【モダン】「黒緑デスシャドウ」の紹介 ライフロスをメリットに変えたジャンク【スカイクレイブの災い魔】

2023/02/15

デッキ紹介(モダン)

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 こんにちは、カズヒコです。

今回は、前に紹介した

モダン版「黒緑ジャンク」

を目一杯アグロに調整したデッキ

モダン版「黒緑デスシャドウ」

を紹介します。

まずはレシピからどうぞ。

モダン版「黒緑デスシャドウ」のレシピ

土地(22枚)

3 沼
1 森
4 草むした墓
4 育成泥炭地
4 新緑の地下墓地
4 樹上の村
2 廃墟の地

クリーチャー(16枚)

4 死の影
4 闇の腹心
4 タルモゴイフ
4 スカイクレイブの災い魔

呪文(22枚)

4 思考囲い
3 コジレックの審問
4 致命的な一押し
4 暗殺者の戦利品
3 突然の衰微
2 ヴェールのリリアナ
2 最後の望み、リリアナ

サイドボード

4 外科的摘出
4 虚無の呪文爆弾
3 滅び
2 大渦の脈動
1 コジレックの審問
1 クローサの掌握

ポイントになるカードの紹介

草むした墓

「土地 — 沼(Swamp) 森(Forest)」

「(T):(黒)か(緑)を加える」

「草むした墓が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかったなら、これはタップ状態で戦場に出る」

という能力を持った土地です。

黒緑のショックランドですね。

ライフが低いほど強くなる

を使っているこのデッキではアンタップインの2点ロスがメリットになります。

育成泥炭地

「(T),1点のライフを支払う:あなたのマナ・プールに(黒)か(緑)を加える」

「(1),(T),育成泥炭地を生け贄に捧げる:カードを1枚引く」

という能力を持った土地です。

マナを出すたびに1点のライフロスになりますが、このデッキではそれがメリットになります。

土地が充分な数並んだら1ドローに変えられる所も強く、最高の働きをする1枚です。

新緑の地下墓地

「(T),1点のライフを支払う,新緑の地下墓地を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから沼(Swamp)カード1枚か森(Forest)カード1枚を探し、それを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す」

という能力を持った土地です。

黒緑のフェッチランドですね。

サーチした「草むした墓」をアンタップインして計3点のライフロスをすることで「死の影」を早めに出す動きを可能にします。

死の影

コスト(黒)の「13/13」「アバター」で

「死の影は-X/-Xの修整を受ける。Xはあなたのライフの総量である」

という能力を持ったクリーチャーです。

ライフが10点以下になってくると驚異の強さを発揮します。

  • フェッチからショックインの3点ロス
  • 「思考囲い」の2点ロス
  • 「闇の腹心」のライフロス

などで速やかにライフを落とし、このカードの強さを最大限に引き出すのが核となる動きになります。

普通ならデメリットになるライフロスがメリットになるのが面白いですね。

闇の腹心

コスト(1)(黒)の「2/1」「人間・ウィザード」で

「あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを1枚公開し、そのカードをあなたの手札に加える。あなたは、そのマナ総量に等しい点数のライフを失う」

という能力を持ったクリーチャーです。

ライフと引き換えに毎ターン追加で1ドローできる黒らしい能力を持っています。

普通ならライフロスを抑えながらドローすることを考えるんですが、このデッキでは早く10点以下に減らしたいのでダメージがあると嬉しかったりします。

2ターン目に出せるとデッキの回りがよくなるので初手に欲しいカードですね。

スカイクレイブの災い魔

コスト(1)(黒)の「*/*」「デーモン」で

「キッカー(4)(黒)」

「あなたがこの呪文を唱えたとき、これがキッカーされていた場合、各プレイヤーは自分のライフの端数を切り上げた半分を失う」

「スカイクレイブの災い魔のパワーとタフネスはそれぞれ、20からすべてのプレイヤーの中で最も多いライフ総量を引いた値に等しい」

という能力を持ったクリーチャーです。

相手のライフも参照される「死の影」の亜種ですね。

モダンではフェッチランドやショックランドによって相手のライフも3点くらいは減るので、意外と早く「3/3」~「5/5」くらいで出すことができます。

一発パンチが入れば一気に「8/8」~「10/10」になったりする驚異の強さが魅力ですね。

思考囲い

コスト(黒)のソーサリーで

「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開する。あなたはその中から土地でないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。あなたは2点のライフを失う」

という効果を持っています。

このデッキでは1ターン目に

「フェッチ」~「ショックイン」~「思考囲い」

の5点ロスができるとベストなので2点のライフロスを気にせずに使えます。

最後の望み、リリアナ

コスト(1)(黒)(黒)「忠誠度3」の「伝説のプレインズウォーカー・リリアナ」で

[+1]:クリーチャー最大1体を対象とする。あなたの次のターンまで、それは-2/-1の修整を受ける

[-2]:カードを2枚切削する。その後、あなたはあなたの墓地からクリーチャー・カード1枚をあなたの手札に戻してもよい

[-7]:あなたは「あなたの終了ステップの開始時に、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンをX体生成する。Xはあなたがコントロールするゾンビの総数に2を足した数に等しい。」を持つ紋章を得る

という能力を持っています。

  • タフネス1への対策
  • 墓地からのクリーチャー回収
  • フィニッシュ手段

という欲しい能力がテンコ盛りのプレインズウォーカーです。

除去された

  • 死の影
  • スカイクレイブの災い魔

を [-2] 能力で手札に戻すのが特に強いですね。

デッキの説明

  • 新緑の地下墓地
  • 草むした墓
  • 闇の腹心
  • 思考囲い

などのライフロスをメリットに変えることに成功した黒緑のビートダウンデッキです。

「黒緑ジャンク」ならではの「万能な対応力」を残しながら「パワフルさ」を増したデッキ

と捉えてもらえれば分かりやすいと思います。

普通なら気を使っていたライフロスをすればするほどクリーチャーの質が上がる所が売りです。

この手のデッキで定番になる

  • 「新緑の地下墓地」をプレイ
  • 即起動で「草生した墓」をアンタップイン
  • 「思考囲い」で相手のキーカードを抜く

という1ターン目の5点ロスを堂々とできるラフさはたまらないですね。

基本的に「4/4」以上のクリーチャーが並ぶため、殴り始まったら一瞬で勝負が決まる豪快さがあります。

ちょっと雑に扱う大味なデッキがお好きな方にオススメです。

サイドボードの説明

4 外科的摘出
4 虚無の呪文爆弾
3 滅び
2 大渦の脈動
1 コジレックの審問
1 クローサの掌握

外科的摘出

コスト(黒/Φ)のインスタントで

「(黒/Φ)は(黒)でも2点のライフでも支払うことができる」

「いずれかの墓地にある基本土地カードでないカード1枚を対象として選ぶ。それのオーナーの墓地と手札とライブラリーから、そのカードと同じ名前を持つカードを望む枚数だけ探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーはライブラリーを切り直す」

という効果を持っています。

コンボデッキや墓地利用デッキへの対策です。

けっこう広く対応できるので黒じゃないデッキでも採用したいカードですね。

虚無の呪文爆弾

コスト(1)のアーティファクトで

「(T),虚無の呪文爆弾を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの墓地にあるすべてのカードを追放する」

「虚無の呪文爆弾が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、あなたは(黒)を支払ってもよい。そうした場合、カードを1枚引く」

という能力を持っています。

シンプルな墓地対策カードです。

まとめて追放したいドレッジやコンボへの対策として入れています。

滅び

コスト(2)(黒)(黒)のソーサリーで

「すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない」

という効果を持っています。

数が並ぶアグロへの対策に入れています。

対象が取れないクリーチャーにも効きますし、あると安心感がありますね。

大渦の脈動

コスト(1)(黒)(緑)のソーサリーで

「土地でないパーマネント1つを対象とする。それと、そのパーマネントと同じ名前を持つ他のすべてのパーマネントを破壊する」

という効果を持っています。

トークンなどへの対策になる万能除去です。

2マナの除去だけだと「虚空の杯」1枚で封じられてしまうので3マナのカードを採用しました。

コジレックの審問

コスト(黒)のソーサリーで

「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中からマナ総量が3以下の土地でないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる」

という効果を持っています。

最序盤が勝負所になる速いデッキ相手に追加で入れる手札破壊です。

クローサの掌握

コスト(2)(緑)のインスタントで

「刹那(この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられず、マナ能力でない起動型能力を起動できない)

「アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する」

という効果を持っています。

確実に置物を除去できる呪文です。

3マナというのもマナを散らす意味で良いですね。

その他の候補カード

  • 漁る軟泥
  • 集団的蛮行
  • 英雄的介入
  • 影槍

漁る軟泥

コスト(1)(緑)の「2/2」「ウーズ」で

「(緑):墓地からカード1枚を対象とし、それを追放する。それがクリーチャー・カードであるなら、漁る軟泥の上に+1/+1カウンターを1個置き、あなたは1点のライフを得る」

という能力を持ったクリーチャーです。

最序盤の攻め手段と墓地対策としてメイン採用を考えているカードです。

減り過ぎたライフをちょっと戻す手段としても使える点が良いですね。

  • スカイクレイブの災い魔
  • 暗殺者の戦利品
  • 最後の望み、リリアナ

を1枚ずつ抜いて3枚くらい採用するのもアリかもしれません。

集団的蛮行

コスト(1)(黒)のソーサリーで

増呪 ― カードを1枚捨てる(2つ目以降に選ぶモード1つにつき、このコストを1回支払う。)

以下から1つ以上を選ぶ

・対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中からインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる

・クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-2/-2の修整を受ける

・対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る

という効果を持っています。

  • 追加のハンデス
  • 軽量クリーチャー除去
  • ドレイン

といったこのデッキに欲しい効果が1つにまとまった呪文ですね。

ハンデスを10枚以上にしてグダグダにする展開を目指したり・・・

序盤に出てくるとヤッカイな「スレイベンの守護者、サリア」などの除去に役立ったり・・・

相手のデッキがフェッチ ~ ショックインなどでライフロスをしないタイプなら、ドレインで強引にライフを減らして「スカイクレイブの災い魔」を出す手助けをしたり・・・

これ1枚でデッキの回りがよくなりそうです。

メインに3枚くらいあってもいいかもしれません。

英雄的介入

コスト(1)(緑)のインスタントで

「ターン終了時まで、あなたがコントロールしているパーマネントは呪禁と破壊不能を得る」

という効果を持っています。

相手の除去に無力すぎるのでメインとサイド合わせて2~3枚くらい採用しておくと安定するかもしれません。

単体除去にも全体除去にもコレ1枚で対処できるのがいいですね。

影槍

コスト(1)の伝説のアーティファクト・装備品で

「装備しているクリーチャーは+1/+1の修整を受けトランプルと絆魂を持つ」

「(1):ターン終了時まで、対戦相手がコントロールしているパーマネントは呪禁と破壊不能を失う」

「装備(2)」

という能力を持っています。

単体除去を基本にしているので「呪禁」対策のお守りに1枚あると安心なカードです。

呪文を何か1枚抜いて採用する価値はあると思います。

最後に

以前紹介した「黒緑ジャンク」のクリーチャーがちょっとイマイチだったので

  • 死の影
  • スカイクレイブの災い魔

というライフロスをメリットに変えるパワフルなクリーチャーに変更した

モダン版「黒緑デスシャドウ」

を紹介してみました。

割り切ったアグロ感が個人的な好みと合っていてスッキリまとまった気がします。

バランス志向よりアグロ志向の方にオススメなデッキなので、豪快に殴り勝つデッキがお好きならお試しください。

2023年7月6日 追記 ハンデス重視の形にレシピを修正しました

「死の影」を採用したジャンク

というのが最初に紹介したレシピでしたが、もう少し相手への干渉を重視した形にレシピを修正したので紹介します。

修正後のレシピ

土地(20枚)

3 沼
1 森
4 草むした墓
4 育成泥炭地
4 新緑の地下墓地
4 樹上の村

クリーチャー(16枚)

4 死の影
4 闇の腹心
4 タルモゴイフ
4 スカイクレイブの災い魔

呪文(24枚)

4 思考囲い
4 コジレックの審問
4 致命的な一押し
4 集団的蛮行
4 暗殺者の戦利品
1 ヴェールのリリアナ
1 最後の望み、リリアナ
2 滅び

サイドボード

4 トーモッドの墓所
2 外科的摘出
2 夏の帳
2 屍呆症
2 羅利骨灰
3 自然に帰れ

修正後のポイント

2 廃墟の地
3 突然の衰微
1 ヴェールのリリアナ
1 最後の望み、リリアナ

の7枚を抜き

4 集団的蛮行
1 コジレックの審問
2 滅び

と入れ替えました。

グダらせた相手を「死の影」と「スカイクレイブの災い魔」で速やかに殴り切る

というコンセプトを明確にしながら弱点の克服もするために

・ハンデスを12枚に増やして妨害を重視した

・メインに「滅び」を採用して速度負けへの対策をした

のが主な変更点です。

状況によって広く使える「集団的蛮行」のおかげで序盤が戦いやすくなりましたし・・・

1対1交換ではカバーしきれないクリーチャーの群れを一掃できる「滅び」は心強いですし・・・

これで中途半端だったデッキがスッキリまとまった気がします。

しばらくはこのレシピを基本形として回そうと思います。

サイドボードの補足

サイドボードは使えそうなカードをメモ代わりに何となく詰め込んだ感じです。

色々なデッキへのキラーカードになる「屍呆症」が特にオススメですね。

ここ最近の黒系デッキでよく見るカードなので600円くらいの内に買っておくといいかもしれません。

2023年8月31日 追記 もう少し軽い形にレシピを変更しました

「闇の腹心」と「死の影」がイマイチ噛み合ってない感じがあったので

を採用した軽い形にレシピを変更しました。

詳しくは下記リンクの記事をどうぞ。

【モダン】「黒緑 死の影」のレシピを軽く動ける形に変更しました【ミシュラのガラクタ】

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