【MTG】Pauper版「青赤才覚コンボ」の紹介 「無限パワー、無限ダメージを叩き込む驚異のコモンデッキ」【パウパー】

2021/06/06

デッキ紹介(パウパー)

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 決まれば勝ちのコンボが内蔵されているとワクワクするカズヒコです、こんにちは。

今回は、無限ループによる「無限パワー・無限ダメージ」コンボを搭載したデッキ

Pauper版「青赤才覚コンボ」

を紹介します。

原案はガヴィン・ヴァーヘイさんが書いた下記の記事です。


元はモダンで構築するレアなしコンボデッキということでしたが、デッキレシピを見たらコモンでほぼ完コピできるのに気付いて組んでみました。

決まればどんなにピンチでも逆転できる一撃必殺のコンボなので、分かりやすいデッキがお好きならオススメです。

今回紹介するのはコンボを決めることに重点を置いた極端なレシピですが、アレンジ次第ではコンボ内蔵ビートダウンとして安定型にも組めると思います。

Pauperでもほぼ使われてないカードばかりということもあり超格安で組めるので色々いじってみてはいかがでしょうか。

まだ完成されたリストはないと思うので

「自分のデッキ調整の腕を試したい」

という方はぜひお試しください。

ではデッキの狙いを分かりやすく組んだ「コンボ特化型」のレシピを紹介します。

Pauper版「青赤才覚コンボ」デッキのレシピ

土地(20枚)

4 島
4 山
4 急流の崖
4 広漠なる変幻地
4 ハリマーの深み

クリーチャー(16枚)

4 神出鬼没の呪拳士
4 コジレックの歩哨
4 ミラディン人のスパイ
4 棘撃ちドローン

呪文(24枚)

4 定業
4 撤回のらせん
4 消し去りの才覚
4 衝動
1 強迫的な研究

4 薬草の湿布
3 蜘蛛糸の網

サイドボード

4 払拭

その他、未定

キーカードの紹介

神出鬼没の呪拳士

コスト(1)(青)の「1/3」クリーチャーで

「あなたがクリーチャーでない呪文を1つ唱えるたび、ターン終了時まで、神出鬼没の呪拳士は+1/+0の修整を受けるとともに、このターン、ブロックされない」

という能力を持っています。

クリーチャー以外の呪文を唱えるとパワーが1上がりブロックされなくなる能力を持っています。

このデッキでは、「0マナアーティファクト」を無限に出し戻しするコンボがあるので、無限パワーで一撃を決めるキーパーツになります。

コジレックの歩哨

コスト(1)(赤)の「1/4」クリーチャーで

「欠色」

「あなたが無色の呪文を1つ唱えるたび、ターン終了時まで、コジレックの歩哨は+1/+0の修整を受ける」

という能力を持っています。

無色の呪文を唱えるとパワーが1上がる能力を持っています。

「神出鬼没の呪拳士」のように無限ループでの無限パワーでの一撃を狙います。

ただ、ブロックされない能力がないので決め手には欠ける弱さがあります。

もっと良いクリーチャーが出たら入れ替えになりますね。

ミラディン人のスパイ

コスト(2)(青)の「1/3」クリーチャーで

「飛行」

「あなたがアーティファクト呪文を唱えるたび、クリーチャー1体を対象とする。あなたはそれをアンタップしてもよい」

という能力を持っています。

これが場にいるとアーティファクトを唱えるたびに好きなクリーチャーをアンタップできます。

この能力と「消し去りの才覚」とのコンボで「0マナアーティファクト」を無限に出し戻しできるループが可能になります。

このデッキの核となる1枚です。

棘撃ちドローン

コスト(2)(赤)の「3/1」クリーチャーで

「欠色」

「(T):棘撃ちドローンは各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える」

「あなたが無色の呪文を1つ唱えるたび、棘撃ちドローンをアンタップする」

という能力を持っています。

場の状況によって「無限ダメージ」か「無限バウンス」のどちらかのコンボパーツとして使えるクリーチャーです。

このデッキでは広く使えて便利ですね。

撤回のらせん

コスト(青)のインスタントで

「クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで「(T):土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。」を得る」

という効果を持っています。

クリーチャーに「タップすると土地以外のパーマネント1つを手札に戻す能力」を付与する呪文です。


にプレイすることで「0マナアーティファクト」を無限に出し戻しするループコンボを可能にします。

消し去りの才覚

コスト(青)のインスタントで

「クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで「(T):土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。」を得る」

という効果を持っています。

追加の「撤回のらせん」です。

8枚体制で組めることでコンボの安定性が上がっています。

薬草の湿布

コスト(0)のアーティファクトで

「(3),薬草の湿布を生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とし、それを再生する」

という効果を持っています。

クリーチャーを再生する能力を持った0マナのアーティファクトです。

このデッキでは0マナという所だけが大事なので能力は何でもよかったりします。

再生する効果は使えなくもないので採用しました。

蜘蛛糸の網

コスト(0)のアーティファクト・装備品で

「装備しているクリーチャーは+0/+2の修整を受けるとともに到達を持つ」

「装備(2)」

という効果を持っています。

これも0マナという所だけが大事なパーツです。

0マナのアーティファクトの中ではタフネスを上げる所が使えると思って採用しました。

デッキの説明

クリーチャーではない呪文を唱える(or 無色のパーマネントを出す)とパワーが上がる能力を持ったクリーチャー


アーティファクト(or 無色のパーマネント)を出すとアンタップする能力を持ったクリーチャー

を最大限に利用し「消し去りの才覚」と「0マナアーティファクト」を使った無限ループによって無限パワーか無限ダメージを叩き込むコンボを搭載したデッキです。

コンボを決めるには

・パワーが上がるクリーチャー
・アンタップするクリーチャー
・0マナアーティファクト
・「消し去りの才覚」or「撤回のらせん

という4枚のカードが必要になります。

今回はコンボを決める事に特化したのでそれぞれ8枚ずつ(調整の結果、一部7枚)採用し、さらに3枚は掘れる優秀なドローでサポートするという万全な体制を築きました。

まずはこのレシピでコンボの仕組みや決まるパターンを理解し、お好みの形に調整するといいんじゃないかと思います。

コンボの説明と理想的な動き

コンボについて大雑把な説明しかしていないので具体的に動きを説明します。

仕組みは簡単です。

核となるのは


の「0マナアーティファクト」を出すとアンタップできる能力



の「クリーチャーに タップ:土地以外のパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す」というバウンス能力を付ける効果

です。

これらのコンボで「0マナアーティファクト」の


を何度も出したり戻したりします。

具体的なコンボの動きはこうです。

説明を簡単にするために

・召喚酔いが解けた「棘撃ちドローン」
・「0マナアーティファクト」

が場にある所からスタートします。コンボ開始時に「0マナアーティファクト」は手札にあっても問題はありません。

以下、コンボ手順です。

・「棘撃ちドローン」に「消し去りの才覚」をプレイしてバウンス能力を付ける

・「棘撃ちドローン」をタップして「0マナアーティファクト」をバウンスする

・戻した「0マナアーティファクト」をプレイして「棘撃ちドローン」をアンタップする

この動きを何度も繰り返せば

「0マナアーティファクト」を何度も出し戻しする無限ループ

が成立します。

ただ、これだけだと同じことを繰り返しているだけで何の意味もありません。

でも、場に


のような

「クリーチャーでない呪文を唱えるとパワーが1上がるクリーチャー」

がいると

「0マナアーティファクト」が出るたびにパワーが1上がる

ので、この動きを繰り返した回数だけパワーが上がる

「無限パワー」

という瞬殺コンボが成立します。

これがこの「青赤才覚コンボ」が狙っている基本的な動きです。

理想的な動き

では、ブン回った時の4ターンキルができる理想的な動きを説明します。

1ターン目

「急流の崖」をセット

2ターン目

「島」をセット、「神出鬼没の呪拳士」をプレイ

3ターン目

「島」をセット、「棘撃ちドローン」をプレイ

4ターン目

「山」をセット

「消し去りの才覚」を「棘撃ちドローン」にプレイ

「薬草の湿布」をプレイ

「棘撃ちドローン」のバウンス能力で「薬草の湿布」を手札に戻す

再度「薬草の湿布」をプレイ、無色の呪文を唱えたので「棘撃ちドローン」をアンタップする

「神出鬼没の呪拳士」のパワーが1上がる

再度「棘撃ちドローン」のバウンス能力で「薬草の湿布」を手札に戻す

再度「薬草の湿布」をプレイ、「棘撃ちドローン」をアンタップする、「神出鬼没の呪拳士」のパワーが1上がる

再度「棘撃ちドローン」のバウンス能力で・・・

以下、無限ループ・・・

あとは好きな回数この無限ループを繰り返し「神出鬼没の呪拳士」のパワーを相手のライフ以上に上げてアタックが通れば勝ちです


これが理想的な動きですが「無限パワー」以外にも同じ理屈で

「棘撃ちドローン」の「タップ:各対戦相手に1点のダメージを与える」

という能力での「無限ダメージ」でも勝てます。

説明を簡単にするため、場に

・召喚酔いが解けた「棘撃ちドローン」
・ミラディン人のスパイ
・「0マナアーティファクト」

がある所から解説します。

以下、コンボ手順です。

・「ミラディン人のスパイ」に「消し去りの才覚」をプレイ

・「棘撃ちドローン」の能力で1点のダメージを飛ばす

・「ミラディン人のスパイ」に付与したバウンス能力で「0マナアーティファクト」を手札に戻す

・「0マナアーティファクト」をプレイ

・「棘撃ちドローン」と「ミラディン人のスパイ」をアンタップする

「棘撃ちドローン」の能力で1点のダメージを飛ばす

・「ミラディン人のスパイ」に付与したバウンス能力で「0マナアーティファクト」を手札に戻す

・「0マナアーティファクト」をプレイ

・「棘撃ちドローン」と「ミラディン人のスパイ」をアンタップする・・・

以下、これを繰り返せばOKです。

「棘撃ちドローン」はバウンスする側にも、無限ダメージのコンボ側にもなる便利なクリーチャーということですね。

決まるパターンは色々あるので、たくさん回してコンボ成立の感覚を体にしみ込ませてください。

このデッキの弱点

コンボの核となるパーツがクリーチャーなので除去にメチャクチャ弱いです。

稲妻」や「喪心」、「送還」など、インスタントの単体除去で簡単に妨害されてしまいます。

一応、普通のビートダウンとしてチマチマ殴るプランもありますが、このレシピの場合、除去呪文がコンボパーツでもある「消し去りの才覚」と「撤回のらせん」しかないので厳しいです。

パウパーのようなクリーチャー環境だとほとんどのデッキに除去が豊富なので、勝率を上げるにはどうにかしないといけません。

厳しいのを承知でコンボをメインにして妨害を足すか・・・

コンボパーツの一部を「稲妻」などの除去と入れ替えてビートダウンの中にコンボが内蔵されているサブにするか・・・

はたまた全く違う構築方法があるのか・・・

何がベストな完成形かは分かりませんので、ここが腕の見せ所ですね。

このデッキが気に入った方がいましたら、色々調整してどんな組み換えをしたら勝率が上がったのか教えていただけると嬉しいです。

サイドボードの説明

4 払拭

とりあえず相手の除去を妨害する「払拭」を入れるくらいしか思いつきませんでした。

このレシピのようにコンボを決めることに特化しているならコレしかないかもしれません。

決まれば勝ちなのでコンボ開始のターンだけ防げればいいですしね。

コンボデッキはヘタにいじると弱くなるので、ちょっとだけ対策してブン回りを期待するのがいいと思います。

その他の候補カード

・微風の写字官 
・衝撃の震え
・羽ばたき飛行機械
・ファイレクシアの歩行機械

微風の写字官」はルーティング能力を持っているのでドローを進められるメリットがあります。

ただ、タフネスが1なので除去により弱いというデメリットもあるので採用は好み次第ですね。

衝撃の震え」は無限ダメージで勝てるので、無限パワーになっても除去されてパーになってしまうクリーチャーの欠点を補える1枚です。

ただ、0マナアーティファクトを0マナのアーティファクトクリーチャーにしないといけないので一長一短ですね。

どちらの方が除去耐性があるのか・・・色々回してみて試すしかないですね。

羽ばたき飛行機械」と「ファイレクシアの歩行機械」は「衝撃の震え」を採用した時の0マナアーティファクトクリーチャー候補です。

お好みで採用してください。

候補カード、追記

無謀な炎織り

コスト(1)(赤)の「1/3」クリーチャーで

「アーティファクトが1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、無謀な炎織りは各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える」

という能力を持っています。

無限ダメージを狙えるクリーチャーなので「コジレックの歩哨」と入れ替えてもいいかもしれません。

最後に

コモンだけで「無限パワー」「無限ダメージ」が狙えるコンボデッキ「青赤才覚コンボ」を紹介してみました。

クリーチャー除去が豊富なパウパーではちょっと厳しいと思いますが、面白いコンボではあるので知っておいて損はないと思います。

まだまだ未完成のリストなので、これをトーナメントレベルまでに昇華させてみるというのもいいんじゃないでしょうか。

デッキは人任せでトップ8のレシピ通りに組んでそのまま使うというのもいいですが、アイデアを採用して自分の力で1から組み直すというのも楽しいですしね。

パウパー界に新しいメジャーデッキを生み出すつもりで頑張ってみるのはいかがでしょうか。
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