こんにちは、カズヒコです。
今回は、昔のメモ帳に「バカバウンス」と書かれて残っていたネタデッキ
ミラージュブロック構築「青単 水門コントロール」
を紹介します。
このデッキは、ミラージュに存在する
・水門
というカードを意識して組まれたコントロールです。
「バカバウンス」
と名付けた通り、バウンスに重点を置いたヘンテコデッキですね。
見慣れないカードをフィーチャーしたファンデッキとしてお楽しみください。
ミラージュブロック構築「青単 水門コントロール」のレシピ
土地(22枚)
22 島
クリーチャー(16枚)
4 金切り声のドレイク
4 大クラゲ
2 夢幻の戦士
4 水門
2 虹のイフリート
呪文(22枚)
4 サファイアの魔除け
4 衝動
4 ブーメラン
4 再帰
2 命令の光
4 雲散霧消
サイドボード
2 夢の潮流
4 霧の騎士
4 記憶の欠落
2 奪取
2 夢幻の戦士
1 命令の光
カードの説明
金切り声のドレイク
コスト(青)の「1/1」「ドレイク」で
「飛行」「金切り声のドレイクが戦場に出たとき、あなたがコントロールするクリーチャーを1体、オーナーの手札に戻す」
という能力を持ったクリーチャーです。
普通に使うとテンポロスになりますが
・大クラゲ
・水門
を戻せばちょっとしたアドバンテージになります。
このデッキは「水門」を自在に場から離れさせることが大切なので重宝するクリーチャーですね。
大クラゲ
コスト(2)(青)の「2/2」「クラゲ」で
「大クラゲが戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す」
という能力を持ったクリーチャーです。
シンプルに相手のクリーチャーをバウンスしてテンポアドバンテージを取れる優秀なカードです。
このデッキでは「水門」を戻すことで場を一掃する動きの手助けもできる万能な働きをします。
夢幻の戦士
コスト(2)(青)の「1/1」「人間・兵士」で
「夢幻の戦士がクリーチャーをブロックするかクリーチャーにブロックされた状態になるたび、夢幻の戦士とそのクリーチャーはフェイズ・アウトする(それらがフェイズ・アウトしている間、それらはそれらが存在しないかのように扱う。それはそれのコントローラーの次のアンタップ・ステップの間でそのプレイヤーがアンタップする前にフェイズ・インする)」
という能力を持ったクリーチャーです。
ブロックされたりブロックした時に相手もろとも一時的に場から消してしまう能力を持っています。
ダメージを受ける前に場を離れるため「無敵の壁」として対クリーチャー戦において驚異の防御力を誇ります。
ブロッカーとして使えばずっと1体のアタックを無効化して時間稼ぎができるので優秀な壁になりますね。
水門
コスト(3)(青)の「0/5」「壁」で
「防衛(このクリーチャーは攻撃できない)」「水門が飛行を持つとき、それを生け贄に捧げる」「水門が戦場を離れたとき、それは飛行を持たない青でない各クリーチャーに、あなたがコントロールする島(Island)の数の端数を切り捨てた半分に等しい点数のダメージを与える」
という能力を持ったクリーチャーです。
場を離れると青以外の地上クリーチャーに
自分がコントロールする「島」の数 ÷ 2
のダメージを与える能力を持った壁です。
塞き止めていた水が溢れて地上クリーチャーを洪水に巻き込む「水門」を忠実に再現したクリーチャーですね。
ミラージュブロックではタフネス3以下のクリーチャーを使ったビートダウンが多いので「島」を6枚コントロールしていれば場を一掃できる強さがあります。
当時、ちょっと青単のデッキにいれて使ったらけっこう強かったのもあり
「意外とイケるかも」
と思って組んだのが今回のレシピです。
昔のそこまでスペックの高くないクリーチャーには脅威となる隠れた名カードだと思います。
虹のイフリート
コスト(3)(青)の「3/1」「イフリート」で
「飛行」「(青)(青):虹のイフリートはフェイズ・アウトする(それがフェイズ・アウトしている間、それはそれが存在しないかのように扱う。それはあなたの次のアンタップ・ステップの間であなたがアンタップする前にフェイズ・インする)」
という能力を持ったクリーチャーです。
除去耐性を持ったフライヤーとして青では定番のフィニッシャーです。
場をコントロールした後に出せば対処不可能な強さで勝負を決めてくれます。
サファイアの魔除け
コスト(青)のインスタントで
以下から1つを選ぶ・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、次のターンのアップキープの開始時にカードを1枚引く・クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで飛行を得る・対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それはフェイズ・アウトする(それがフェイズ・アウトしている間、それはそれが存在しないかのように扱う。それはあなたの次のアンタップ・ステップの間であなたがアンタップする前にフェイズ・インする)
という効果を持っています。
基本は1マナ1ドローとして使いますが、状況によっては
・「水門」に「飛行」を持たせて場のクリーチャーを一掃したり
・相手クリーチャ1体を一時的に消したり
と広く使えます。
このデッキだからこそ活きる1マナ呪文ですね。
衝動
コスト(1)(青)のインスタントで
「あなたのライブラリーのカードを上から4枚見る。それらのうちの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く」
という効果を持っています。
4枚も見れるのは大きく、必要なカードがだいたい見つかる優秀なドロースペルですね。
デッキの安定度を上げるために必須となる1枚です。
ブーメラン
コスト(青)(青)のインスタントで
「パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す」
という効果を持っています。
青らしいシンプルなバウンス呪文です。
土地のバウンスもできるので相手がモタついていたら大きなテンポロスを狙える強さがありますね。
このデッキでは相手のパーマネントだけじゃなく「水門」をバウンスして能力を誘発させるためにも使います。
再帰
コスト(1)(青)(青)のソーサリーで
「クリーチャー2体を対象とし、それらをオーナーの手札に戻す」
という効果を持っています。
相手クリーチャーをバウンスして時間を稼いだり
・水門
・大クラゲ
を戻してアドを取ったりとビートダウン相手には大活躍する呪文になります。
命令の光
コスト(3)(青)のインスタントで
「対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それをアンタップするとともに、ターン終了時までそのコントロールを得る。そのクリーチャーは、ターン終了時まで速攻を持つ。あなたがそのクリーチャーのコントロールを失ったとき、それをタップする」
という効果を持っています。
インスタントタイミングで相手のクリーチャーを奪えるので
・第1メインに奪って一緒に殴る
・アタッカーを奪ってブロッカーに使って同士討ちさせる
といった使い方ができる便利な呪文です。
対ビートダウンには驚異的な強さを発揮する4マナ呪文ですね。
雲散霧消
コスト(1)(青)(青)のインスタントで
「呪文1つを対象とする。それを打ち消す。これによりその呪文が打ち消されたなら、それをオーナーの墓地に置く代わりに追放する」
という効果を持っています。
現代でも再録されているシンプルな追放系カウンターです。
「ネクロマンシー」で墓地から再利用される不安がないので地味ながら優秀ですね。
デッキの説明
ミラージュブロック構築で組んだ「青単コントロール」です。
前に紹介した
・青単ジン
のような強力なフライヤーで殴るデッキとは違い
・水門
のコントロール力を存分に発揮してビートダウンをメタったデッキです。
メモ帳に「バカバウンス」と書かれていた通り
・金切声のドレイク
・大クラゲ
・ブーメラン
・再帰
といったミラージュブロックに存在するバウンス呪文を大量に使い
・水門
を自在にバウンスすることで対クリーチャーへの強いコントロール力を持ったデッキになっています。
赤や黒の強力なクリーチャーが一掃できた時の爽快感はたまらないですね。
小粒クリーチャーが並ぶデッキには驚異的な強さを発揮するので、青単で組む1つのアーキタイプとして成立するかもしれません。
ネタデッキなのにちょっと強いヘンテコさが面白く、個人的には傑作なイチオシデッキです。
もし古参プレイヤーと古いカード縛りで対戦する時なんかがあったらちょっと使ってみてください。
基本的な動き
序盤は淡々と土地を並べながら
・ブーメラン
・大クラゲ
・再帰
で相手のテンポを乱し、土地が並んできたら
・水門
を設置して相手の展開を防ぎます。
「水門」をバウンスして出してを繰り返し、ある程度コントロールして場が落ち着いてきたら
・虹のイフリート
を出して悠々と上から殴っていけばOKです。
「島」が6枚以上並んだ中盤以降に「水門」を出せば、タフネス3以下の地上クリーチャーがメインのビートダウンはほぼ終わりですね。
相手のテンポを乱して動きを封じながら追い詰めるコントロールが好きな人なら楽しいと思います。
マイナーな「水門」を有効に使って終わりのない洪水地獄を味合わせてあげましょう。
サイドボードの説明
2 夢の潮流
4 霧の騎士
4 記憶の欠落
2 奪取
2 夢幻の戦士
1 命令の光
夢の潮流
コスト(2)(青)(青)のエンチャントで
「クリーチャーは、それらのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない」「各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分がコントロールするタップ状態の緑でないクリーチャーを望む数だけ選び、この方法で選ばれたクリーチャー1体につき(2)を支払ってもよい。そのプレイヤーがそうした場合、それらのクリーチャーをアンタップする」
という効果を持っています。
緑のクリーチャーがメインのデッキには強烈に刺さるカードです。
数が並ぶ相手にもアンタップ制限を加えることでより優位に戦います。
これで封じて「水門」で流す動きが決まれば爽快ですね。
霧の騎士
コスト(2)(青)の「2/2」「人間・騎士」で
「側面攻撃」「霧の騎士が戦場に出たとき、あなたは(青)を支払ってもよい。そうしない場合、騎士(Knight)1つを対象とし、それを破壊する。それは再生できない」
という能力を持ったクリーチャーです。
騎士が多いミラージュブロックならではの優秀な騎士キラーです。
シンプルに騎士を除去しながら戦えるので相手によって入れ替えます。
記憶の欠落
コスト(1)(青)のインスタントで
「呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをそのプレイヤーの墓地に置く代わりに、オーナーのライブラリーの一番上に置く」
という効果を持っています。
クリーチャーが少ないデッキやコンボにはこれを入れて対応します。
序盤のテンポを乱しつつ決め手を封じられるのでピッタリですね。
奪取
コスト(3)(青)(青)のインスタントで
「呪文1つを対象とし、それを打ち消す。アーティファクト呪文かクリーチャー呪文がこれにより打ち消された場合、それをオーナーの墓地に置く代わりに、あなたのコントロール下で戦場に出す」
という効果を持っています。
打ち消したクリーチャーかアーティファクトを奪える呪文です。
相手が大型のフィニッシャーを決め手にしてるなら逆にそれを利用して勝ちにいきます。
夢幻の戦士
除去が薄いデッキには追加の無敵の壁として入れます。
命令の光
コントロールを奪う方が有効に戦えそうなクリーチャーデッキに追加で入れます。
最後に
遥か昔に組んでメモ帳に「バカバウンス」と書かれて残っていたデッキ
ミラージュブロック構築「青単 水門コントロール」
を紹介してみました。
デッキコンセプトが明確で扱いやすいデッキだと思います。
「島」が8枚以上ならんだ終盤に「水門」をバウンスして
「青らしくないダメージを与える全体除去」
で地上クリーチャーを一掃する快感をぜひ味わって欲しいです。
少し前に
「インベイジョンブロック構築」
が話題になったと思いますが
「ミラージュブロック構築」
も色々なデッキタイプがあって面白いので、いつか日の目を見るといいなと思います。
この記事を読んで、マイナー過ぎてほぼ使われずに消えていったカードの可能性を少しでも感じてもらえたら幸いです。
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