今回は、中学~高校時代に使っていたマイナーカード
「ボガーダンの炎魔」
を思い出と共に語ります。
このカードが持つ
「強さ」と「弱さ」
によって、助けられたり足を引っ張られたりした昔話にお付き合いください。
「ボガーダンの炎魔」の紹介
「ボガーダンの炎魔」を知らない人の方が多いと思うので、サラッとスペックを紹介します。
ボガーダンの炎魔
コスト(2)(赤)の「2/1」「エレメンタル・スピリット」で
「ボガーダンの炎魔が死亡したとき、クリーチャー1体を対象とする。ボガーダンの炎魔はそれに2点のダメージを与える」
という能力を持った「ウェザーライト」で収録されたクリーチャーです。
当時、赤の3マナ域として優秀だった
を2枚しか持ってなかったため、
・3マナ「2/1」という悪くないサイズ
・ただでは死なない巻き添え的な能力
を買って妥協案として採用していました。
とは言っても、このカードが使えた
・第5版
・ミラージュブロック
・テンペストブロック
の頃はクリーチャーがまだ弱く、タフネス2以下が多かったので頼れる壁として活躍してくれましたけどね。
初心者の頃に
1対2交換
というアドをシンプルに体験させてくれた思い出のカードですね。
中学時代に感じた「ボガーダンの炎魔」の強さ
私が中学生の頃は
・近所にカード専門ショップがない
・インターネットもそこまで普及してない
という時代だったのでシングル買いなんてできず、私も友達もパックから引いた少ないカードだけでデッキを組んでいました。
中学生のおこづかいでは満足にカードが買えないのもあり
「持っているカードはすべて使っていい」
という仲間内だけでやっているフォーマット無視の自由な遊び方が主流でしたね。
そんな環境なので当然
「レア満載のコントロールデッキ」
なんか組めるわけもなく
「手持ちのクリーチャーを寄せ集めたビートダウン」
が精一杯のデッキになります。
そうなるとクリーチャー同士の殴り合いがメインになるので
「死んだ時にクリーチャー1体に2点のダメージを与える」
という「ボガーダンの炎魔」の能力が大活躍しました。
・死んでも相手クリーチャー1体を道連れにできる
・場合によってはタフネス4と相打ちを取れる
という最高の壁として働きましたから。
対クリーチャーデッキではアド損しない所が「ボガーダンの炎魔」の強さですね。
この頃は妥協案から
「メイン採用する価値がある強さ」
という認識に変わっていました。
しかし、高校になりMTGガチ勢のOくんと対戦した時、弱さを痛感することになります。
高校時代に感じた「ボガーダンの炎魔」の弱さ
中学時代は大活躍した「ボガーダンの炎魔」も、高校で会ったMTGガチ勢のOくんによってイマイチなクリーチャーという印象に変えられてしまいます。
・相手のデッキにタフネス2以下のクリーチャーがいない
・終盤までクリーチャーが場に出てこない
という、初めて見たレア満載の王道コントロールデッキの前では手も足も出ませんでしたから・・・
「死んだらクリーチャー1体に2点ダメージを与える能力」
が強制だったのもあり、ほぼタフネス2以下で組まれた自分のデッキの足を引っ張るだけの邪魔なカードになっていました。
・相手の場にクリーチャーがいないと味方が道連れになる
という弱さを痛感させられましたね。
対コントロールにおいては何度
「これが スークアタの槍騎兵 だったら・・・」
と思ったことか・・・
1ターン目「ラノワールのエルフ」
2ターン目「ボガーダンの炎魔」
と動いた時に「頼れる壁」から「自爆装置」に変わった絶望ったらもう・・・
中学時代がいかにヌルイ環境だったのかを思い知りましたね。
最後に
中学~高校時代に
「ボガーダンの炎魔」
の「強み」と「弱み」を体感して評価が変わった思い出を語ってみました。
クリーチャーデッキ相手なら
「死ぬとクリーチャー1体に2点のダメージを与える能力」
が
・死んでも相手クリーチャー1体を道連れにできる
・場合によってはタフネス4と相打ちを取れる
という
「ただでは死なない強み」
になりますが、クリーチャーが少ないコントロールデッキ相手になると
・相手の場にクリーチャーがいないと味方が道連れになる
という
「自滅する弱み」
になるのが辛い所です。
「任意で2点を割り振るか決められれば最高の壁として高評価だったのに・・・」
と悔やまれるカードですね。
でも、カードを持っていない中学時代を支えてくれたクリーチャーとして大切な思い出にしようと思います。
タフネス4が相打ちを嫌ってスルーした所に「巨大化」を撃って5点ダメージを与えた時は気持ちよかったなぁ・・・
~おまけ~「ボガーダンの炎魔」の上位互換
ちなみに、今だと上位互換として
というカードが「テーロス還魂記」のアンコモンで登場しているようです。
軽率な祝賀者
コスト(1赤)の「2/1」「サテュロス・シャーマン」で
「軽率な祝賀者が死亡したとき、対戦相手がコントロールしている、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を対象とする。これはそれに2点のダメージを与える」
という能力を持ったクリーチャーです。
死亡した時に2点ダメージを
・相手がコントロールしているクリーチャー
・相手がコントロールしているプレインズウォーカー
のどちらかに与えるだけで自滅はしないようになっています。
もしこれが中学時代に存在していたら
「最高の2マナクリーチャー」
として語り継いでいましたね。
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