こんにちは、カズヒコです。
今回は、前に紹介した
のレシピを軽く動ける形に変更したので紹介します。
あ、記事タイトルで「デスシャドウ」を「死の影」と表記してるのは
「死の影」って検索した人が見つけてくれたらいいな
という検索ワードをちょこっとだけ意識したからです。
「デスシャドウ」よりは「死の影」って検索する人が多いと思っただけで意味に違いはありません。
では、個人的なこだわりを捨ててオーソドックスな「死の影」デッキに近づいたレシピをどうぞ。
モダン版「黒緑 死の影」のレシピ
土地(19枚)
クリーチャー(16枚)
呪文(25枚)
サイドボード
※ 詳しいカードの効果はリンク先を参照してください。
ポイントになるカード
通りの悪霊
コスト(3)(黒)(黒)の「3/4」「レイス」で
「沼渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが沼(Swamp)をコントロールしているかぎりブロックされない)」
「サイクリング ― 2点のライフを支払う(2点のライフを支払う,このカードを捨てる:カードを1枚引く)」
という能力を持ったクリーチャーです。
2点のライフと引き換えに0マナで1ドローできます。
「死の影」を出すために素早くライフを10点以下にしたいこのデッキでは確実に2点ロスできるのがものすごく大きいです。
軽快にライフを減らしたいなら欠かせないカードになりますね。
ミシュラのガラクタ
コスト(0)のアーティファクトで
「(T),ミシュラのガラクタを生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上のカードを1枚見る。次のターンのアップキープの開始時にカードを1枚引く」
という能力を持っています。
パッとしない効果に見えますが
- 0マナのスロートリップ
- 墓地にアーティファクトを落とせる
- 好きなタイミングで生け贄にできる
などの要素によって
・ドローの質を高める(自分のライブラリートップを見て要らないならフェッチでシャッフル)
・「タルモゴイフ」のサイズアップ
・任意のタイミングで「致命的な一押し」の「紛争」を達成できる
といったカードの強さを存分に引き出す役目を果たします。
使い所で腕が出るカードですね。
前のレシピからの変更点とその理由
前のレシピの「ハンデス重視型」から
4 闇の腹心
2 集団的蛮行
1 最後の望み、リリアナ
2 滅び(サイドボードへ移動)
の10枚を抜き
4 通りの悪霊
4 ミシュラのガラクタ
と入れ替えました。
変更した理由は
「闇の腹心」のライフロスをメリットに変えよう
というコンセプトで「死の影」を採用したのに
「死の影」と「闇の腹心」が思ったほど噛み合わなかった
からです。
回しながら感じた
- 「闇の腹心」がモッサリしてる
- 「死の影」の力を出し切れない
- なんか動きが重い
などの欠点を解消した変更点を書いていきます。
「闇の腹心」がモッサリしてる &「死の影」の力を出し切れない
「闇の腹心」が持つ
- 仕事をするのは次のターンから
- すぐ除去られた時のアド損が酷い
- 常にライフロスするわけじゃない
といった点が「死の影」と噛み合わず、速やかにライフロスできないテンポが悪さがそのまま負けに繋がることが多かったです。
早いターンに「死の影」を出して殴り勝つ
という動きを達成するデッキなので、1ターン待ちつつ確実性がない「闇の腹心」は2マナのアクションとしては弱かったのかもしれません。
そこで
確実にライフを減らす
という点を重視して、この枠を0マナで「2点ロス + 1ドロー」できる「通りの悪霊」に変更したらライフロスのスピードが一気に上がり
・「死の影」が手札で腐る最悪のケースの回避
・早いターンに「4/4」くらいで場に出せる
といったスムーズな活用ができるようになって見違えるように動きがよくなりました。
たった1枠の変更で「死の影」の力を出し切れないギクシャク感を解決できて
「このデッキに必要なのは確実なライフロスだった」
というのを痛感しましたね。
「死の影」デッキで「通りの悪霊」がほぼセットになってる理由がよく分かりましたよ・・・
デッキの本質を見る力がなく
遠回りしてメジャーなパーツの良さに気付く
という悲しい結果でしたが、カジュアルプレイヤーの私にとっては良い経験でした。
4枚で15000円くらい掛かった「闇の腹心」がストレージで眠るのは悲しいので、何か使えそうな黒系のデッキを模索しようと思います。
なんか動きが重い
1~2マナを中心とした軽いカードで組んでるのに
「なんか動きが重いんだよなぁ・・・」
と感じることがありました。
その理由を考えると
・ライフロスが遅いから「死の影」が出せない
・相手のライフを削らないと「スカイクレイブの災い魔」が出せない
・「タルモゴイフ」のサイズが物足りない
・中盤以降の3マナ以上のクリーチャーに「致命的な一押し」が撃てない
などの
プレイするのに条件がある呪文が多いから
だと気付きました。
ただ、「通りの悪霊」の採用で「死の影」を早く出せるようになり、速やかに殴る動きができるようになったおかげで
・相手のライフを削らないと「スカイクレイブの災い魔」が出せない
はかなり改善された感じがあります。
となると残された問題は
- 「タルモゴイフ」のサイズ
- 「致命的な一押し」の「紛争」の達成
を安定させることですね。
これには「ミシュラのガラクタ」を採用することで解決できました。
「ポイントになるカード」の所で書いた効果によって一気に改善されましたから。
潤滑油とはこのことかと・・・
0マナでドローしつつ必要な要素を満たしてくれるなんて・・・
「通りの悪霊」と「ミシュラのガラクタ」のおかげで軽さとパワフルさを持つ「死の影」デッキとして完成に近づいた気がします。
この2枚がこの手のデッキでよく採用されている意味がよく分かりましたよ・・・
その他の候補カード
- ウルヴェンワルドの横断
- イコリアへの侵攻
- 吸血鬼の呪詛術士
- 飢餓の潮流、グリスト
ウルヴェンワルドの横断
コスト(緑)のソーサリーで
「あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
昂揚 ― あなたの墓地にあるカードにカード・タイプが合計4種類以上含まれるなら、代わりにあなたのライブラリーからクリーチャー・カード1枚か土地カード1枚を探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す」
という効果を持っています。
最序盤の土地を確保しつつ、墓地が肥えればフィニッシャーのサーチもできる便利な呪文です。
このデッキの核となる「死の影」をしっかり確保できるのが強いですね。
組み方次第では柔軟性のある面白いクリーチャーデッキが誕生するかもしれません。
イコリアへの侵攻
コスト(X)(緑)(緑)「守備値6」の「バトル・包囲戦」で
「包囲戦(Siege)1つが戦場に出るに際し、それを守る対戦相手1人を選ぶ。あなたや他のプレイヤーはそれを攻撃できる。それが倒されたとき、それを追放する。その後、それを変身させた状態で唱える」
「イコリアへの侵攻が戦場に出たとき、あなたのライブラリーやあなたの墓地からマナ総量がX以下であり人間(Human)でないクリーチャー・カード1枚を探し、戦場に出す。これによりあなたがあなたのライブラリーからカードを探したなら、ライブラリーを切り直す」
という能力を持っています。
裏返ると「イコリアの頂点、ジローサ」という名前の「8/8」「恐竜」で
「到達」
「あなたがコントロールしていて人間(Human)でない各クリーチャーにつきそれぞれ、そのクリーチャーの戦闘ダメージをそれがブロックされなかったかのように割り振ってもよい」
という能力を持った緑の伝説のクリーチャーになります。
- クリーチャーのサーチ
- リアニメイト
- フィニッシャー
を兼ねた強力なバトルです。
1枚挿しした「吸血鬼の呪詛術死」を「X=2」でサーチし、即「守備値」を0にして裏返すコンボが強力ですね。
突破力のない「死の影」をチャンプブロックで凌がれ続ける展開がたまにありますが、そういった状況を打破するのにピッタリです。
緑絡みの「死の影」デッキでは4枚採用が定番化するかもしれませんね。
吸血鬼の呪詛術士
コスト(黒)(黒)の「2/1」「吸血鬼・シャーマン」で
「先制攻撃」
「吸血鬼の呪詛術士を生け贄に捧げる:パーマネント1つを対象とする。それの上に置かれているすべてのカウンターを取り除く」
という能力を持ったクリーチャーです。
「イコリアへの侵攻」を採用するなら1枚は入れておきたいカードになります。
最近はカウンターが乗ったパーマネントが多いので牽制手段として複数採用してもいいかもしれませんね。
飢餓の潮流、グリスト
コスト(1)(黒)(緑)「忠誠度3」の「伝説のプレインズウォーカー・グリスト」で
「飢餓の潮流、グリストが戦場に無いかぎり、これはこれの他のタイプに加えて1/1の昆虫(Insect)クリーチャーである」
[+1]:黒緑の1/1の昆虫クリーチャー・トークン1体を生成し、その後カード1枚を切削する。これにより昆虫カードが切削されたなら、飢餓の潮流、グリストの上に忠誠(loyalty)カウンター1個を置き、この手順を繰り返す
[-2]:あなたはクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたとき、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を対象とし、それを破壊する
[-5]:各対戦相手はそれぞれ、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードの枚数に等しい点数のライフを失う
という能力を持っています。
場に残ると強力なボードコントロールを可能にするカードですね。
「+1」のおかげで「-2」も使いやすいですし、除去手段として1枚くらい採用しておくと良さそうです。
最後に
「闇の腹心」を使いたい
という個人的なこだわりを捨てて
- 通りの悪霊
- ミシュラのガラクタ
の2枚を採用したことで
- 「死の影」が素早く「4/4」くらいで出せる
- 「タルモゴイフ」が安定して「4/5」以上になる
といったクリーチャーの底上げができたのが大きな改善点です。
以前と比べるとクリーチャーで早々に相手のライフを削りにいけるようになり、「スカイクレイブの災い魔」も出しやすくなったことでデッキ全体の回りが見違えるようによくなりました。
クリーチャーが活き活きしていてビートダウン好きとしては使っていて楽しいです。
オーソドックスな形になっただけかもしれませんが
軽快なのにパワフル
という「死の影」デッキらしい形に仕上がって満足しています。
しばらくはこのレシピを回して、よりよいカードが出たら変更する感じになりそうですね。
軽く動けて強いデッキをお探しならオススメなので、もし「死の影」に興味を持った方がいましたらお試しください。
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