森
4 茨森の滝
4 広漠なる変幻地
2 ハリマーの深み

クリーチャー(0枚)

なし

呪文(40枚)

4 渦まく知識
4 先読み
4 金言
4 映像のもつれ

4 秘儀の否定

4 一瞬の平和
4 もつれ
4 中休み

4 ジェイスの消去
4 血まみれの書の呪い

サイドボード

4 木化
4 対抗呪文
4 嵐の乗り切り
3 自然の要求

カード紹介

見慣れないカードばかりだと思うのでサラッと説明します。

詳しくはカード名に貼ったリンクから「MTGwiki」へどうぞ。

先読み

先読み」はコスト(1)(青)のドロー呪文です。

2枚引き、手札のカード1枚をライブラリーに戻し切り直します。

金言

金言」はコスト(1)(青)のドロー呪文です。

2枚引き、その後、他のプレイヤーに1枚ドローさせます

映像のもつれ

映像のもつれ」はコスト(1)(青)のドロー呪文です。

各プレイヤーが2枚ドローします

秘儀の否定

秘儀の否定」はコスト(1)(青)のスロートリップ付き確定カウンターです。

ただ、呪文を打ち消されたプレイヤーに対し、次のターンのアップキープに2枚まで引く権利を与えます。

一瞬の平和

一瞬の平和」はコスト(1)(緑)の「濃霧」です。

「フラッシュバック(2)(緑)」が付いているので戦闘ダメージを2回軽減できます。

もつれ

もつれ」はコスト(1)(緑)の「濃霧」です。

すべての攻撃クリーチャーを、次のターンのアンタップステップにアンタップさせない効果を持っています。

2ターン延命できる優秀な「濃霧」ですね。

中休み

中休み」はコスト(1)(緑)の「濃霧」です。

攻撃しているクリーチャー1体につき1点のライフを得られるおまけ付きです。

ジェイスの消去

ジェイスの消去」はコスト(1)(青)のライブラリーを削るエンチャントです。

あなたがカードを1枚引くたび、プレイヤー1人のライブラリートップ1枚を墓地に置くことができます。

渦まく知識」を唱えると3枚「切削」できるので強力です。

血まみれの書の呪い

血まみれの書の呪い」はコスト(2)(青)のライブラリーを削る「呪い」です。

エンチャントされているプレイヤーのアップキープ開始時に2枚「切削」します。


サイドボードのカードは後ほど解説します。

デッキの説明

コモン版で組んだシンプルな「ターボフォグ」です。

・16枚の「ドロー」呪文
・12枚の「濃霧」系カード
・4枚の「確定カウンター」
・8枚の「切削エンチャント」

という分かりやすい構成になっています。

メインに対処手段を持たない単純なアグロデッキ(「白ウィニー」や「緑単ストンピィ」)には通用するデッキです。

勝てる相手を絞っているので常に強いデッキではなく、使い時が限られるとは思います。

ネタデッキと言えばネタデッキなので「濃霧」が好きで「受け切り勝ち」みたいな変わった勝ち方が好きな人にはオススメですね。

基本的な動き

とにかく相手クリーチャーのダメージを無効化し、ライブラリーアウトまで粘るだけです。

「切削エンチャント」を設置してライブラリーを削る手段を用意し・・・

「ドロー呪文」で手札を整えながら・・・

「濃霧」系カードを常に構え、毎ターンクリーチャーの攻撃をかわして・・・

「ライブラリーアウト」まで粘り勝利を掴みます。

とにかく受け身のデッキなので、ひたすら受けに回る忍耐力が必要ですね。

理想的な動きとしては・・・

1ターン目

「茨森の滝」セット

2ターン目

「島」セット、「ジェイスの消去」をプレイ

3ターン目

ドローステップに「ジェイスの消去」が誘発、相手のライブラリーを1枚「切削」する

「島」セット、「映像のもつれ」をプレイ、「ジェイスの消去」が誘発し、さらに2枚「切削」しながら手札を整える

4ターン目

「森」セット、あとはひたすらドローと「切削」を繰り返し、機を見て「切削エンチャント」を追加しつつ、相手の攻撃は「濃霧」系カードでかわすだけ

という感じになります。

上手く回って「切削エンチャント」を複数設置できると思ったより早くライブラリーを削り切ることができます。

「ジェイスの消去」が場に2枚あれば「渦まく知識」で6枚も「切削」できるのでかなり強烈ですね。

「映像のもつれ」も4枚「切削」しながら2ドローさせられるので6枚削れますし、早めに「ジェイスの消去」が設置できるかがポイントです。

「濃霧」も無限にあるわけではないのでライフがどれくらい持つかの見極めが大切になります。

残りライフが1でのギリギリな勝利を読み切れる「繊細で正確な読み」ができるとアグロデッキには脅威かもしれません。

けっこう神経を使うハラハラした勝負になるので、受け切る快感を味わってみたかったら1度お試しください。

このデッキの弱点

どうにか「ターボフォグ」風にコモンだけでパーツを寄せ集めましたが「無理がある」というのは否めません。

やっぱりクリーチャー対策としては「神の怒り」のような全体除去は欲しいですね。

「濃霧」でダメージを無効化しているだけで除去できていないのがキツく、毎ターン相手の場にはどんどんクリーチャーが並んでいき、1回でも「濃霧」が途切れるといきなり30点とか食らって終わります。

特に邪魔をしてくるわけでもない単純な「白ウィニー」や「緑単ストンピィ」ならどうにかなりますが、「手札破壊」や「カウンター」を持つ「黒」や「青」のビートダウンにはキツイものがあります。

ないとは思いますが、遠い未来に「神の怒り」系の全体除去がコモンに落ちることを願って「青白緑」のバントカラーを想定したターボフォグをストレージに眠らせておくといいかもしれません。

サイドボードの説明

4 木化
4 対抗呪文
4 嵐の乗り切り
3 自然の要求

木化

木化」はコスト(1)(緑)の疑似除去風に使えるオーラです。

エンチャントされているクリーチャーが「基本のパワーとタフネスが0/4のツリーフォーク(Treefolk)」になり、すべての能力を失わせることができます。

数を並べるアグロではなく、少数のフィニッシャーで攻めてくるデッキに効果的ですね。

対抗呪文

追加の確定カウンターです。

「濃霧」で防ぐよりも、要所を抑えればどうにかなりそうなデッキに入れます。

嵐の乗り切り

コスト(1)(緑)のインスタントで

「あなたは3点のライフを得る」

「ストーム」

という効果を持っています。

「濃霧」が効かない「バーン」や「黒単」のドレイン対策です。

ストームが付いた回復呪文なので、上手く使えば9点以上の回復が見込めます。

自然の要求

コスト(緑)のインスタントで

「アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは4点のライフを得る」

という効果を持っています。

1マナのエンチャント・アーティファクト対策です。

4点回復させてしまいますが相手のライフが何点になっても関係ないので、1マナという軽さを重視してこちらを採用しています。

その他の候補カード

・回収
・払拭
・水流破

・大祖始の遺産


回収

コスト(緑)のインスタントで

「あなたの墓地にあるカード1枚を対象とし、それをあなたのライブラリーの一番上に置く」

という効果を持っています。

破壊された「切削エンチャント」や、使った「濃霧」を戻すことができるので有効な1枚です。

基本は「濃霧」を戻して追加の「濃霧」的な感じで使います。

払拭

コスト(青)のインスタントで

「インスタント呪文1つを対象とし、それを打ち消す」

という効果を持っています。

軽さを重視してインスタントのみに絞ったカウンターです。

その時のメタゲームによって採用するか決めてください。

水流破

コスト(青)のインスタントで

以下から1つを選ぶ

・呪文1つを対象とし、その色が赤である場合、それを打ち消す

・パーマネント1つを対象とし、その色が赤である場合、それを破壊する

という効果を持っています。

赤への対策カードですね。

赤とは相性が悪いので環境に増えたら赤をメタってサイドボードに採用してください。

大祖始の遺産

コスト(1)のアーティファクトで

「(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の墓地にあるカード1枚を追放する」

「(1),大祖始の遺産を追放する:すべての墓地にあるすべてのカードを追放する。カードを1枚引く」

という効果を持っています。

定番の墓地対策カードです。

あまり必要ないと思いますが、もし墓地対策が必要なら採用してください。

最後に

Pauperでもギリギリ成立しているかもしれないメタデッキ「青緑ターボフォグ」を紹介してみました。

個人的には「無理がある」気がしますが、まだまだ未完成のリストなので色々といじれますし、新しいカードが出れば日の目を見るかもしれない可能性を秘めたデッキです。

現状は前に紹介した「白ウィニー」や「緑単ストンピィ」のような邪魔をしないアグロにならまあまあ通用する程度だと思います。

シンプルなクリーチャーデッキになら勝てなくもないので、「濃霧」が好きな方はちょっと回してみて受け切り勝ちの快感を味わってみてください。
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