こんにちは、カズヒコです。
今回は、モダン向けに組んだデルバーデッキ
モダン版「青黒 死の影デルバー」
を紹介します。
このデッキは、条件次第では1マナと思えないスペックを持つ
・死の影
をフィーチャーしたパワフルなクロックパーミッションです。
下記リンクの「MTGwiki」で紹介されているレガシー版「青黒 死の影」を原案に組んでみました。
モダンだと3色で組まれることが多い「死の影」デッキをクロックパーミッションとしてシンプルに組み、青黒2色のスッキリした形にまとめました。
動きが分かりやすく扱いやすいデッキに仕上がったと思います。
けっこうガチ目のデッキなので予算が10万円前後と高価になってしまいますが、
・デルバーデッキが好き
・モダンで使えるクロックパーミッションを探してる
・勝ちパターンが分かりやすくパワフルなデッキを求めている
という方にならシックリくる楽しいデッキだと思うので、1つのサンプルとしてレシピを見て頂けたらと思います。
モダン版「青黒 死の影デルバー」のレシピ
土地(18枚)
2 島
2 沼
4 湿った墓
4 汚染された三角州
4 忍び寄るタール抗
2 廃墟の地
クリーチャー(14枚)
4 秘密を掘り下げる者
4 死の影
4 通りの悪霊
2 グルマグのアンコウ
呪文(28枚)
4 選択
4 血清の幻視
4 思考囲い
4 致命的な一押し
2 湖での水難
2 四肢切断
2 払拭
2 否認
4 対抗呪文
サイドボード
2 外科的摘出
1 喉首狙い
1 破滅の刃
1 ミジウムの外皮
1 死せざる邪悪
2 最後の望み、リリアナ
3 広がりゆく海
4 虚無の呪文爆弾
カードの説明
湿った墓
「土地 — 島(Island) 沼(Swamp)」「(T):(青)か(黒)を加える)」「湿った墓が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかったなら、湿った墓はタップ状態で戦場に出る」
という能力を持った土地です。
通称「ショックランド」と呼ばれ、アンタップインするには2点のライフを支払わないといけないデメリットを持っています。
このデッキではライフが低いほど強くなる「死の影」を使っているのでそれが逆にメリットになる面白さがあります。
汚染された三角州
「(T),1点のライフを支払う,汚染された三角州を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから島(Island)カード1枚か沼(Swamp)カード1枚を探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す」
という能力を持った土地です。
「島」か「沼」をサーチできるフェッチランドです。
「湿った墓」を持ってこれるので色マナが安定しますね。
・フェッチを切って1点
・ショックランドをアンタップインで2点
の計3点ものライフロスが「死の影」を早く盤面に出すための手助けになり、このデッキではデメリットがメリットに変わります。
忍び寄るタール抗
「忍び寄るタール坑はタップ状態で戦場に出る」「(T):(青)か(黒)を加える」「(1)(青)(黒):ターン終了時まで、忍び寄るタール坑は青であり黒である3/2のエレメンタル(Elemental)・クリーチャーになる。このターン、それはブロックされない。それは土地でもある」
という能力を持った土地です。
青黒のミシュラランドですね。
ブロックされない「3/2」としてプレインズウォーカーへの牽制やフィニッシャーにもなる強力な土地として活躍します。
廃墟の地
「(T):(◇)を加える」「(2),(T),廃墟の地を生け贄に捧げる:対戦相手がコントロールしていて基本でない土地1つを対象とする。それを破壊する。各プレイヤーはそれぞれ、自分のライブラリーから基本土地カード1枚を探し、戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す」
という能力を持った土地です。
アンタップインの無色土地として使いながら自然に特殊土地を対策できる便利なカードです。
モダンは意外とヤッカイな土地が多いのであって損はないですね。
秘密を掘り下げる者
コスト(青)の「1/1」「人間・ウィザード」で
「あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見る。あなたはそのカードを公開してもよい。これによりインスタントやソーサリーであるカードが公開されたなら、秘密を掘り下げる者を変身させる」
という能力を持ったクリーチャーです。
変身すると「昆虫の逸脱者」という名前の「3/2」「人間・昆虫」になり
「飛行」
という能力を持ったクリーチャーになります。
デッキ名のデルバーはこのクリーチャーのことで、1ターン目から展開できるフィニッシャーとして活躍します。
2ターン目に変身して3点クロックになった時の強さはハンパないですね。
死の影
コスト(黒)の「13/13」「アバター」で
「死の影は-X/-Xの修整を受ける。Xはあなたのライフの総量である」
という能力を持ったクリーチャーです。
ライフが低ければ低いほど強さを発揮します。
・「汚染された三角州」の1点ロス
・「湿った墓」をアンタップインして2点ロス
・「思考囲い」で2点ロス
・「通りの悪霊」の「サイクリング」で2点ロス
といった通常ならデメリットになるライフロスがメリットになる面白いクリーチャーですね。
ライフが13以上あると場に出せないので、これらによって早々にライフを10点以下にするのを目指します。
このカードを中心にデッキを組めるほどのポテンシャルを持った強力なカードですね。
通りの悪霊
コスト(3)(黒)(黒)の「3/4」「レイス」で
「沼渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが沼(Swamp)をコントロールしているかぎりブロックされない)」「サイクリング ― 2点のライフを支払う。(2点のライフを支払う,このカードを捨てる:カードを1枚引く)」
という能力を持ったクリーチャーです。
このデッキでは「死の影」のためにライフを減らす目的で「サイクリング」するのが主な使い方になります。
まれに5マナ払ってフィニッシャーとして使うこともありますが、基本的には
「2点ライフと引き換えにいつでも1ドローできる呪文」
と思っておけばOKです。
グルマグのアンコウ
コスト(6)(黒)の「5/5」「ゾンビ・魚」で
「探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(1)を支払う)」
という能力を持ったクリーチャーです。
軽い呪文が多くすぐに墓地が溜まるので1マナ「5/5」として使えるフィニッシャーになります。
このデッキでは唯一サイズが安定しているので地味に頼れる1枚ですね。
選択
コスト(青)のインスタントで
「占術1を行う」「カードを1枚引く」
という効果を持っています。
デッキトップを引くか、下に回してから引くかを選択できる呪文です。
ちょっと弱いドロー呪文で、ドローに関してはPauperの方が強いのを証明する1枚ですね。
血清の幻視
コスト(青)のソーサリーで
「カードを1枚引く。占術2を行う」
という効果を持っています。
引いてからライブラリートップを操作するので「秘密を掘り下げる者」の変身に役立ちます。
とはいえモダンでは禁止の「定業」の方が使いやすいのはあるので、これもPauperよりドローが弱いのを証明する1枚ですね。
思考囲い
コスト(黒)のソーサリーで
「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開する。あなたはその中から土地でないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。あなたは2点のライフを失う」
という効果を持っています。
1マナ最強の手札破壊です。
後にライフ2点以上の被害をもたらすものを抜けばそこまでの損はありません。
このデッキでは「死の影」を出すために早くライフを減らしたいのでものすごく気軽に使えて楽しいですね。
致命的な一押し
コスト(黒)のインスタントで
「クリーチャー1体を対象とし、それのマナ総量が2以下であるなら、それを破壊する」「紛争 ― このターンにあなたがコントロールするパーマネントが戦場を離れていたなら、代わりに、そのクリーチャーのマナ総量が4以下であるなら、それを破壊する」
という効果を持っています。
・汚染された三角州
・廃墟の地
などを使えば簡単に「紛争」を達成できるので、1マナで4マナまで対応できる呪文として使えます。
モダンでは2マナ以下の強いクリーチャーが多いので普通に使っても充分に強い優秀な除去ですね。
湖での水難
コスト(青)(黒)のインスタントで
以下から1つを選ぶ・マナ総量がそれのコントローラーの墓地にあるカードの枚数以下の呪文1つを対象とし、それを打ち消す・マナ総量がそれのコントローラーの墓地にあるカードの枚数以下のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する
という効果を持っています。
相手の墓地の枚数に依存しますが、カウンターと除去を兼ねる優秀な呪文です。
モダンでは比較的早く墓地が溜まるのでそこまで不都合がなく使えますね。
四肢切断
コスト (1)(黒/Φ)(黒/Φ)のインスタントで
「(黒/Φ)は(黒)でも2点のライフでも支払うことができる」「クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-5/-5の修整を受ける」
という効果を持っています。
ファイレクシアマナのライフロスが「死の影」を早く出す手助けとしてメリットになるので、このデッキではかなり使いやすい除去呪文になります。
序盤から中盤を支える1マナ除去として活躍します。
払拭
コスト(青)のインスタントで
「インスタント呪文1つを対象とし、それを打ち消す」
という効果を持っています。
1マナでカウンターや除去を対処できる便利な呪文です。
2マナのカウンターより1ターン早くフィニッシャーを展開する動きが可能になり早い勝ちを狙えます。
ただ、ソーサリーやエンチャントには無力なので相手によっては入れ替え枠になりますね。
否認
コスト(1)(青)のインスタントで
「クリーチャーでない呪文1つを対象とし、それを打ち消す」
という効果を持っています。
相手の動きに広く対応できる便利なカウンターです。
このデッキではクリーチャーより呪文を打ち消したいことが多いのでピッタリな呪文ですね。
対抗呪文
コスト(青)(青)のインスタントで
「呪文1つを対象とし、それを打ち消す」
という効果を持っています。
シンプルな2マナカウンターです。
2マナ立てた状態でフィニッシャーを出し、返しの除去を打ち消す定番の動きで勝ち切ります。
モダンで使えるようになってクロックパーミッションが一気に引き締まりましたね。
デッキの説明
モダン版として組んだ「青黒デルバー」の亜種です。
クロックを
・秘密を掘り下げる者
・死の影
・グルマグのアンコウ
という1マナで出せる軽いクリーチャーに絞った軽量のクロックパーミッションですね。
ずっと頭の片隅に
・モダン版のデルバーデッキを組みたい
・「死の影」を使ってみたい
というのがあり、前に紹介した
を回している時に
「あれ? これが『死の影』だったら強いかも」
「パウパーのレシピとほぼ同じ効果のカードで代用できる?」
と思ったのをキッカケにちょっとモダンで使えるカードと入れ替えてみたら意外とシックリきたので1つのサンプルとして紹介してみました。
ちょっとドローが弱い点が気になりますが、デッキとしてはアグロ感のあるスッキリした形にまとまったので扱いやすいと思います。
2021年12月現在、「青赤」のクロックパーミッションがメジャーとはいえ、この「青黒 死の影デルバー」も強いので、「青赤」よりはちょっと安めのデッキとして使ってみても悪くないですよ。
デルバーデッキや「死の影」ファンの方はちょっとお試しください。
基本的な動き
核となる「死の影」はライフが10点以下じゃないと活躍できないので、いち早く9点くらいまで減らしていきます。
動きとしては雑な感じのライフロスラッシュが基本になりますね。
・フェッチランドからのショックインで3点ロス
・「思考囲い」で2点ロス
・「四肢切断」で4点ロス
・「通りの悪霊」で2点ロス
と普通ならデメリットになるライフロスをガンガンしていきましょう。
理想的な動きとしては・・・
1ターン目
「汚染された三角州」セット、即起動で「湿った墓」をアンタップイン(残りライフ17点)
「思考囲い」をプレイ、相手の除去呪文などを抜く(残りライフ15点)
2ターン目
「汚染された三角州」セット、即起動で「湿った墓」をアンタップイン(残りライフ12点)
「通りの悪霊」をサイクリングして1ドロー(残りライフ10点)
「秘密を掘り下げる者」と「死の影(3/3)」をプレイ
3ターン目
アップキープにライブラリートップがインスタントかソーサリーで「秘密を掘り下げる者」が変身する
「島」セット
相手の場にクリーチャーがいたら「四肢切断」のファイレクシアマナを4点のライフで支払ってプレイ(残りライフ6点)
「秘密を掘り下げる者(3/2)」と「死の影(7/7)」でアタック(計10点ダメージ)
以下、カウンターを構えて除去やブロッカーを打ち消して勝利
という感じでしょうか・・・
序盤にライフをガンガン支払う雑な動きがちょっとクセになりますね。
「汚染された三角州」から「湿った墓」をアンタップインして「思考囲い」
という5点ロスをここまで気軽にできるデッキはそうありませんから。
この動きがメリットになる「死の影」の魅力を味わったらやめられなくなります。
カウンターがあれば相手からの一撃もかわせますし、理想的に回れば一気に決められるクロックパーミッションにするのは理に適ってるのかもしれませんね。
このデッキの弱点
・バーンに弱い
・打ち消せない除去がキツイ
バーンに弱い
派手なライフロスはキルターンが早まるため相手によっては注意が必要です。
アグロ相手、特に直接火力が豊富なバーンには注意が必要ですね。
9点以下になると3発の火力で終わってしまい、こちらが殴り切る前にやられてしまう危険があります。
この手の相手の場合、勝手にライフを減らしにきてくれるのでこちらから率先してライフロスしない方がいいです。
ほどよい所まではダメージを受け入れて手札を消耗させ、「死の影」が充分に働くサイズになったら打ち消すようにしてください。
対アグロはライフレースの正確な計算が求められる楽しくも難しい勝負になりますね。
打ち消せない除去がキツイ
クロックが10枚と少ないので
のような打ち消せない除去で対処されると後続が引けずに無力になることがあります。
クロックが止まるとライフの少なさが響くのでサイド後は何かしらの対応が必要ですね。
サイドボードの説明
2 外科的摘出
1 喉首狙い
1 破滅の刃
1 ミジウムの外皮
1 死せざる邪悪
2 最後の望み、リリアナ
3 広がりゆく海
4 虚無の呪文爆弾
外科的摘出
コスト(黒/Φ)のインスタントで
「(黒/Φ)は(黒)でも2点のライフでも支払うことができる)」「いずれかの墓地にある基本土地カードでないカード1枚を対象として選ぶ。それのオーナーの墓地と手札とライブラリーから、そのカードと同じ名前を持つカードを望む枚数だけ探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーはライブラリーを切り直す」
という効果を持っています。
勝ち手段が限られてるコンボ対策です。
「思考囲い」などで墓地に送った核となるカードを根こそぎ抜いてちょっと安心する動きが強いですね。
喉首狙い
コスト(1)(黒)のインスタントで
「アーティファクトでないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する」
という効果を持っています。
アグロ相手にライフロスのないクリーチャー除去が必要な時に入れ替えます。
破滅の刃
コスト(1)(黒)のインスタントで
「黒でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する」
という効果を持っています。
追加の除去ですが、アーティファクトクリーチャーを安定して除去するために入れ替えます。
ミジウムの外皮
コスト(青)のインスタントで
「あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+0/+1の修整を受けるとともに呪禁を得る」「超過(1)(青)(あなたはこの呪文をその超過コストで唱えてもよい。そうしたなら、あなたがコントロールする各クリーチャーは、ターン終了時までそれぞれ+0/+1の修整を受けるとともに呪禁を得る)」
という効果を持っています。
打ち消せない除去や対象を取る除去をシンプルにかわすために入れます。
クリーチャーを守ることを優先するなら「払拭」よりはこちらの方が優秀です。
死せざる邪悪
コスト(黒)のインスタントで
「クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで不死を得る」
という効果を持っています。
「不死」でパワーアップして戻ってくるので、クリーチャーを守るためならかなり使える呪文です。
最後の望み、リリアナ
コスト(1)(黒)(黒)「忠誠度3」の「伝説のプレインズウォーカー・リリアナ」で
[+1]:クリーチャー最大1体を対象とする。あなたの次のターンまで、それは-2/-1の修整を受ける[-2]:カードを2枚切削する。その後、あなたはあなたの墓地からクリーチャー・カード1枚をあなたの手札に戻してもよい[-7]:あなたは「あなたの終了ステップの開始時に、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンをX体生成する。Xはあなたがコントロールするゾンビの総数に2を足した数に等しい」を持つ紋章を得る
という能力を持っています。
・小粒クリーチャーの除去
・除去されたクリーチャーの回収
・フィニッシャー
といった長い戦いに必要な能力が揃っているので対コントロールに入れると良いですね。
メインから1枚あってもいいかもしれません。
広がりゆく海
コスト(1)(青)のオーラで
「エンチャント(土地)」「広がりゆく海が戦場に出たとき、カードを1枚引く」「エンチャントされている土地は島(Island)である」
という効果を持っています。
シンプルな土地対策ですね。
ウルザトロン対策だけじゃなく、3色以上のデッキも色を縛った方が勝ちやすかったりするので入れたりします。
虚無の呪文爆弾
コスト(1)のアーティファクトで
「(T),虚無の呪文爆弾を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの墓地にあるすべてのカードを追放する」「虚無の呪文爆弾が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、あなたは(黒)を支払ってもよい。そうした場合、カードを1枚引く」
という効果を持っています。
シンプルな墓地対策です。
相手だけ一掃できますし、黒を使ったデッキなら1ドローのおまけも狙えるのでコレがいいですね。
その他の候補カード
・夢の巣のルールス
・スカイクレイブの災い魔
・氷の中の存在
・瞬唱の魔道士
・濁浪の執政
・発掘
・冥府の掌握
・否定の力
夢の巣のルールス
コスト(1)(白/黒)(白/黒)の「3/2」「猫・ナイトメア」で
「相棒 ― あなたの開始時のデッキに入っている各パーマネント・カードが、それぞれマナ総量が2以下であること(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、ソーサリーとして(3)を支払うことでゲームの外部からそれをあなたの手札に加えてもよい)」「絆魂」「あなたの各ターンの間、あなたはあなたの墓地からマナ総量が2以下のパーマネント呪文を1つ唱えてもよい」
という能力を持った伝説のクリーチャーです。
3マナ以上の重いカードを抜いてコレを相棒として構築するのも有効です。
※ 2022年3月7日に禁止カードになりました。
スカイクレイブの災い魔
コスト(1)(黒)の「*/*」「デーモン」で
「キッカー(4)(黒)」「あなたがこの呪文を唱えたとき、これがキッカーされていた場合、各プレイヤーは自分のライフの端数を切り上げた半分を失う」「スカイクレイブの災い魔のパワーとタフネスはそれぞれ、20からすべてのプレイヤーの中で最も多いライフ総量を引いた値に等しい」
という能力を持ったクリーチャーです。
ライフロスを極限までメリットに変えるなら使えますね。
氷の中の存在
コスト(1)(青)の「0/4」「ホラー」で
「防衛」「氷の中の存在は氷(ice)カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る」「あなたがインスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを唱えるたび、氷の中の存在の上から氷カウンターを1個取り除く。その後、氷の中の存在の上に氷カウンターがないなら、これを変身させる」
という能力を持ったクリーチャーです。
変身すると「目覚めた恐怖」という名前の「7/8」「クラーケン・ホラー」になり
「このクリーチャーが目覚めた恐怖に変身したとき、ホラー(Horror)でないすべてのクリーチャーをオーナーの手札に戻す」
という能力を持ったクリーチャーになります。
軽い呪文を連発するのでコレをフィニッシャーにする構築も考えられますね。
もう少し落ち着いたコントロール寄りにするならアリだと思います。
瞬唱の魔道士
コスト(1)(青)の「2/1」「人間・ウィザード」で
「瞬速」「瞬唱の魔道士が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。それはターン終了時までフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、それのマナ・コストに等しい」
という能力を持ったクリーチャーです。
呪文を再利用することで水増しのように使えますし、シンプルにアドを取る動きが良いですね。
何となく入れておいても強いので2枚くらい採用するのもアリかもしれません。
濁浪の執政
コスト(5)(青)(青)の「3/3」「ドラゴン」で
「探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(1)を支払う)」「飛行」「濁浪の執政は、これによって追放された、インスタントやソーサリーであるカードの枚数に等しい数の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る」「インスタントやソーサリーであるカード1枚があなたの墓地を離れるたび、濁浪の執政の上に+1/+1カウンター1個を置く」
という能力を持ったクリーチャーです。
モダンを席捲している「探査」持ちクリーチャーですね。
予算が上がりますが最強を求めるなら「グルマグのアンコウ」との入れ替えも考えられます。
・常に安定した1マナ「5/5」
・爆発力のある2マナ「3/3」「飛行」
のどちらを取るかでお決めください。
発掘
コスト(黒)のソーサリーで
「あなたの墓地からマナ総量が3以下であるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す」「サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カードを1枚引く)」
という効果を持っています。
除去された「死の影」を場に戻すために使えます。
1マナという軽さと効果のシンプルさを取るならアリですね。
冥府の掌握
コスト(1)(黒)のインスタントで
「クリーチャー1体を対象とする。それを破壊する。あなたは2点のライフを失う」
という効果を持っています。
特に制限のない2マナのクリーチャー除去です。
ライフロスもこのデッキではメリットになるのでメインとサイド合わせて2~3枚あると良いかもしれません。
否定の力
コスト(1)(青)(青)のインスタントで
「あなたのターンでないなら、あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札から青のカード1枚を追放してもよい」「クリーチャーでない呪文1つを対象とし、それを打ち消す。これによりその呪文が打ち消されたなら、それをオーナーの墓地に置く代わりに追放する」
という効果を持っています。
本格的なガチデッキにするならメインに3枚くらいあるといいかもしれません。
2021年12月現在、1枚12000円くらいするので予算に余裕がある本気の人はどうぞ。
最後に
個人的に憧れていてずっと組んでみたかったデッキ
モダン版「青黒 死の影デルバー」
を紹介してみました。
ドロー呪文が弱いモダンでは「秘密を掘り下げる者」の変身が安定しないという欠点はありつつも、これはこれで悪くないデッキだと思います。
モダンらしくパワフルさが追加されてますし、動きが分かりやすいスッキリしたレシピで扱いやすいですから。
シンプルなクロックパーミッションのサンプルとして少しでもお役に立てれば幸いです。
追記 2023年2月にレシピをちょっと変更しました
もう少しトガった形にレシピを変更しました。
変更後のレシピは下記になります。
変更後の「青黒 死の影デルバー」のレシピ
土地(18枚)
2 島
2 沼
4 湿った墓
4 汚染された三角州
4 忍び寄るタール抗
2 廃墟の地
クリーチャー(14枚)
4 秘密を掘り下げる者
4 死の影
4 スカイクレイブの災い魔
2 濁浪の執政
呪文(28枚)
4 選択
4 思考囲い
2 コジレックの審問
4 致命的な一押し
4 湖での水難
2 四肢切断
2 払拭
2 否認
4 対抗呪文
サイドボード
4 外科的摘出
4 広がりゆく海
4 歩哨のトーテム像
1 ミジウムの外皮
1 死せざる邪悪
1 最後の望み、リリアナ
変更した所
ちょっとカードパワーの低かった
4 通りの悪霊
2 グルマグのアンコウ
4 血清の幻視
の10枚を抜き
4 スカイクレイブの災い魔
2 濁浪の執政
2 コジレックの審問
2 湖での水難
と入れ替えました。
「通りの悪霊」がなくても充分ライフは減らせたので、ライフロス後の強さを重視して「スカイクレイブの災い魔」に変更し・・・
「グルマグのアンコウ」も「濁浪の執政」に変えたことでクリーチャーの質が大幅に改善されています。
デルバーの変身を意識して採用した「血清の幻視」ですが、ソーサリーのせいかイマイチ使いずらい感じがあったため、この枠を相手に触れられる
2 コジレックの審問
2 湖での水難
に変えて対応力を上げたらクロックパーミッションっぽさが増して良い感じにまとまった気がします。
クリーチャーの質を上げたおかげでデルバーが変身できなくてもそこまで問題がなくなったのが大きいのかもしれません。
「デルバーに除去を使ってくれたらラッキー」
と思えるくらい後続が頼れるので安心感のあるデッキになりました。
予算に余裕があるならこのレシピの方がオススメです。
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