今回はミドルスクールで使ってみたいカードの話。
メインで使う「赤緑ステロイド(ミッドレンジ)」と、気分転換に使える「青緑マッドネス」があれば充分かな・・・
と思っていたんですが、対戦動画やデッキリストを見ていたら憧れのカードが入った他のデッキもちょっと欲しくなってしまいました。
欲を満たすと次の欲に駆られる・・・
よくあるパターンに突入。
ただの名デッキコレクションじゃなく一線のデッキとして組みがいがあるから欲が溢れてしまうのかも。
一番興味があるのは「魂売り」が入ったデッキかな。
これはMTGを再開した2010年頃に憧れたクリーチャー。
5マナ「6/6」という破格のスペックなのにデメリット能力がなく、「再生」とか「クリーチャーにダメージを与えると+1/+1カウンターが乗る」なんていうプラス能力がついている・・・
あまりのインフレっぷりにビックリした記憶。
ただでさえ強い「ファイアーズ」をさらに強化した「ダークファイアーズ」で使われてたのが印象的でした。
殺意が高過ぎて引く・・・
この流れだと「魂売り」が入った「ダークファイアーズ」をミドルスクール版で組むのが自然なんですが・・・
使いたいのは他にもあって1つに絞れないから話は続く・・・
見出しを分けて今の欲をまとめたいと思います。
ミドルスクールで使いたいカード
心惹かれてるカードをザっと挙げると
- 魂売り
- 破滅的な行為
- 嘘か真か
- ファイレクシアの盾持ち
- 熊人間
- 冬の宝珠
の6枚です。
それぞれの能力と理由を書いていきます。
魂売り
コスト(3)(黒)(緑)の「6/6」「ビースト」で
「魂売りがクリーチャーにダメージを与えるたび、魂売りの上に+1/+1カウンターを1個置く」
「(黒):魂売りを再生する」
「(緑):魂売りは、ターン終了時まであなたが選んだ1色の色になる」
という能力を持ったクリーチャーです。
強いことしか書いてないバケモノ。
初めて見た時は無意識に「伝説のクリーチャー」と思い込んでいた気がします。
こいつが2体並んだら怖すぎますしね。
でも伝説ですらない・・・
せめてもの救いは「トランプル」を持ってないことくらいかな・・・
使いたい理由は単純に強いから。
シナジーとか関係なく5マナに達したらポンと出すだけで脅威なのが魅力的。
「色が合ってるなら2枚くらい入れとけ」
くらいの大雑把さでも成立しそうなのが最高。
こいつをフィニッシャーに据えたコントロールとか組むとシンプルでいいですね。
破滅的な行為
コスト(1)(黒)(緑)のエンチャントで
「(X),破滅的な行為を生け贄に捧げる:マナ総量がX以下の、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーとすべてのエンチャントを破壊する」
という能力を持っています。
調整が利く便利な全体除去ですね。
MTGを再開した2010年頃、レガシーでこのカードを中心にしたコントロールデッキを見てから気になっていました。
当時、レガシーのデッキを組むなら「ナヤズー」と思っていたから天敵として印象に残っていたのかもしれません。
コレを使う側に回りたいのが今の欲求ですね。
自分のフィニッシャーを残して相手だけ一掃する快感を味わいたいです。
嘘か真か
コスト(3)(青)のインスタントで
「あなたのライブラリーの一番上からカードを5枚公開する。対戦相手1人はそれらのカードを2つの束に分ける。あなたは一方の束をあなたの手札に加え、もう一方をあなたの墓地に置く」
という効果を持っています。
高校生の頃に友達に撃たれてビックリした呪文です。
5枚の中から「欲しいカード + 1~2枚」が手に入るのが強いですよね。
あの頃は赤系の速攻デッキしか使ってなかったから撃たれる側でしたが、これを撃つ側に回りたくなりました。
2~3枚くらい入れたコントロールデッキが組めたら理想ですね。
ファイレクシアの盾持ち
コスト(3)(黒)の「3/3」「ファイレクシアン・ゾンビ」で
「キッカー ― 3点のライフを支払う(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加で3点のライフを支払ってもよい)」
「ファイレクシアの盾持ちがキッカーされていた場合、ファイレクシアの盾持ちはその上に+1/+1カウンターが2個置かれた状態で戦場に出る」
という能力を持ったクリーチャーです。
ミドルスクールの4マナ域の採用基準は
- パワーが5ある
- パワーが4以下なら有益な能力がある
が1つのラインになっている気がするので、ライフロスがあっても4マナでパワー5は充分な強さがあると思いました。
シングルシンボルだからタッチもしやすいですし、黒絡みのビートダウンを組むなら採用したいです。
熊人間
コスト(1)(緑)の「1/1」「人間・熊・ドルイド」で
「(T):(緑)を加える」
「スレッショルド ― あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、熊人間は+3/+3の修整を受ける」
という能力を持ったクリーチャーです。
条件を満たせば2マナ「4/4」という驚異的な強さになります。
この手のプチ「タルモゴイフ」みたいなカードが好きなんですよね。
ミラクルグロウに憧れて4枚買ってみたものの、使うデッキを選ぶからイマイチ活躍させられないカードになっていました。
これを安定して「4/4」で使えるデッキを組むのが理想です。
冬の宝珠
コスト(2)のアーティファクトで
「冬の宝珠がアンタップ状態であるかぎり、プレイヤーは自分のアンタップ・ステップに土地を1つだけしかアンタップできない」
という能力を持っています。
中学生の頃に強烈な効果と絵柄に惹かれて憧れたカードです。
組み方次第では自分へのデメリットは小さく、相手だけキツく土地を縛れるのが良いですよね。
有利な場でコレを出し、軽くロックして殴り勝つクロックパーミッションを組みたいです。
それぞれのカードを使ったミドルスクールのデッキリスト
現存するデッキリストから
- 魂売り
- 破滅的な行為
- 嘘か真か
- ファイレクシアの盾持ち
- 熊人間
- 冬の宝珠
を有効に使ったものを参考に自分なりの形にアレンジしました。
いつか組む時のためにメモしておきます。
ミドルスクール版「The Rock」のレシピ
- 魂売り
- 破滅的な行為
を使ったデッキと言えばコレというデッキです。
土地(24枚)
7 森
4 ラノワールの荒原
4 樹上の村
1 黄塵地帯
クリーチャー(16枚)
2 ヤヴィマヤの古老
3 貪欲なるベイロス
1 魂売り
4 クローサの大牙獣
呪文(20枚)
4 陰謀団式療法
2 悪魔の布告
4 生ける願い
4 破滅的な行為
サイドボード
1 ファイレクシアの炉
1 黄塵地帯
1 仕組まれた疫病
1 骨砕き
1 ナントゥーコ自警団
1 貪欲なるベイロス
1 起源
好みのポイント
黒緑のコントロール寄りなミッドレンジなので色々な組み方がありますが
「花の壁」で序盤を凌ぐタイプ
が好きだったので上記の形になりました。
序盤の感覚は「前兆の壁」を使った「青白コントロール」に近いのかな?と勝手に思ってます。
ミドルスクールなら「花の壁」でけっこう足止めできますし、土地が並ぶまでの辛抱として有力だと思います。
他にも
「トーラックへの賛歌」で手札を削ってから「誘うワーム」を出したり・・・
「ネビニラルの円盤」も採用し、単体除去も多めでボードコントロールを徹底したり・・・
好みで色々な形にできるので組みがいがあるデッキですね。
ミドルスクール版「青黒緑コントロール」のレシピ
「魂売り」と「破滅的な行為」だけじゃなく「嘘か真か」も使ったコントロールもありました。
土地(24枚)
5 森
2 沼
4 汚染された三角州
2 地底の大河
2 ヤヴィマヤの沿岸
1 真鍮の都
クリーチャー(7枚)
2 魂売り
1 起源
2 クローサの大牙獣
呪文(29枚)
3 嘘か真か
3 生ける願い
2 無垢の血
2 燻し
3 破滅的な行為
4 マナ漏出
4 対抗呪文
4 意志の力
サイドボード
2 仕組まれた疫病
2 トーモッドの墓所
2 悪魔の布告
1 黄塵地帯
1 疫病吐き
1 委縮した卑劣漢
1 貪欲なるベイロス
1 魂売り
好みのポイント
使いたいカードが詰め込まれた理想的なコントロールです。
「嘘か真か」が中盤以降に最高の働きをしそうな所がいいですね。
このレシピを基準に
- ドロー
- 打ち消し
- 除去
- フィニッシャー
を好みの枚数にすればミドルスクールで楽しく回せるコントロールが完成しそうです。
「生ける願い」だけじゃなく「狡猾な願い」を使ったタイプもあるので、色々な呪文を吟味しながら構築を楽しめますね。
ミドルスクール版「マシーンヘッド」のレシピ
「ファイレクシアの盾持ち」を使ったレシピはスタンダード時代の「マシーンヘッド」が参考になりました。
土地(24枚)
4 沼
4 硫黄泉
4 汚れた峰
4 リシャーダの港
クリーチャー(18枚)
3 スキジック
3 ファイレクシアの盾持ち
2 火炎舌のカヴー
4 燃え立つ死霊
2 墓所の天使
呪文(18枚)
4 終止
2 血の復讐
サイドボード
2 迫害
2 紅蓮地獄
2 火炎舌のカヴー
好みのポイント
シンプルな赤黒ミッドレンジなのが好みです。
メインデッキの「赤緑ミッドレンジ」と似た感覚で使えそうだから負担も少なそうですしね。
赤と黒の優秀なカードを詰め込んだグッドスタッフにすればいい感じにまとまりそうです。
妨害ビートダウンが恋しくなったらコレですね。
ミドルスクール版「カナディアン・スレッショルド」のレシピ
- 熊人間
- 冬の宝珠
を使ったデッキは「カナディアン・スレッショルド」が理想でした。
土地(18枚)
4 溢れかえる岸辺
4 真鍮の都
4 知られざる楽園
2 宝石鉱山
クリーチャー(13枚)
4 野生の雑種犬
4 熊人間
1 不可思議
呪文(29枚)
3 留意
4 剣を鍬に
3 火 + 氷
4 目くらまし
4 対抗呪文
4 意志の力
3 冬の宝珠
サイドボード
3 帰化
1 ファイレクシアの炉
2 水流破
2 寒け
1 天啓の光
1 浄化の印章
1 仕組まれた疫病
好みのポイント
予算的に無理だけど
こういうデッキが組めたら楽しいだろうなぁ・・・
という憧れのデッキです。
ミドルスクールなら「熊人間」も充分な強さがありますし、「冬の宝珠」も良い働きをするし、クロックパーミッションを組むならコレが理想ですね。
「意思の力」を後回しにチマチマとパーツだけでも集めてみようかな・・・
最後に
旧枠時代が好きなアラフォーにはミドルスクールが良い刺激になりますね。
昔はデッキリストを知るのが困難だった反動か、MTGを再開した2010年頃から「過去の名デッキ」や「直近の大会で結果を出したデッキ」のリストをメモするのが趣味の1つになっていて
「いつかお気に入りの名デッキを3つくらい持てたらいいなぁ・・・」
「あわよくば友達と名デッキ対戦とかしてみたい」
とリストを眺めながら憧れのカードをコレクションするだけだったのに、これを使える場ができたっていうのはありがたいです。
集めていたのは手が届く安いカードばかりだったから高額カードの抜けた「名デッキの抜け殻」みたいな感じですが、これを少しずつ形にしていけたら満足ですね。
しばらくは
- 魂売り
- 破滅的な行為
- 嘘か真か
を使ったコントロールデッキのパーツ集めかな。
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