歩く火力の頭でっかち感が好きなカズヒコです、こんにちは。
今回は、昔から使いたかったカードを使用した完全趣味で自己満足なデッキ
モダン版「赤単バーン」
を紹介します。
「完全趣味で自己満足」
と言ってもそこまで変なデッキではありません。
ガチで赤単バーンを組むと採用されないけれど、個人的には好きなカードを2枚だけ使っているというデッキですから。
その2枚というのがこちら。
「いざ使われたらけっこう厄介じゃない?」
という感じのカードじゃないでしょうか。
特に「ボールライトニング」が昔から大好きで、これに「ぐらつく峰」の効果をつけて
「8/1 速攻 トランプル」
で殴れたら気持ちいいだろうなぁ・・・という願望を叶えるために組みました。
ちなみにレシピの元になったのは2010年の日本選手権で優勝した森勝洋さんの赤単スライです。
歩く火力を使った昔懐かしいバーンというかスライで
「こういうのを組みたかったんだよ」
という理想形でしたしね。
モダン用に安くシンプルに組んだレシピを紹介するので、殴って焼いて攻め潰す懐かしいバーンを気軽にお楽しみ頂けたらと思います。
モダン版「赤単バーン(怒鳴りつけ)」のレシピ
土地(22枚)
クリーチャー(12枚)
呪文(26枚)
サイドボード
その他、未定
カードの説明
ぐらつく峰
「ぐらつく峰はタップ状態で戦場に出る」「ぐらつく峰が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+2/+0の修整を受ける」「(T):(赤)を加える」
地獄火花の精霊
「トランプル」「速攻」「終了ステップの開始時に、地獄火花の精霊を生け贄に捧げる」「蘇生(1)(赤)((1)(赤):このカードを戦場に戻す。そのクリーチャーは速攻を得る。次のターン終了ステップの開始時か、それが戦場を離れる場合に、それを追放する。蘇生はソーサリーとしてのみ行う)」
ケルドの匪賊
「消失2(このクリーチャーは時間(time)カウンターが2個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、その上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる)」「ケルドの匪賊が戦場に出るか戦場を離れるかしたとき、プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。ケルドの匪賊はそれに1点のダメージを与える」
ボール・ライトニング
「トランプル」「速攻」「終了ステップの開始時に、ボール・ライトニングを生け贄に捧げる」
稲妻
「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える」
溶岩の撃ち込み
「プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。溶岩の撃ち込みはそのプレイヤーに3点のダメージを与える」
焼尽の猛火
「プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体と、そのプレイヤーかプレインズウォーカーのコントローラーがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。焼尽の猛火はそのプレイヤーかプレインズウォーカーに1点、そのクリーチャーに1点のダメージを与える」「上陸 ― このターン、土地があなたのコントロール下で戦場に出ているなら、代わりに焼尽の猛火はそのプレイヤーかプレインズウォーカーに3点、そのクリーチャーに3点のダメージを与える」
裂け目の稲妻
「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。裂け目の稲妻はそれに3点のダメージを与える」「待機1 ― (赤)(このカードをあなたの手札から唱えるのではなく、(赤)を支払うとともにそれを時間(time)カウンターが1個置かれた状態で追放する。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなく唱える)」
批判家刺殺
「絢爛(赤)(このターンに対戦相手がライフを失っていたなら、あなたはこの呪文を、これのマナ・コストではなく絢爛コストで唱えてもよい)」「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。批判家刺殺はそれに3点のダメージを与える」
怒鳴りつけ
「プレイヤー1人を対象とする。どのプレイヤーも「怒鳴りつけは自分に5点のダメージを与える。」を選んでよい。誰もそうしなかったなら、そのプレイヤーはカードを3枚引く」
地震
「地震は、飛行を持たない各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれX点のダメージを与える」
デッキの説明
・怒鳴りつけ
を使いたくて組んだ「赤単バーン」です。
この2枚を軽い火力に変えれば普通のバーンに戻るので、明らかに個人的趣味で組まれてるのが分かるデッキですね。
やる事は普通のバーンと一緒でとにかく焼き尽くす事です。
クリーチャーに「ぐらつく峰」の効果で「+2/+0」修正を付けて殴ると本当に気持ちいいですよ。
歩く火力達が
「2マナで5点、3マナで8点」
に化けた時の爽快感ったらもう・・・
殴るのと焼くのを両方味わえるので、赤単らしいアグロの醍醐味を楽しめる痛快なデッキだと思います。
モダンのデッキを組みたいけど
「いきなり5万とか10万も使えない」
という方は、とりあえず安く組めるこのデッキを組んで遊べる状態にして、ゆっくりとガチのボロスバーンのパーツを揃えていったらいいんじゃないでしょうか。
基本的な動き
マナカーブ通りに火力を打ちつつクリーチャーで殴っていけばOKです。
理想的な動きとしては
1ターン目
「山」セット
「溶岩の撃ち込み」をプレイ(計3点)
2ターン目
「山」セット
「ケルドの匪賊」をプレイ、相手プレイヤーに1点ダメージ(計4点)
3ターン目
「ぐらつく峰」をセット、「ケルドの匪賊」に「+2/+0」修正を加える
相手にブロッカーがいたら「焼尽の猛火」をプレイして除去する(計7点)
「5/3」の「ケルドの匪賊」でアタック(計12点)
4ターン目
「ケルドの匪賊」が「消失」で場を離れる、相手プレイヤーに1点ダメージ(計13点)
「ボール・ライトニング」をプレイ
「ぐらつく峰」をセット、「ボール・ライトニング」に「+2/+0」修正を加える
「8/1」の「ボール・ライトニング」でアタック(計21点)で勝ち
という感じになります。
「ぐらつく峰」を的確に引けると2マナクリーチャーが5点~7点のダメージを叩き出すこともあり、あっという間に火力の射程圏内に持ち込めたりします。
そうなったら儲けもんでバーンの勝ちパターンに入れますね。
「怒鳴りつけ」は火力呪文というよりはドロー呪文のつもりで打つ感じがいいですね。
火力として期待していると思ったような効果を発揮してくれませんから。
「5点食らってくれたら儲けもん、赤なのに3マナで3ドローできたら御の字」
という感じです。
なるべく優先して「怒鳴りつけ」からプレイして最後に手札に残らないようにする方がいいと思います。
相手の残りライフが4点とかの時は3ドローを選ばれるので決めきれず、土地が伸びてない場合、ドローした追加の火力が撃てずに相手は1ターン生き延びてしまう弱点がありますから。
アグロ同士のギリギリの勝負の時はこれが致命傷です。
「相手に選択権のあるカードは弱い」
というのを痛感するのはこのパターンなので気を付けてプレイしてください。
まぁネタで採用してるだけなので、もしこういうのが気になるなら普通の火力と交換すればOKです。
カジュアルなら駆け引きがあって面白いのでぜひ「怒鳴りつけ」を使ってください。
このデッキの弱点
単純な赤単なのでライフを回復するデッキにはやっぱり相性が悪いですね。
「殴打頭蓋」は特に苦手です。
火力が多いので「石鍛冶の神秘家」から「殴打頭蓋」が3ターン目に着地するのは高確率で防げますが、もしダメだったら厳しいです。
とりあえずサイドボードで確定してる「粉々」と「頭蓋割り」の2枠はこの手のデッキへの露骨な対策です。
ダメージ効率がそこまで落ちない点が気に入っています。
基本的に勝負を長引かせたら勝てないデッキなので、メイン・サイド共に受けよりは攻めを意識して5ターン以内に仕留められるカードを重視した方がいいですね。
割り切ったプレイングを楽しむデッキと思った方がいいかもしれません。
その他の候補カード
・マグマの噴流
もっとマシにしようとすればいくらでもいじれるデッキです。
ガチ気味にするなら「フェッチランド」を8枚くらい入れて相手のターンでも「焼尽の猛火」の「上陸」を達成できるようにするといいですね。
あと「怒鳴りつけ」をドロー枠と考えるなら
にするというのもあります。
これならブレがあんまりありませんから。
でも、元々「マグマの噴流」を採用していたけどイマイチ押しが弱い感じがして「怒鳴りつけ」に変えたんですよね・・・
中途半端になるくらいなら極端に振り切っちゃおうって感じで・・・
地味ながら確実な2点ダメージと次の火力を探す安定した動きが好きなら「マグマの噴流」の方がいいかもしれません。
この辺は好みの問題ですね。
まぁ趣味デッキですし変更箇所を言い出したら切りがないのでこの辺にしときます。
最後に
やりたい事と使いたいカードを採用したデッキ
モダン版「赤単バーン」
を紹介してみました。
「ボール・ライトニング」と「ぐらつく峰」で8点パンチが決まれば満足!
というデッキですね。
「決まればあっという間に勝てる」
というのが赤単の利点なので短時間で決めたいならオススメです。
そこまで弱いデッキでもないので安めのバーンデッキとしてちょっとお試し気分で組んでみても良いかと思います。
シンプルな赤らしい殴って焼くデッキが好きならモダン用のアグロデッキとしていかがでしょうか。
2022年9月15日 追記 息切れを緩和する形に少しレシピを変更しました
今回のレシピの欠点として
- 土地がちょっと少ない
- 息切れした時に次の手がない
というのが見つかったのでレシピをちょっと変えました。
詳しくは下記リンクの記事をどうぞ。
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