「幽霊のゆらめき」のコンボがあるとワクワクするカズヒコです、こんにちは。
今回は、パウパー界でギリギリ生き残っているコンボデッキ
「青白黒ファミリア(パイレーツフリッカー)」
を紹介します。
このデッキは、フリースペルの
と、強烈なストーム呪文である
が使えた頃に存在した「白青黒ストーム」を原型としたコンボデッキです。
上記の呪文があまりに強力で軒並み禁止になったんですが、それでも残されたフリースペルの「断絶」や、まだどうにか成立するコンボによってギリギリ生き残っています。
主要パーツを失った今となっては全盛期ほどの強さはありません。
でも使ってみると面白いデッキなので紹介しようと思いました。
ファミリアコンボと言っても色々なバリエーションがあるので、今回は「裕福な海賊」による「無限マナコンボ」を搭載した分かりやすいレシピを紹介します。
コンボが成立する速度は遅いですが
「決まれば勝ち」
の動きがあるのでコンボデッキらしく仕上がってると思います。
どうにか生き残っているコンボデッキの意地をご覧ください。
Pauper「青白黒ファミリア(パイレーツフリッカー)」のレシピ
土地(20枚)
6 島
1 平地
1 沼
4 アゾリウスの大法官庁
2 ディミーアの水路
3 広漠なる変幻地
3 進化する未開地
クリーチャー(19枚)
4 陽景学院の使い魔
3 夜景学院の使い魔
4 海門の神官
1 賢者街の住人
3 記憶の壁
3 裕福な海賊
1 熟考漂い
呪文(21枚)
4 定業
4 手練
4 断絶
3 幽霊のゆらめき
3 強迫的な研究
1 墓の刈り取り
2 予感
サイドボード
3 王神の信者
3 石角の高官
1 ディンローヴァの恐怖
3 解呪
3 否認
1 転覆
1 鋸刃の矢
カードの説明
アゾリウスの大法官庁
「アゾリウスの大法官庁はタップ状態で戦場に出る」「アゾリウスの大法官庁が戦場に出たとき、あなたがコントロールする土地1つをオーナーの手札に戻す」「(T):(白)(青)を加える」
という効果を持った土地です。
通称「お帰りランド」と呼ばれ、タップイン&土地バウンスによってテンポロスをする代わりに2マナ生み出せる特殊な土地ですね。
後述しますが、「無限マナ」や「無限ループ」などのコンボに必要なキーパーツです。
ディミーアの水路
「ディミーアの水路はタップ状態で戦場に出る」「ディミーアの水路が戦場に出たとき、あなたがコントロールする土地を1つ、オーナーの手札に戻す」「(T):(青)(黒)を加える」
という効果を持った土地です。
青黒2マナが出るお帰りランドですね。
陽景学院の使い魔
コスト(1)(白)の「0/3」「壁」で
「防衛(このクリーチャーは攻撃できない)」「あなたが唱える緑の呪文と青の呪文は、それを唱えるためのコストが(1)少なくなる」
という能力を持ったクリーチャーです。
デッキ名になっている「ファミリア(使い魔)」は、これと次に紹介する「夜景学院の使い魔」から来ています。
青の呪文のコストを1少なくする能力によって無限コンボを可能にしているこのデッキのキーパーツです。
夜景学院の使い魔
コスト(1)(黒)の「1/1」「ゾンビ」で
「あなたが唱える青の呪文と赤の呪文は、それを唱えるためのコストが(1)少なくなる」「(1)(黒):夜景学院の使い魔を再生する」
という能力を持ったクリーチャーです。
基本的に無限コンボをするには2体のファミリア(使い魔)が必要なので追加で採用しています。
海門の神官
コスト(2)(青)の「1/3」「人間・ウィザード」で
「海門の神官が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から2枚のカードを見る。それらの1枚をあなたの手札に加え、もう1枚をあなたのライブラリーの一番下に置く」
という能力を持ったクリーチャーです。
序盤は壁になりつつドローを進め、コンボが始まれば無限ドローのパーツになる便利なクリーチャーです。
賢者街の住人
コスト(2)(青)の「2/3」「ヴィダルケン・ウィザード」で
「他の青のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚切削する」
という能力を持ったクリーチャーです。
このデッキのフィニッシャーです。
今回のレシピでの唯一の勝ち手段です。
記憶の壁
コスト(4)(青)の「0/4」「壁」で
「防衛」「記憶の壁が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい」
という能力を持ったクリーチャーです。
無限コンボの核となるカードです。
「断絶」や「幽霊のゆらめき」を使い回すことで有利な場を作り勝利を狙います。
裕福な海賊
コスト(4)(青)の「3/4」「人間・海賊」で
「裕福な海賊が戦場に出たとき、宝物(Treasure)トークンを2つ生成する」
という能力を持ったクリーチャーです。
無限マナコンボのキーパーツです。
パイレーツフリッカーの「パイレーツ(海賊)」はこのカードのことを指しています。
熟考漂い
コスト(4)(青)の「2/2」「エレメンタル」で
「飛行」「熟考漂いが戦場に出たとき、カードを2枚引く」「想起(2)(青)(あなたはこの呪文を、その想起コストを支払うことで唱えてもよい。そうした場合、戦場に出たときにこれを生け贄に捧げる)」
という能力を持ったクリーチャーです。
序盤は3マナ2ドロー、終盤は無限ドローのパーツになる優秀なクリーチャーです。
定業
コスト(青)のソーサリーで
「占術2を行い、その後カードを1枚引く」
という効果を持っています。
青を使うならとりあえず採用して損のない定番の1マナドロー呪文です。
序盤の動きを安定させつつ、キーパーツも探せる優秀な呪文ですね。
手練
コスト(青)のソーサリーで
「あなたのライブラリーのカードを上から2枚見る。そのうちの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に置く」
という効果を持っています。
「定業」よりは劣りますが、1マナドロー呪文の中では優秀なカードです。
序盤の安定とコンボパーツを探す動きに貢献してくれます。
断絶
コスト(1)(青)のインスタントで
「クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。土地を最大2つまでアンタップする」
という効果を持っています。
2マナで唱えて土地2つをアンタップするので実質0マナで使えるフリースペルです。
数々のフリースペルが禁止された中、どうにか生き残ったフリースペルですね。
無限コンボのキーパーツで、先ほど紹介した「お帰りランド」をアンタップすることでマナ加速ができ、それを利用したループコンボを狙えます。
幽霊のゆらめき
コスト(2)(青)のインスタントで
「あなたがコントロールするアーティファクトやクリーチャーや土地2つを対象とし、それらを追放し、その後それらのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す」
という効果を持っています。
「記憶の壁」+「場に出た時に能力が誘発するパーマネント」
の組み合わせでマナが続く限り能力を使い回すコンボに使えるカードで、このデッキでは無限ループコンボのキーカードです。
使い魔の能力でコストが下がった「幽霊のゆらめき」で悪さをします。
強迫的な研究
コスト(2)(青)のソーサリーで
「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚引き、その後そのプレイヤーは土地カードを1枚捨てないかぎり、カードを2枚捨てる」
という効果を持っています。
3ドローが優秀で、コンボパーツを探す手伝いをしてくれます。
場合によっては相手を対象にしてライブラリーアウトのトドメにも使えたりします。
墓の刈り取り
コスト(2)(黒)のソーサリーで
「あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す」「ストーム」
という効果を持っています。
墓地にあるコンボパーツを回収できます。
序盤に除去されてもどうにかなるので希望を持てる1枚ですね。
予感
コスト(3)(青)のソーサリーで
「占術4を行い、その後カードを2枚引く」
という効果を持っています。
4マナと重いですが使えればかなり強烈なドロー呪文で、「占術4」によって必要なパーツを的確に集めることができます。
使い魔によって2マナくらいになったりもしますし、このデッキではかなり輝く呪文ですね。
デッキの説明
「青白黒ファミリア」に「裕福な海賊」を使った無限マナコンボを搭載したデッキです。
といった2マナ出る土地と
の能力によってコストを下げた呪文によって
・記憶の壁
の無限マナコンボから
による無限ドローに繋げ
でのライブラリーアウトを狙います。
コンボデッキと言っても4ターン以内に決着をつけるような速さを売りにしたデッキではありません。
ゆっくりと場を整えて、準備ができたら決めにいくのんびりしたコンボデッキです。
今回のレシピはコンボに特化したタイプなので黒をタッチして「使い魔」を多めに採用していますが、そこまでコンボにこだわらないなら「使い魔」を4枚に絞った青白2色で組むコントロール寄りのタイプもあります。
コンボの性質的には
「コントロールの中にコンボを内蔵する青白型」
の方が理にかなっているかもしれませんね。
色々といじれるので、とりあえずこのデッキでコンボの流れを覚えて、あとはお好みで調整してもらえたらと思います。
基本的な動き
コンボのパターンを紹介します。
色々とあり、私もまだ気づいていないものもあると思うので、あくまで基本だけになります。
「使い魔 2体」+「記憶の壁」+「裕福な海賊」+「幽霊のゆらめき」による無限マナコンボ
・使い魔が2体
・記憶の壁
・裕福な海賊
が場にいて、手札に「幽霊のゆらめき」がある状態なら青1マナで無限マナコンボが成立します。
動きとしてはシンプルです。
・「使い魔」2体によって1マナで唱えられるようになった「幽霊のゆらめき」を「記憶の壁」と「裕福な海賊」にプレイ
・場に戻った「記憶の壁」の能力で「幽霊のゆらめき」を手札に戻す
・場に戻った「裕福な海賊」の能力で「宝物トークン」が2つ生成される
・「宝物トークン」の1つを使って「幽霊のゆらめき」を「記憶の壁」と「裕福な海賊」にプレイ
・同じ流れで「宝物トークン」が2つ生成され、合計3つになる
これをループするだけですから。
1マナで唱えた「幽霊のゆらめき」で2つの「宝物トークン」が出るので、使えるマナが1増えることになります。
これを繰り返すことで「宝物トークン」が1つずつ増えるので、あとはループして「宝物トークン」を生成し続ければ無限マナが成立します。
これだけだとマナが増えるだけなんですが、もし場か手札に
・海門の神官
があれば「幽霊のゆらめき」を「記憶の壁」と「海門の神官」に打ち続けることで無限ドローになります。
ここまでくれば勝ちが確定しますね。
具体的な勝ち方は以下のようになります。
・「賢者街の住人」を引くまでドローを続け、引いたら場に出す
・「記憶の壁」と「裕福な海賊」に「幽霊のゆらめき」をプレイ
・これにより青いクリーチャー2体が場に出ることになるので「賢者街の住人」の能力による「切削」が2回誘発する
・再度「記憶の壁」と「裕福な海賊」に「幽霊のゆらめき」をプレイし、相手がライブラリーアウトするまで繰り返す
これがこのデッキの基本となる勝ちパターンです。
「無限マナ」コンボによる「無限ドロー」に繋げ、「無限切削」を決めるのが一連の流れです。
無限マナコンボなので、別に「賢者街の住人」にこだわらなくても「ケアヴェクの火吹き」のような「X火力」でもOKです。
トドメはお好きなものをどうぞ。
「島 2枚」+「使い魔 2体」+「記憶の壁 2体」+「幽霊のゆらめき」+「断絶」による無限クリーチャーバウンス
・島 2枚
・使い魔 2体
・記憶の壁 2体
が場にあり、手札に「幽霊のゆらめき」と「断絶」があれば無限にクリーチャーをバウンスするループが成立します。
具体的な動きはこうです。
・「島」2枚をタップして青2マナを出す
・その内の青1マナで「断絶」を相手クリーチャーにプレイ、島2枚をアンタップする
・浮いた青1マナで「記憶の壁」2体に「幽霊のゆらめき」をプレイ
・場に戻った「記憶の壁」2体の能力で「幽霊のゆらめき」と「断絶」を手札に戻す
これで最初の状態に戻っているので、あとは好きなだけ繰り返して相手のクリーチャーをバウンスすれば脅威を排除することができます。
コンボパーツが集まるまでの時間稼ぎに使えますね。
「アゾリウスの大法官庁 2枚」+「使い魔 2体」+「記憶の壁」+「断絶」による無限「記憶の壁」出し戻しループ
・アゾリウスの大法官庁 2枚
・使い魔 2体
・記憶の壁
が場にあり、手札に「断絶」があると「記憶の壁」を無限に出し戻しできるループが成立します。
具体的な動きはこうです。
・「アゾリウスの大法官庁」2枚から「青青白白」を出す
・その内の青1マナを使って「断絶」を「記憶の壁」にプレイ、「アゾリウスの大法官庁」2枚をアンタップする
・浮いた「青白白」を使って「記憶の壁」をプレイ、「断絶」を手札に戻す
これで最初の状態に戻っているので、無限に「記憶の壁」を出し戻しできます。
やってることは「記憶の壁」を何度も出し直してるだけなので
「これが何?」
と思ってしまうかもしれませんが、場に「賢者街の住人」がいれば無限切削が成立して勝ちになります。
「王神の信者」が場にあれば無限ライフゲインにもなり、状況次第では地味ながら強力なコンボです。
基本的に除去を気にして「賢者街の住人」が先に場に出ていることはありませんが、サイドボード後に入れた「王神の信者」は先置きしている場合が多いので、いきなり無限ライフで投了に追い込むことができます。
こういう無意味に見える無限ループも使い方次第で有効になるので覚えておくといいですよ。
ちなみに、重要なのは青マナなので「ディミーアの水路」でも問題ありません、青を含む2マナを生み出せる「お帰りランド」なら何でもOKです。
「陽景学院の使い魔」+「王神の信者」+「記憶の壁」+「裕福な海賊」+「幽霊のゆらめき」による無限ライフゲイン
・陽景学院の使い魔
・王神の信者
・記憶の壁
・裕福な海賊
が場にあり、「幽霊のゆらめき」が手札にあるなら青を含む2マナで「無限ライフゲイン」を狙えます。
具体的な動きはこうです。
・「幽霊のゆらめき」を「記憶の壁」と「裕福な海賊」にプレイ
・青の呪文を唱えたことで「王神の信者」の能力が誘発し1点のライフを得る
・場に戻った「記憶の壁」の能力で「幽霊のゆらめき」を手札に戻す
・場に戻った「裕福な海賊」の能力で「宝物トークン」が場に2つ出る
・「宝物トークン」2つで「幽霊のゆらめき」を「記憶の壁」と「裕福な海賊」にプレイ
・青の呪文を唱えたことで「王神の信者」の能力が誘発し1点のライフを得る
・場に戻った「記憶の壁」の能力で「幽霊のゆらめき」を手札に戻す
・場に戻った「裕福な海賊」の能力で「宝物トークン」が場に2つ出る
・以下、ループして好きなだけライフを得ることができる
「陽景学院の使い魔」によって2マナになった「幽霊のゆらめき」を「記憶の壁」と「裕福な海賊」にプレイすると、「幽霊のゆらめき」を手札に戻せつつ、2つの「宝物トークン」が出るのでマナが減らず、無限に「幽霊のゆらめき」をプレイすることができます。
これによって青の呪文である「幽霊のゆらめき」を無限に唱えられ、「王神の信者」の能力を誘発させ放題になり無限ライフコンボになります。
基本的に「使い魔」を2体必要とするコンボが多い中、これは1体で成立するので重宝するコンボかもしれません。
サイドボードに控えてますが、勝ちパターンが増えるので「王神の信者」はメインに2枚くらい入れてもいいかもしれませんね。
コンボを開始できる状況を頭に叩き込んでください
分かりやすくするためにコンボパーツが場に出ている状態で解説しましたが、実戦ではそこまでうまく場にあることはありません。
相手も除去で邪魔してきますし、それをさせないためにこちらも手札に温存していたりしますから。
基本的に場には「使い魔」1~2体と「海門の神官」、よくて「記憶の壁」がいる程度だと思います。
今回の説明ではパーツが展開済みなので少ないマナで始められていますが、実戦ではこれから展開するパーツ分だけマナが掛かります。
コンボ開始自体は1~4マナでも、そこに至る過程で何マナが必要かをしっかり計算して変な所でコンボが止まらないように注意してください。
「断絶」で「お帰りランド」をアンタップしてマナを増やし、そのマナでドロー呪文をプレイして、「記憶の壁」で「断絶」を回収して再度プレイして・・・
と繰り返す中で、パーツが集まって無限マナコンボが決まったりすることもあり、どのコンボに何マナが必要かを理解しているかで成功率が変わってきます。
「あそこで「予感」じゃなくて「強迫的な研究」でドローしてれば1マナ残ってコンボ決まってたじゃん」
みたいなこともあったりするので、一人回しでの熟練度が大切なデッキですね。
まずはコンボが成立する動きをしっかり頭に入れ、色々なパターンを体に叩き込んでから実戦に臨んでください。
このデッキの弱点
・除去に弱い
・コンボ成立までが遅いのでアグロに弱い
・そもそも弱い
・パーツが足りない
除去に弱い
「使い魔」を主体にしたクリーチャーコンボなので、除去が豊富な相手には弱いです。
それぞれのパーツに有効な除去耐性がなく、コンボの妨害が簡単な所は弱点ですね。
「使い魔」がいなければ無限コンボが成立しない上に重いデッキになってしまうので、除去を「使い魔」に絞られると辛いです。
クリーチャー環境のパウパーでは除去がないデッキはほぼ無いので、一線のデッキになれないのも納得ですよ。
デッキの核となるフリースペルのほとんどを失った今、あえて使うデッキではないのかもしれません。
コンボ成立までが遅いのでアグロに弱い
こちらは3~4ターン目まではほぼマグロなので、アグロがブン回るとキツイです。
「使い魔」でチャンプブロックすると未来がありませんし、他の手段と言っても「断絶」と「海門の神官」くらいしかなく、アグロからしたらノーガードに等しいカモなんでしょうね。
コンボに特化しても速度がないので、受けを重視して「王神の信者」をメインに3~4枚採用した青白型がいいかもしれません。
そもそも弱い、パーツが足りない
強すぎるがゆえに禁止によって牙を折られたデッキなので、パーツが足りず力不足感が否めません。
フリースペルがもう1種類あればちょっとは話が違うと思うんですが・・・
どんなに頑張って組んでも今使えるカードでは弱さが消えない可哀想なデッキかもしれません。
サイドボードの説明
3 王神の信者
3 石角の高官
1 ディンローヴァの恐怖
3 解呪
3 否認
1 転覆
1 鋸刃の矢
王神の信者
コスト(白)の「0/4」「人間・ウィザード」で
「あなたが青か黒か赤である呪文を1つ唱えるたび、あなたは1点のライフを得る」
という能力を持ったクリーチャーです。
序盤の壁になりつつ、能力で延命もでき、場合によっては無限ライフコンボも狙える優秀なクリーチャーです。
このデッキの弱点を補ってくれるのでメイン採用もアリだと思います。
無限ライフコンボで勝ちになる相手には必須で入る1枚ですね。
石角の高官
コスト(3)(白)の「1/4」「サイ・兵士」で
「石角の高官が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の次の戦闘フェイズを飛ばす」
という能力を持ったクリーチャーです。
対アグロに有効な1枚です。
「記憶の壁」と「幽霊のゆらめき」によって毎ターンブリンクする
「無限戦闘フェイズ飛ばし」
で勝てることもありますしね。
序盤に使い魔へ除去を使わせてからこのコンボが決まれば対処も難しく、ゆっくり勝ちの場を作れて有効だと思います。
勝ちパターンを増やせる優秀なクリーチャーですね。
ディンローヴァの恐怖
コスト(4)(青)(黒)の「4/4」「ホラー」で
「ディンローヴァの恐怖が戦場に出たとき、パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。その後、そのプレイヤーはカードを1枚捨てる」
という能力を持ったクリーチャーです。
「無限バウンス」という勝ちパターンを増やすクリーチャーです。
無限とまではいかなくても毎ターン「幽霊のゆらめき」と「記憶の壁」とのコンボで数枚ずつバウンスして捨てさせられれば充分な強さがあります。
何でも対処できるので1枚あると安心できるカードですね。
解呪
コスト(1)(白)のインスタントで
「アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する」
という効果を持っています。
なんとなく置物破壊として入れましたが、必要ないかもしれません。
否認
コスト(1)(青)のインスタントで
「クリーチャーでない呪文1つを対象とし、それを打ち消す」
という効果を持っています。
除去やコンボの妨害をする呪文への対策です。
インスタント限定の打ち消しにはなりますが1マナの「払拭」と迷う所です。
今回は広く対応できるこちらを採用しています。
転覆
コスト(1)(青)(青)のインスタントで
「バイバック(3)」「パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す」
という効果を持っています。
個人的に好きで入れているカードです。
無限マナからの無限バウンスも狙えますし、インスタントというのがちょっと頼れますから。
長引く相手には有効な1枚だと思います。
鋸刃の矢
コスト(4)のアーティファクトで
「鋸刃の矢は、その上に鏃(arrowhead)カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る」「あなたのアップキープの開始時に、鋸刃の矢の上に鏃カウンターが置かれていない場合、鋸刃の矢を生け贄に捧げる」「(T),鋸刃の矢から鏃カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体を対象とする。その上に-1/-1カウンターを1個置く」
という効果を持っています。
無色なのでプロテクションを気にせず使えますし、「幽霊のゆらめき」と「記憶の壁」のコンボで使い回せる優秀な除去だと思います。
最後に
牙を折られたパウパーデッキ「青白黒ファミリア(パイレーツフリッカー)」を紹介してみました。
コントロールデッキが好きな人向けのコンボデッキですね。
コンボ自体は面白く、組み方次第では応用が利きそうで、新しいアイデアが出たらいきなり化けそうなデッキだと思います。
現状では「青白のコントロール型」がメジャーなようですが、まだ気づいてない構築法が隠れているかもしれません。
ファミリアデッキも様々ですし、「裕福な海賊」を使ったパイレーツフリッカーも色々あるので研究してみると楽しめるかもしれませんよ。
参考として「MTGwiki」のリンクも載せておきますね。
コンボの仕組みを理解したら自分なりのファミリアコンボを組んでみてはいかがでしょうか。
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