こんにちは、カズヒコです。
パウパーのデッキレシピを眺めていたら
「赤単バーン」
がアーティファクトとのシナジーを重視した形に進化していたので
- 参考レシピ
- ポイントになるカード
の紹介をしようと思いました。
従来のバーンとは一味違う最新のバーンをお楽しみください。
「赤単バーン(カルドーサレッド)」のレシピ
土地(17枚)
13 山4 大焼炉クリーチャー(12枚)
4 僧院の速槍4 ヴォルダーレンの美食家3 ケッシグの炎吹き1 ゴブリンの奇襲隊呪文(31枚)
4 稲妻4 稲妻の連鎖4 感電破4 カルドーサの再誕1 溶岩の投げ矢4 彩色の星4 実験統合機
4 無謀なる衝動
2 火炎破サイドボード
3 赤霊破3 祭典壊し2 邪悪な熱気2 粉々2 溶鉄の雨3 大祖始の遺産レシピは下記リンク先から引用しました。
https://www.mtggoldfish.com/archetype/burn-3854fe58-5ff9-4046-bac9-ae9617c3caf5#paper
ポイントになるカードの紹介
僧院の速槍
コスト(赤)の「1/2」「人間・モンク」で
「速攻」
「果敢(あなたがクリーチャーでない呪文を1つ唱えるたび、ターン終了時まで、このクリーチャーは+1/+1の修整を受ける)」
という能力を持ったクリーチャーです。
このカードがコモン落ちしたことで「奇襲性」と「爆発力」が増しましたね。
「ギトゥの溶岩走り」の安定したパワー2もよかったですが、「僧院の速槍」の方が含みがあって強くなった気がします。
※ 2023年12月4日に禁止カードになりました。違うカードに変更して組んでください。
ヴォルダーレンの美食家
コスト(赤)の「1/1」「吸血鬼」で
「ヴォルダーレンの美食家が戦場に出たとき、これは各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える。血(Blood)トークン1つを生成する。(それは「(1),(T),カード1枚を捨てる,このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つアーティファクトである)」
という能力を持ったクリーチャーです。
- 1マナ「1/1」
- 場に出ると1点ダメージを与える
- 血トークンを生み出す
という地味な感じですが、最低限の働きをしながら
- 感電破
- カルドーサの再誕
とのシナジーがあるので使ってみると悪くないクリーチャーです。
用が済んだら不要牌をドローに変えられる「血トークン」は、単純なバーンの欠点だった息切れ感を緩和できますし、進化したバーンを象徴するカードかもしれません。
ケッシグの炎吹き
コスト(1)(赤)の「1/3」の「人間・シャーマン」で
「あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、ケッシグの炎吹きは各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える」
という能力を持ったクリーチャーです。
従来のバーンならこの枠は「熱錬金術師」だったんですが、このデッキはアーティファクトを多用してるので「ケッシグの炎吹き」の方が強力です。
ダメージにタップを必要としないので出したターンから活躍できる点も優秀ですね。
感電破
コスト(赤)のインスタントで
「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。感電破はそれに2点のダメージを与える」
「金属術 ― あなたがアーティファクトを3つ以上コントロールしているなら、感電破は代わりに4点のダメージを与える」
という効果を持っています。
条件を満たせば「稲妻」越えの1マナ4点火力になります。
アーティファクトとのシナジーを重視したこのデッキならではの活躍をする最高の火力ですね。
カルドーサの再誕
コスト(赤)のソーサリーで
「この呪文を唱えるための追加コストとして、アーティファクトを1つ生け贄に捧げる」
「赤の1/1のゴブリン(Goblin)・クリーチャー・トークンを3体生成する」
という効果を持っています。
アーティファクトさえあれば1マナで3体もの「1/1」トークンを生み出せる強力な呪文です。
アーティファクト土地の「大焼炉」があるので1ターン目から使いやすいですし
- 彩色の星
- 実験統合機
を生け贄に使えばアド損しないため無理なく使えます。
個人的に好きなこのカードをパウパーで上手く使った構築に感動しました。
※ 2025年3月31日に禁止カードになりました。
無謀なる衝動
コスト(1)(赤)のソーサリーで
「あなたのライブラリーの一番上にあるカード2枚を追放する。次のあなたのターンの終了時まで、あなたはそれらのカードをプレイしてもよい」
という効果を持っています。
赤らしい追放系のドロー呪文です。
軽い呪文のみで構成しているので使い損ねることがほぼなく、2マナ2ドローとして機能します。
「序盤の安定」や「息切れ防止」に最高のカードですね。
実験統合機
コスト(赤)のアーティファクトで
「実験統合機が戦場に出たか戦場を離れたとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を追放する。ターン終了時まで、あなたはそのカードをプレイしてもよい」
「(2赤),実験統合機を生け贄に捧げる:警戒を持つ白の2/2の侍(Samurai)クリーチャー・トークン1体を生成する。起動はソーサリーとしてのみ行う」
という効果を持っています。
- 疑似的な1ドロー
- クリーチャー生成
というプラスな効果しかないアドの塊なアーティファクトですね。
上手く使えば息切れしない攻めを狙えそうです。
「トガった構成」と「息切れの緩和」をするのが流行り?
以前 紹介した
「3点火力を7発撃ち込んで4~5ターン以内に勝つ王道のバーン」
と違い、
- ブン回った時の強さ
- 息切れの緩和
を意識したバーンという印象を持ちました。
元々の強さを崩さず
- ヴォルダーレンの美食家
- 彩色の星
- 実験統合機
- 無謀なる衝動
によって赤とは思えないアドを取れるのが面白いです。
上手く回れば次から次へと攻撃手段を引き込めて楽しいでしょうね。
火力メインのバーンが持つ
「凌がれたら決めきれない」
という欠点を上手く解消した素晴らしいレシピだと思います。
サイドボードについて
3 祭典壊し
2 邪悪な熱気
2 粉々
2 溶鉄の雨
3 大祖始の遺産
ポイントになるのは
- 祭典壊し
- 邪悪な熱気
の2枚でしょうか・・・
祭典壊し
コスト(赤)のソーサリーで
「祭典壊しは各対戦相手とそれらのプレイヤーがコントロールしているすべてのクリーチャーやプレインズウォーカーにそれぞれ1点のダメージを与える」
という効果を持っています。
1マナで小粒なトークン対策をしながらプレイヤーにも1点飛ばせる点が優秀ですね。
ちょっとずつ呪文が強くなってるのを感じる1枚でした。
邪悪な熱気
コスト(赤)のインスタントで
「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を対象とする。邪悪な熱気はそれに2点のダメージを与える」
「昂揚 ― あなたの墓地にあるカードの中に4種類以上のカード・タイプがあるなら、邪悪な熱気は、代わりに6点のダメージを与える」
という効果を持っています。
このデッキは
- ディスカード手段がある
- アーティファクトを多く採用している
ため「土地」や「アーティファクト」も墓地に落ちやすく、「昂揚」を達成しやすいので1マナ6点ダメージの除去として使えます。
最近見かける「トレイリアの恐怖」や「グルマグのアンコウ」といった「5/5」の対処として必須ですね。
最後に
単純なバーンより面白そうな赤単バーンを見かけたので紹介してみました。
ドロー手段があるデッキは回していて面白いので、ちょっと従来のバーンに飽きてきたなら今回のレシピを参考にチューンするといいかもしれません。
新しい形のレシピを見たことで
「コモンだけとはいってもまだまだ進化の余地があるんだなぁ・・・」
という刺激になれば嬉しいです。
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