【MTG】モダン版「赤単ゴブナイト(カルドーサレッド)」の紹介 予算1万5千円で3ターンキルができる高速アグロ【安価デッキ】

2021/06/02

デッキ紹介(モダン)

t f B! P L

※このブログではアフィリエイト広告を利用しています。


 防御を捨てた赤単が好きなカズヒコです、こんにちは。

今回は安く組めるモダンデッキとして個人的にはなかなかの傑作だと思っている

「赤単ゴブナイト(カルドーサレッド)」

を紹介したいと思います。

当時のスタンダードで使っていたゴブナイトの赤単らしいアグロっぷりが大好きで

「スタンでこれだけ早かったらモダンでもいけるんじゃね?」

と思い、モダン版として組み直してみました。

ゴブナイトを使っていた方ならちょっとパーツを変えるだけなのでメチャクチャお手軽に組めますよ。

全くカードを持ってなくても15000円でおつりが来るくらいで組めるので

「1つモダンのアグロデッキを持っておこうかな」

という方にもオススメです。

3~4ターンで瞬殺できる爽快なデッキなのでチャチャっと組んで10万円近く掛かっているガチデッキを粉砕してしまいましょう。


モダン版「ゴブナイト(カルドーサレッド)」のレシピ

土地(20枚)

12 山
4 ぐらつく峰
4 激戦の戦域

クリーチャー(24枚)

4 メムナイト
4 羽ばたき飛行機械
4 ゴブリンの先達
4 ゴブリンの奇襲隊
4 信号の邪魔者
4 無謀な奇襲隊

呪文(16枚)

4 稲妻
4 ゴブリンの手投げ弾
4 カルドーサの再誕
4 骨の鋸

サイドボード

4 削剥 or 粉々
4 高山の月

その他、未定

カードの説明

ぐらつく峰

「ぐらつく峰はタップ状態で戦場に出る」

「ぐらつく峰が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+2/+0の修整を受ける」

「(T):(赤)を加える」

という効果を持った土地です。

タップインですがクリーチャー1体のパワーを2上げてくれます。

序盤の速度を落とすこともありますが、決め手にもなることもあり、上手くいった場合を想定して4枚採用しています。

タップインが気になるなら減らしてもいいと思います。

激戦の戦域

「クリーチャーがあなたに戦闘ダメージを与えるたび、そのクリーチャーのコントローラーは激戦の戦域のコントロールを得る」

「(T):(◇)を加える」

「(1),(T):ターン終了時まで、攻撃クリーチャーは+1/+0の修整を受ける」

という効果を持った土地です。

1マナで攻撃クリーチャー全体のパワーを1上げられます。

数が並ぶこのデッキでは驚異的なダメージを叩き出す強烈な土地として活躍します。

戦闘ダメージを受けるとコントロールを奪われてしまうので、強化手段を使う時に場に出すようにしてください。

メムナイト

コスト(0)の「1/1」「構築物」アーティファクトクリーチャーです。

0マナなので初手に複数引くと展開力がすごいです。数を並べるこのデッキではピッタリのカードですね。

カルドーサの再誕」のコストにもなり、このデッキの爆発力を支える1枚です。

羽ばたき飛行機械

コスト(0)の「0/2」「飛行機械」で

「飛行」

という能力を持ったアーティファクトクリーチャーです。

パワー不足感がありますが、初手に0マナアーティファクトと「カルドーサの再誕」があるのがベストパターンなので必要なカードです。

最後の一押しに「飛行」が生きることもあり、意外と使える1枚ですね。

ゴブリンの先達

コスト(赤)の「2/2」「ゴブリン・スカウト」で

「速攻」

「ゴブリンの先達が攻撃するたび、防御プレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。それが土地カードであるなら、そのプレイヤーはそれを自分の手札に加える」

という能力を持ったクリーチャーです。

1マナ「2/2 速攻」というアグロには欠かせないクリーチャーです。

攻撃するたびに相手のライブラリートップが土地だと手札に加えられてしまいますが、それを使われる前に勝負を決めるのでそこまでのデメリットではありません。

むしろ相手のライブラリートップを確認できるというメリットになったりしますね。

ゴブリンの奇襲隊

コスト(赤)の「1/1」「ゴブリン・戦士」で

「キッカー(赤)」

「ゴブリンの奇襲隊が戦場に出たとき、それがキッカーされていた場合、あなたがコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受けるとともに速攻を得る」

という能力を持ったクリーチャーです。

このデッキの核となる全体強化手段です。

全体のパワーを1上げるだけじゃなく「速攻」を付与するというのが優秀で、名前の通り奇襲性がある強力なクリーチャーです。

3ターンキルに必要なので初手に欲しいカードですね。

信号の邪魔者

コスト(1)の「0/1」「邪魔者」で

「喊声(このクリーチャーが攻撃するたび、他の各攻撃クリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける)

「信号の邪魔者は飛行か到達を持つクリーチャーによってしかブロックされない」

という能力を持ったアーティファクトクリーチャーです。

単体ではパッとしませんが、クリーチャーが並べば「喊声」によっての全体強化で大ダメージを叩き出してくれます。

使ってみると強さが分かる優秀なクリーチャーですね。

無謀な奇襲隊

コスト(2)(赤)の「2/1」「ゴブリン・戦士・同盟者」で

「怒濤(1)(赤)(あなたかチームメイトがこのターンに他の呪文を唱えていたなら、あなたはこの呪文を怒濤コストで唱えてもよい)

「速攻」

「無謀な奇襲隊が戦場に出たとき、これの怒濤コストが支払われていた場合、ターン終了時まで、あなたがコントロールする他のクリーチャーは+1/+0の修整を受けるとともに速攻を得る」

という能力を持ったクリーチャーです。

待ちに待った追加の「ゴブリンの奇襲隊」のようなクリーチャーで、このデッキの完成度がグッと上がりました。

0マナアーティファクトのおかげで「怒濤」で唱えやすく、強力な全体強化として活躍します。

稲妻

コスト(赤)のインスタントで

「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える」

という効果を持っています。

どこにでも飛ばせる3点ダメージとして最も基本となる火力ですね。

・クリーチャーの除去
・最後の一押し
・プレインズウォーカーへのダメージ

と広く使える便利な呪文です。

ゴブリンの手投げ弾

コスト(赤)のソーサリーで

「この呪文を唱えるための追加コストとして、ゴブリン(Goblin)を1体生け贄に捧げる」

「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。ゴブリンの手投げ弾はそれに5点のダメージを与える」

という効果を持ってます。

ゴブリン1体を必要としますが、1マナで5点ダメージという驚異のスペックを持った火力です。

このデッキではゴブリンがけっこう並ぶのでそんなに負担になりません。

これのおかげで相手のライフが10点以下なら射程圏内になり、トップデッキ勝負に強くなっています。

序盤はクリーチャーでライフを削り、コレでトドメを刺すというのが基本ですね。

カルドーサの再誕

コスト(赤)のソーサリーで

「この呪文を唱えるための追加コストとして、アーティファクトを1つ生け贄に捧げる」

「赤の1/1のゴブリン(Goblin)・クリーチャー・トークンを3体生成する」

という効果を持っています。

このデッキの核となるカードで、1ターン目にこれをプレイできるかでダメージ効率が大きく変わります。

0マナアーティファクトを12枚採用しているので安定してプレイでき、爆発力のあるデッキに仕上がっています。

骨の鋸

コスト(0)のアーティファクト・装備品で

「装備しているクリーチャーは+1/+0の修整を受ける」

「装備(1)」

という効果を持っています。

「カルドーサの再誕」の種となるだけでなく、パワーを1上げてくれるので地味ながら優秀な0マナアーティファクトです。

デッキの説明

このデッキの売りは驚異的な「安さ」と「速さ」です。

15000円あればおつりが来るので5万~20万円は掛かるモダン環境の中ではハンパない安さで組めます。

高いカードと言ったら「稲妻」と「ゴブリンの先達」くらいでしょうか・・・

私が買った時は

・「稲妻」が200円くらい
・「ゴブリンの先達」が1600円くらい

でしたが、2021年6月現在は

・「稲妻」が400~800円
・「ゴブリンの先達」が400~600円くらい

で、高いと言っても1枚1000円もしません。

唯一の高いパーツでも「否定の力」や「精神を刻む者、ジェイス」1枚より遥かに安く4枚そろいますね。

「パウパーのデッキ?」

と言いたくなるほど単体で見るとコレといったパワーカードがないので安いのも納得かと思います。

でも油断ならないデッキで、

「ブン回ると3ターンキル」

ができてしまいます。

決まると本当に気持ちいいので、極端なアグロデッキとして冗談のつもりで1つ組んでみてもいいんじゃないでしょうか。


基本的な動き

動きはものすごくシンプルです。

小粒な「1/1」クリーチャーを並べて、全体強化の「+1/+1」修正をして殴り、そのまま殴り切るか火力で焼き切るだけですから。

こう聞くと弱そうに感じるかもしれませんが、2ターン目からパワーが2~3になった複数のクリーチャーで襲い掛かかれるのであっという間にライフを詰めることができます。

ピンとこない方のためにブン回った時の動きを説明しますね。


まずは理想的な動きから・・・

1ターン目

「山」をセット、「メムナイト」をプレイ

「メムナイト」をコストに「カルドーサの再誕」をプレイしてゴブリントークンを3体出す

2ターン目

「山」をセット、「キッカー」で「ゴブリンの奇襲隊」をプレイ

パワーが1上がって「2/1」になった4体でアタック(計8点ダメージ)

3ターン目

「山」をセット、「稲妻」をプレイヤーにプレイ(計12点ダメージ)

「無謀な奇襲隊」を「怒濤」でプレイ

「無謀な奇襲隊」とパワーが1上がった「2/1」の計5体でアタック(計22点ダメージ)

という感じの3ターンキルが最速の勝ちになります。


1ターン目に「カルドーサの再誕」か「ゴブリンの先達」がベストなスタートです。

特に「カルドーサの再誕」スタートが切れればナヤzooの「野生のナカティル」スタートと同じかそれ以上の滑り出しになります。

そして2ターン目からは全体強化を中心に一気に攻める感じですね。

全体強化ができる手段として

・ゴブリンの奇襲隊
・無謀な奇襲隊
・信号の邪魔者
・激戦の戦域

が各4枚ずつの計16枚もあるので、小粒なクリーチャーとはいえ

・2ターン目から3体の「2/1」として
・3ターン目には「3/1」になって

殴っていけたりするのでバカにできない爆発力があります。

3ターン目で倒せなくてもライフを火力圏内の3~8くらいに減らせていれば火力をトップデッキすることで勝てたりもします。

「ゴブリンの手投げ弾」の5点は大きく、ライフが10点を切っていればどうにかなってしまうこともありますしね。

決まれば本当に気持ちよくアッサリと勝ててしまうデッキです。


ちょっとしたプレイングのコツとして2~3ターン目までは0マナアーティファクトはむやみに展開せず手札に残しておくといいですよ。

「無謀な奇襲隊」の「怒濤」のために使えますから。

「メムナイト」や「羽ばたき飛行機械」の扱いはちょっと気を付けましょう。

ついクリーチャーだからと展開しておいた方がいいと思って出した次のドローが「無謀な奇襲隊」だったりすると1~2点の損になったりしますしね。

「怒濤で唱えられてたら勝ててたかも」

という展開にならないように慎重にプレイした方がいいですよ。


このデッキの弱点

ここまで良い面だけを説明してきましたが、当然弱点はあります。

動きが噛み合わなかったり的確に妨害されると何もできずに終わるパターンになりますから。

1ターン目、「カルドーサの再誕」を「否定の力」で打ち消されたり・・・

後手番で相手の1ターン目に「コジレックの審問」や「思考囲い」で「ゴブリンの先達」や「カルドーサの再誕」を抜かれると速度が激落ちし、このデッキの売りが消え去ります。

単体では弱いという弱点を的確につかれた感じですね。

「信号の邪魔者」とか「激戦の戦域」は1枚じゃ何もできないですから・・・


あとは石鍛冶デッキの「殴打頭蓋」にメチャクチャ弱いです。

20点をどうにかこうにか3~4ターン以内に削り切ろうというデッキなのでライフ回復系のデッキには相性が悪すぎます。

手札に「稲妻」がなく「石鍛冶の神秘家」を除去できずに3ターン目に「殴打頭蓋」が着地したらかなり厳しいです。

強引に殴りにいってもブロックで4点回復、次のターンにアタックされて4点回復となり火力射程圏外に逃げられてしまいますから。


サイドボードでとりあえず確定してる4枚の「削剥」や「粉々」といったアーティファクト破壊呪文は「殴打頭蓋」対策です。

他が未定なのはあんまり入れ替えても速度が落ちるだけで勝てなくなる可能性が上がるからですね。

4ターン目以降まで長引いて相手のライフが11以上残ってたら勝てないですし・・・

このデッキ自体がビートダウンのようでコンボみたいな感じなので、もう割り切って入れ替えなしでブン回りを期待して挑むくらいでもいいかもしれません。


サイドボードの説明

4 削剥 or 粉々
4 高山の月

削剥

コスト(1)(赤)のインスタントで

以下から1つを選ぶ

・クリーチャー1体を対象とする。削剥はそれに3点のダメージを与える

・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する

という効果を持っています。

苦手な「殴打頭蓋」や「虚空の盃」対策です。

場合によってはクリーチャー除去にも使えるので便利なアーティファクト対策呪文ですね。

粉々

コスト(1)(赤)のインスタントで

「アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。粉々は、そのアーティファクトのコントローラーに3点のダメージを与える」

という効果を持っています。

アーティファクトを破壊しながら3点ダメージを与えられます。

ダメージを重視するならこちらを採用してください。

高山の月

コスト(赤)のエンチャントで

「高山の月が戦場に出るに際し、基本でない土地カードのカード名1つを選ぶ」

「対戦相手がコントロールしていてその選ばれた名前を持つ土地はすべての土地タイプと能力を失い、「(T):好きな色1色のマナ1点を加える。」を得る」

という効果を持っています。

ウルザトロンのような特殊土地を使ったデッキ対策です。

相手が回る前に倒すのが基本方針なので入れ替えるかは難しいですが、とりあえずお守りとして採用しています。

1マナと軽く、動きを阻害しないのでベストな土地対策だと思います。

その他のパーツ候補

今回のレシピは超シンプルに組んだものなんですが、ちょっと入れ替えを考えられるカードもあります。

例えば、「ぐらつく峰」は個人的に好きな土地なので入れてるんですが、タップインがテンポを阻害する事もあるので気になる方はアンタップインの違う土地に変えてもいいと思います。


あとは火力もちょっと見直してもいいかもしれません。

入れ替え候補としてはこの2枚。

金属術を達成する事はけっこうありますし、ゴブリンがいなくて「ゴブリンの手投げ弾」が撃てないという事もけっこうありますしね。

「稲妻」が「感電破」だったら勝ってた・・・

「ゴブリンの手投げ弾」が「爆片破」だったら勝ってた・・・

という場面にはけっこう遭遇しています。

とは言っても

「稲妻」で良かった・・・

ゴブリンの手投げ弾」で良かった・・・

という感じで逆のパターンもあるのでこの辺は好みの問題かもしれません。


あとは緑をタッチして「アタルカの命令」を入れるというのも案としてはあったりするみたいです。

単体では弱すぎる0マナアーティファクトをちょっと減らし、腐っても3点火力になる「アタルカの命令」にしておいた方が

「あと1枚火力を引けば・・・」

という場面で希望が出たりしますしね。


個人的には1ターン目の「カルドーサの再誕」に掛かってると思ってるので、序盤重視に0マナアーティファクト12枚体制の方が好きです。

固定パーツが多いようで意外と好みでいじれる部分もあるので、もっといいパーツがあったらお好みで入れ替えてください。


最後に

個人的に気に入っているモダン版の「赤単ゴブナイト」を紹介してみました。

この手のデッキはブン回ってしまうと不利な相手でもワンチャンあるのでオススメです。

高く見積もっても15000円くらいで組めるので、モダンに興味があったり、超前のめりなアグロデッキがお好きなら組んでみてください。

もし実際に組んで回してみて改善点やもっと良いオススメのカードがあったりしたら教えていただけると嬉しいです。

追記 2023年2月にちょっと完成形に近づきました

2023年2月、「ファイレクシア:完全なる統一」で出た「カルドーサの再誕」の類似カード

上機嫌の解体

を採用した形に更新しました。

キーカードが8枚体制になって1ターン目の安定感が増した最新版のレシピは下記リンクを参照してください。

【2023年2月更新】モダン版「上機嫌の解体」入り「ゴブナイト」の紹介【カルドーサレッド】

スポンサーリンク

検索

スポンサーリンク

QooQ