20年前、4マナ「4/4 飛行」に感動していたカズヒコです、こんにちは。
今回は、個人的に好きだったミラージュブロック構築のデッキ、
「青単ジン」
を紹介します。
私と同時期にやっていた方が懐かしい気持ちになってくれたら嬉しいです。
ミラージュブロック構築「青単ジン」のレシピ
土地(20枚)
18 島
2 流砂
クリーチャー(14枚)
4 大クラゲ
2 スークアタの火渡り
4 微風の守り手
4 竜巻のジン
呪文(26枚)
4 サファイアの魔除け
4 ブーメラン
4 衝動
3 記憶の欠落
3 再帰
3 雲散霧消
1 命令の光
4 精神石
サイドボード
1 記憶の欠落
1 雲散霧消
1 命令の光
4 霧の騎士
その他、未定
カードの説明
流砂
「(T):(◇)を加える」「(T),流砂を生け贄に捧げる:飛行を持たない攻撃しているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-1/-2の修整を受ける」
という能力を持った土地です。
クリーチャー除去が弱い青にとって貴重な除去手段になります。
ミラージュブロックにはタフネス2の「側面攻撃」持ちの騎士が多いので、それらへの牽制がメインですね。
大クラゲ
コスト(2)(青)の「2/2」「クラゲ」で
「大クラゲが戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す」
という能力を持ったクリーチャーです。
バウンスによって相手のテンポを崩す優秀なクリーチャーですね。
ビートダウンが多いので、ミラージュブロックで青を使うならとりあえず入るカードだと思います。
スークアタの火渡り
コスト(1)(青)(青)の「0/1」「人間・ウィザード」で
「スークアタの火渡りは、赤の呪文や赤の発生源からの能力の対象にならない」「(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。スークアタの火渡りはそれに1点のダメージを与える」
という能力を持ったクリーチャーです。
赤に強いティムです。
タフネス1があまりいないのでアレですが、意外と便利なので2枚だけ採用しました。
微風の守り手
コスト(3)(青)の「4/4」「ジン」で
「飛行」「フェイジング」
という能力を持っています。
「フェイジング」で2ターンに1回しか場にいませんが、4マナ「4/4 飛行」は破格のスペックです。
使ってみると意外と強いクリーチャーですね。
竜巻のジン
コスト(2)(青)(青)の「4/4」「ジン」で
「飛行」「あなたのアップキープの開始時に、あなたがコントロールするアンタップ状態の島(Island)を1つオーナーの手札に戻さないかぎり、竜巻のジンを生け贄に捧げる」
という能力を持っています。
このデッキのフィニッシャーです。
場に出すと土地が伸びなくなるデメリットがありますが、3~4マナあれば充分なのでそんなに問題になりません。
ミラージュブロックでは「4/4 飛行」の強さが光ります。
サファイアの魔除け
コスト(青)のインスタントで
以下から1つを選ぶ・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、次のターンのアップキープの開始時にカードを1枚引く・クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで飛行を得る・対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それはフェイズ・アウトする
という効果を持っています。
メインは1マナ1ドローとして使いますが、場合によっては一時的なクリーチャー除去としても使える便利な呪文です。
殴り合いでは決め手になることもあり、青単なら使いたいカードですね。
ブーメラン
コスト(青)(青)のインスタントで
「パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す」
という効果を持っています。
青らしいシンプルなバウンス呪文です。
最近ではできない土地のバウンスもできますし、パーマネントをなんでも狙える万能さが強いですね。
衝動
コスト(1)(青)のインスタントで
「あなたのライブラリーのカードを上から4枚見る。それらのうちの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く」
という効果を持っています。
トップ4枚から選べるので必要なカードが手に入りやすい優秀なドロー呪文ですね。
当時のカードには「ライブラリーを切り直す」という一文が加わっている誤植があり、間違ったプレイをしていました。
記憶の欠落
コスト(1)(青)のインスタントで
「呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをそのプレイヤーの墓地に置く代わりに、オーナーのライブラリーの一番上に置く」
という効果を持っています。
その場しのぎの確定カウンターですが、
「あと数ターン守れば勝ち」
という場面では強いですね。
ドローが進まず、相手の行動を1ターンロックできるようなものなので優勢な場では「対抗呪文」より強かったりします。
これで山2つを生け贄にして唱えた「火炎破」を打ち消すと最高でしたね。
再帰
コスト(1)(青)(青)のソーサリーで
「クリーチャー2体を対象とし、それらをオーナーの手札に戻す」
という効果を持っています。
ミラージュブロックはクリーチャー環境なので3マナで2体バウンスできるのはシンプルに強いですね。
ブロッカーの排除や延命に大活躍します。
雲散霧消
コスト(1)(青)(青)のインスタントで
「呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをオーナーの墓地に置く代わりに追放する」
という効果を持っています。
現在でも再録されている追放型の確定カウンターです。
「ネクロマンシー」のような墓地にあるカードを再利用する呪文への対策になりますね。
命令の光
コスト(3)(青)のインスタントで
「対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それをアンタップするとともに、ターン終了時までそのコントロールを得る。そのクリーチャーは、ターン終了時まで速攻を持つ。あなたがそのクリーチャーのコントロールを失ったとき、それをタップする」
という効果を持っています。
インスタントタイミングでクリーチャーのコントロールを奪える呪文です。
シンプルに奪っても強いですし、相手のアタックに対応して奪って同士討ちを狙ったりと、かなり使える呪文ですね。
精神石
コスト(2)のアーティファクトで
「(T):(◇)を加える」「(1),(T),精神石を生け贄に捧げる:カードを1枚引く」
という効果を持っています。
これでマナ加速して3ターン目に「竜巻のジン」が出せるとかなり強いです。
役目が終わったらドローに変えられますし、このデッキにはピッタリな1枚だと思います。
デッキの説明
当時は破格のスペックだった4マナ「4/4 飛行」の
・微風の守り手
・竜巻のジン
をフィニッシャーにした青単ビートダウンです。
デッキ名の「ジン」はこの2体から取っています。
ちょっとゆっくりしたデッキですが、ミラージュブロックではそこまで速いデッキはないのでどうにかなりますね。
4マナ「4/4」というサイズはトップクラスのスペックを誇り、殴り合いでも優位に立てる青らしくない強さがあります。
「竜巻のジンを出して5回殴れば勝ち」
というシンプルさが売りで、カウンターでバックアップする分かりやすい青系デッキの原型みたいなデッキですね。
今の時代にミラージュブロック構築で遊ぶことはないと思いますが、もしあったら青好きな人にオススメしたいデッキです。
基本的な動き
序盤は
・サファイアの魔除け
・衝動
で土地を集めながら
・ブーメラン
・大クラゲ
・再帰
・記憶の欠落
で相手のテンポを阻害してグダグダな場を作ります。
こちらが4マナ揃った段階で
・竜巻のジン
・微風の守り手
を出し、あとはカウンターでバックアップしながら殴り切ればOKです。
相手のテンポを阻害するカード満載なのでビートダウンにはかなりの強さを発揮しますね。
殴りながらカウンターを構える形が作れれば楽勝パターンになってあっという間の勝利になりますよ。
サイドボードの説明
1 記憶の欠落
1 雲散霧消
1 命令の光
4 霧の騎士
その他、未定・・・
相手に合わせてちょこっと入れ替える感じになります。
「霧の騎士」はミラージュブロックでかなりの強さを発揮する1枚ですね。カードの効果を説明します。
霧の騎士
コスト(2)(青)の「2/2」「人間・騎士」で
「側面攻撃」「霧の騎士が戦場に出たとき、あなたは(青)を支払ってもよい。そうしない場合、騎士(Knight)1つを対象とし、それを破壊する。それは再生できない」
という能力を持っています。
追加で(青)を払わないと騎士限定の除去が誘発する騎士です。
他の騎士がいなければ自身を破壊しなければならず、場に残すなら追加コストを払って(2)(青)(青)の「4マナ・2/2・側面攻撃」というイマイチなスペックの弱いクリーチャーになります。
でも、相手が騎士をコントロールしていれば、3マナで「2/2 側面攻撃」を場に出しつつ、クリーチャー1体を除去できる破格のスペックになる強力なクリーチャーです。
ミラージュブロックのビートダウンでは騎士を採用しない方が難しいのでメイン採用でもいいクリーチャーですね。
青を使うならメインとサイドに合わせて4枚あると良いかもしれません。
最後に
個人的に好きなミラージュブロック構築のデッキ「青単ジン」を紹介してみました。
当時、「竜巻のジン」を使ったデッキを組んでいた方になら懐かしい話だったんじゃないでしょうか。
4マナ「4/4 飛行」は今でもそこまで悪いスペックでもありませんし、意外と使えるデッキだと思います。
現代で似たようなデッキを組みたかったら「竜巻のジン」の上位互換の
を使って組めなくもありません。
手札に戻す土地が「島」ではなく「何でもOK」になっているので、
・光輝の泉
のような能力持ちランドを再利用すると楽しいかもしれません。
コモン落ちしたらパウパーで組んでみたいです。
懐かしのデッキを上位互換のカードを使って現代に蘇らせるというのも楽しいかもしれませんね。
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